2017年9月訪問 群馬県藤岡市にある八塩温泉をご存知でしょうか？ぴーぱーは以前、秘湯を守る会の会員宿を調べている時に初めて知りました。この度埼玉県小川町周辺で温泉を探していたところ、群馬県ですがほど近いこの八塩温泉を思い出し、八塩館を予約したわけです。 でもね、実はこの八塩館は…… more 秘湯を守る会の会員宿ではないんですよ。八塩館はぴーぱー好みの「夕食部屋食」だったので選んだだけσ(^_^;) それでは初めての八塩温泉に行ってみましょう( ´ ▽ ` )ﾉ 埼玉と群馬の本当に境目くらいにある温泉です。他の人の口コミを見てみると、ゴルフの前後に利用している人が多いようです。この辺り、ゴルフ場が多いのかな？ チェックイン可能時間の15時くらいに着いちゃいました。駐車場は左側の砂利道部分です。まだ誰もいません。 なかなか趣きのある入り口ですね。 「ヤシオカン」と片仮名で書かれているのが時代を感じます 入口周辺 玄関も昭和な雰囲気 お土産売り場にはお菓子の他にだるまも並んでます。 自販機もロビーにありました。 フロントで名前を告げようとすると『はいはい、ぴーぱーさんですね』という感じで迎えられました。『ん？ウェルカムボードには他にも名前が書いてあったけど、なんでわかるんだろ？』 お部屋 チェックイン手続きを終えるとお部屋に案内してくれました。 お部屋は3Fの306号室。じゃらんからも予約できますが、公式サイトから予約した方が1人/1,000円(税別)安かったので公式サイトから予約しました。 プラン名：♪♪定番人気 スタンダードプラン ♪♪ 部屋タイプ：通年　和室（８畳～１５畳タイプ） 土曜日泊　1人 / 10,800円（入湯税別） お部屋は広々12畳 広縁のテーブルセットが素敵です。 窓の外は緑と橋。 部屋に案内してくれた女性（多分、お嬢さん）がお茶を淹れてくれました。お菓子はだるませんべい。 浴衣やタオル類はクローゼットの中です。 ぱーは色浴衣ってあんまり好きじゃないんですけど、せっかく置いてくれてたので着させてもらいました（^人^）浴衣、地厚で良かったです 入り口の方に戻りましょう。 年代物の冷蔵庫。 見事な差し込み式です。 値段表はこちら。 こんなドリンクメニューもありました。 洗面所とトイレも渋いです。こういう「木のドア」最近見ないですよね〜｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡ 鏡は下の方が剥がれてるしσ(^_^;) でも、色々気遣いは感じられるんですよ(*´ー｀*) 「木のドア」の奥はトイレ。 ウォッシュレットあって良かったね〜 お風呂も素敵です。 間取り図を見ると、この部屋はやや狭め？ とにかく各所から昭和の香りが漂うお部屋です(●´ω｀●) 先日泊まった鹿教湯温泉のホテルやまやもそうでしたが、きっと高度経済成長期に初代がお金をかけて建てたのでしょう でも、ホテルやまやと違って八塩館は清潔感があります 洗面台の鏡は剥がれてますが、トイレはウォッシュレット付きにしたりパリッとした浴衣を用意したりと努力してるのがわかります。施設は古いですが、気持ちよく滞在できますよ( ´ ▽ ` )ﾉ 大浴場 早速初めての八塩温泉に入ってみましょう。大浴場は1Fです。 「レストラン モンゴル」って気になりませんか？(・ω・)ぴーぱーはすごく気になったので見に行ってみたら、どうやらジンギスカンが食べられるお店らしいです。だから「モンゴル」( ^ω^ )/ 現在も営業しているのかどうかわかりませんが、大浴場の奥にあって外からも直接入れるようになってました。ガラス越しに店内を覗いてみたら、結構立派な造りのお店でしたよ。 それはさておき、大浴場です。 大浴場の入り口付近にも自販機がありました。 まずは八塩温泉について勉強しましょう。「八塩温泉」というだけあって塩化物泉なんですね。各地を旅していると、思いがけないところで塩っぱい温泉に出会うことがありますがこの八塩温泉もその1つのようです。 泉温は14℃。泉質は塩化物強塩冷鉱泉。「強塩」とはスゴい！！ 掛け流しじゃないことは最初からわかっていました。 まずは女湯からご紹介。 年季の入った脱衣所。 化粧水が置いてあったのは嬉しいサービス 早速入ってみましょう♬ 窓が大きくて明るい浴室です。右側の岩の上からザーザーお湯が注がれてきます。