国道４７号線沿いにある温泉好きには有名なお宿です。湯治・旅籠どちらにも対応していて、泉質の良さが結構知れ渡り、この湯のファンも多いようです。 以前、日帰り入浴料金４００円。その後、一時的に日帰り入浴受付中止になり、復活しても８００円に値上がりして、さすがに足が遠のいておりました。…… more 宿側としても、宿泊客を大事にするためにこのような形を取ったのだと思いますが、今は５００円に値下がりして落ち着いています。 到着すると、相変わらず狭い駐車場なので苦労します。まだ、あまり車が停まっていなくて助かりました。 ［道路沿いのこの看板目印］ 日帰り入浴 料金：５００円　　湯巡りシール２枚 時間：１１時～１４時 　　　　 平成２９年８月　訪問 館内に入り受付の所で入浴料金を払います。女将さんが対応してくれました。久しぶりだったので、こんなレイアウトだったな～と思い出しながらお風呂に向かいます。 お風呂の入口は男女共隣り合わせ。大きな暖簾が掛けられています。 ［風呂入口　以前と暖簾が変わったかも］ 反対側には湯上がり待ち合わせに丁度よいスペース。夏に訪れたので扇風機が用意されていました。湯上がり、風があるのは助かります。 ［湯上がりの待ち合わせスペース　譲り合って利用しないと］ 脱衣所、シンプルなレイアウトです。脱衣棚と脱衣籠がある場所、一番奥の角になっており、出っ張らないように作られているのが特徴。６名分の脱衣籠ですが、それほど多くの人がこの浴室で同時に入浴しませんから。と言うか、これで沢山まとめてきても少し分散するようにしているのかもしれません。 ちなみに、個人見解ですが、脱衣棚や脱衣籠が用意されている数の半分の人数が同時に浴室にいても問題ない程度と理解しております。だいたいそのぐらいのバランスになっていることが多い。 ［脱衣所　貴重品ロッカー無］ 洗面台１つ。まあ、汗を拭いたタオルを絞るとかメガネを洗うとかその程度にしか使いませんでした。メガネを湯上がりに水洗いしておくのはとても大事です。 ［洗面　ちなみに、反対側に貼紙多数］ お風呂は男女別内湯×１。 すてきな木造の浴室＆湯船。この雰囲気で旅籠も受け入れているのはちょいと驚きですが、それを理解しているお客しか殆ど来ていないはず。それでも、以前訪れた時に比べるとリニューアルされてきれいになっています。 乳白色というより、少しグレーがかった湯。この日の色はこんな感じ。日替わりで多少色が変わるのもここでの楽しみであります。硫化水素の香りが毒々しさをさらに強調するのですが、これが温泉好きにはたまらないのです。 ［美しい浴室］ 掛け湯してみると、思ったよりぬるめ。４２℃弱ぐらいでした。なんか、勝手に熱めの湯をイメージしていたのですが、少し熱めなのは隣りの西多賀の湯で、こちらはぬるめだったのを来てから思い出したぐらいです。ある意味、真夏の入浴だったので良かったかも。 ［泉質で黒くなった湯船の淵　グレーがかった湯］ 数センチ体を入れただけで全く見えないほどの濁り度合い。湯口からは透明な湯が注がれているのにね。この湯口からの湯を少し舐めてみたのですが、やっぱりまずいです。金属の味もします。この毒々しさが何かに効くのかなという期待を抱かせてくれます。肌がスベスベという雰囲気はなく、皮脂が落ちる感じ。毛穴の汚れが取れているのかなと思ってしまうほどです。 ［湯口　このシンプルさが良い］ シャワーはありません。お湯が出ている洗い場があるだけ。置いてあるケロリン桶がグレーになるぐらい、お湯の成分も濃いのです。時間があるのでのんびり髭剃ってみました。少しひりひり感が出てしまった。泉質のせいかな。置いてあるボディーソープ、この泉質でも泡立ち良かったのがとても気に入りました。 宿泊者のために、シャンプーができる洗面台が廊下に設置されています。宿泊時、女性はそっちを利用したほうが無難な気もしますね。 ［洗い場　ケロリン桶がとんでもない色に！］ この東多賀の湯の特徴は、硫化水素中毒にならないために換気口がたくさん設置されていること。浴室床面付近にも、もちろん換気口があります。こういう造り、温泉の泉質によって特徴があることに気づいていくのも湯巡りの楽しみでもあります。 ［換気口　安全のためには必須］ ちなみに、天井付近には強力な換気扇がきちんと設置されています。 ［強制換気もしっかりしています］ 最初、１０分ぐらいは１人での入浴でしたが、その後、比較的若い方が入浴してきました。特に会話するわけでもなく２人並んで入浴。その人は１５分も浴室にいなかったと思います。あっというまに出ていってしまいました。もしかしたら、たくさん湯巡りしている人かな。 少ししてからこんどはお爺ちゃんが入ってきました。足腰弱いようで、ゆっくりゆっくり歩いて湯船に入ります。もう何十年もこのへんの温泉には通われているような話でしたよ。東多賀もよく訪れるとか。硫黄系のお湯が好きみたいな話でした。 湯上り後、畳のスペースで一休み。マネージャーが先に上がっていました。このお宿は、お湯を大切にする宿なので、一度は泊まって湯を愉しんでみたいと前々から思っています。ただ、お値段がそれなりなのでどうしようかと毎度思ってしまうのもあるのです。けして高い料金設定でもないのですが、他の宿でもっと安いプランを見つけてしまうとどうしてもそちらを利用してしまって。 いずれ、宿泊利用してみたいなと思います。マネージャーの手には合うようです。 主婦湿疹　◎ close

鳴子温泉　東多賀の湯（宮城）　再訪１