愛媛県の古岩屋荘のお風呂に似ていますね。でも、結構高いところから落ちてくるのでうるさいしお湯が顔にかかるのがちょっと迷惑 ボディソープとリンスインシャンプーは旧型ですが、清潔感はありますよね(*´ー｀*) 塩素臭もほぼしない、キレ〜イなお湯です。ドキドキしながら「強塩泉」をちょっと舐めてみました。が、『ん、、？？』全然塩っぱくありません(・ω・)　不思議だな〜。 続いて男湯をご紹介。 広い脱衣所です。 ヘアトニックと ブラシが置いてありました。 ここにも分析書が掲示してありました。流出量は測定せず、となっていますが、水分中のナトリウムイオン濃度は相当高いです。かなり塩っぱそう ワッ！！男湯広いーー！(◎_◎;) 一面窓なのは女湯と一緒だけど、浴室の広さの「差」があまりに大きすぎませんか!?(ㆀ˘･з･˘) 男湯も勢いよくお湯が落ちてきますが、これだけ浴槽が広ければ逃げ場もありますね。 洗い場もたくさん。 男湯もお湯はフレッシュな感じで良かったですが、やはり塩っぱくはなかったそうです。 ふうむ、、、ぴーぱーは考えました。もし温泉分析書通りの数値なら、相当塩っぱいお湯になるはず。それなのに無味であるのは加水量が多いからでは？流出量も「測定せず」となっているし、もしかしたら大半が水！？、、、とか？:(；ﾞﾟ’ωﾟ’): 真相は定かではありませんが、ぴーぱー共通の感想として「循環してる割にお湯がフレッシュ」です。もしかして湧き水で加水してて、そのお水がイイ！、、とか！？ 部屋で延々お湯談義を続けたぴーぱーですが、1つだけお湯がフレッシュな理由がわかりました。その日、他に泊まり客がいなかったんです(・∀・) だから到着してフロントに行くと、名前を告げる前から『はいはい、ぴーぱーさんですね』的な雰囲気だったのか〜。 ちなみにウェルカムボードにはぴーぱー以外に数組の名前が書いてありました。この辺りもホテルやまやと一緒 昭和の宿は手口が同じですな〜(￣▽￣) 夕食 さて夕食です。お願いしていた通り18時半に、部屋まで案内してくれたお嬢さんが夕食を運んできてくれました。 お品書きはありませんでした。お嬢さんは「陶板焼きはカモ肉です」とだけ教えてくれました。 キレイに盛り付けられた前菜。 天ぷらも衣サクサク 刺身はイマイチだったけど、山の宿だから最初から期待してません。カモ肉はちょっと臭みがありました デザートもキレイな盛り付け ご飯美味しかったです。 料理はどれもとてもキレイ でも、気のせいか手作りのものが少ないと思うのですが、、？ 例えば前菜。酢物は(多分)手作りだと思いますが、他は切っただけ(?)の物ばかり。蓋の中の和え物も手作りかどうか微妙です お刺身とお肉ももちろん切っただけ。 天ぷらはさすが！上手に揚げてますが、煮物はもしかして、、出来合い？ 部屋食でゆっくり食べられたのは良かったですが、正直美味しいと思うものがなかったのが残念でした〜 朝食 朝食は広間食。1Fの奥の宴会場でした。 「広間食」と言っても広い部屋で2人だけですヽ(・∀・) 2人だけなんで、逆からも撮ってみましたσ(^_^;) 朝食もキレイです。 キレイですが、やはり手作りっぽいものはありません。盛り付け上手 ホテルやまや同様、施設は大きいのに宿泊客が少なくて維持できるのかなぁと心配しましたが、帰り際に他の宴会場で宴会の準備をしていました！！Σ(￣。￣ﾉ)ﾉ 日曜日のお昼に宴会があるようです。 八塩館は(多分)老舗旅館だし盛り付け上手だから「料亭」としての使われ方もしてるのかもしれませんね。 泊まった感想 以前から気になっていた八塩温泉に行くことができて満足でした(*^ω^*) が、逆に八塩温泉についての「謎」が深まってしまいました 部屋に置いてあった案内に、宿の裏に源泉がある旨が書いてあったのでチェックアウト後に見に行ってみたんです。 しかしそこには、ただの掘建小屋とポンプらしきものがあっただけで実際にそこから源泉を汲んでいるのかどうかも不明でした。つまり全然「謎」が解明されなかったよ！！。・゜・(ノД`)・゜・。 歴史はあるようですが、一体八塩温泉の「今」はどうなっているのか、、？ 知っている方がいたら是非教えていただきたいものです。     空室確認＆予約はこちらをクリック⇩ 他の人のレビューも見たい方はこちらもオススメ⇩ close

八塩館（八塩温泉）