国道４７号線、鳴子の車湯交差点直ぐ近くにある旅館です。今回で２度めの訪問。とても良く温まる湯だったので、真冬にいいなと思いまた訪れてみました。駐車場は建物の裏側。初めての時はすぐにわかりにくいかもしれません。 ［宿の裏側　こちら側に駐車場がある］ 日帰り入浴 料金：５００円…… more 　（湯巡りシール２枚） 時間：１０時～１５時 平成２８年１２月　訪問 館内に入ると、すごい数のスリッパが並べられています。この日はたくさん宿泊客がくるのかしら？受付に女将さんがおりました。入浴OKとのこと。湯巡りのシールを渡して早速お風呂を利用させていただきます。 ここの女将さん、なんか、ほんわかした雰囲気がありそれがまた良いのです。なんていうのだろう、カチッとしたタイプの女将さんだと、こちらも緊張して休みに来たのだかなんだか分からなくなる時あるのですが、やわらかい対応の人だとこっちがすごいリラックスした気分でお宿を利用することが出来ます。こういう部分はやっぱり人なんだなと思いますね。 ［受付　スリッパがいっぱい］ 受付からまっすぐ廊下を進むとまずは女湯、次に廊下にある洗面台、そこから少しまがると一番奥に男湯があるのでした。 ［廊下にある洗面台　　脱衣所に洗面台無］ 脱衣所はけして広くありません。一番奥の壁の所に脱衣棚と脱衣籠。１マスが小さめの作りなので、コートや荷物が１マスに入り切りません。申し訳ないと思いながらも２マス使わせていただきました。 ［脱衣所　幅が狭い］ 脱衣所入口方面には多少飾り物、除湿機が設置されています。若干湿度高く感じる脱衣所。だから除湿機が設置されているのでしょう。 ベンチがあるので着替える時は楽。ただ、細長い脱衣所で狭いため、２人か３人だったら良いですが、５人以上同時に来たらちょっと対応出来ないと思います。 ［脱衣所入口側　戸を閉めると湿度がこもる］ お風呂は男女別内湯×１。 浴室の戸を開けた瞬間、すごいあぶら臭。くらっとくるぐらいの濃いあぶら臭で先制パンチくらいました。そういえばそうだったと思い出したのです。台形の湯船はまだ完全にお湯がたまっておらず。でも、入浴するには十分な量が入っていました。４～５人ぐらい入るのに丁度よい湯船です。 ［あぶらかたぶら　すごい良い香りが楽しめます］ 掛け湯すると熱めて気温。４３℃ぐらいだと思います。湯船の底は完全に見える透明度、浴槽の色の関係でお湯の色がわかりにくいです。若干黄ばんだような色をしているかも。 ゆっくり体を沈めると、包まれている！って感じがします。お湯が肌にまとわりつくというのか、なんでしょう。肌への感触がなかなか良いのです。特に女性はこういう浴感いいと思います。 ここの湯船は場所によって若干深さが異なります。自分で入りやすい場所をみつけて対応すると快適な入浴を楽しめます。まあ、単純に排水口付近が深めに出来ているだけなのですが。 湯口はというと、パット見た感じ２つあります。たくさん出ている方が撹拌用に循環している湯です。パイプむき出しの方がほんとの源泉湯口。この湯口のお湯、絶対触っちゃいけません。温度計で計ったら約７０℃ありました。火傷します。鼻を近づけてあぶら臭を楽しんでみましょう。好きな人にはたまらなく良いあぶら臭が楽しめます。 ［写真左のパイプ　源泉湯口］ シャワーは２台。水圧は十分。ただし、ここの混合水栓は自分でお湯と水を調節する必要があります。最近、自動混合水栓が多くなっているので、このタイプ、子供が使い方わからない場合もあります。それと、お湯の方だけひねって熱い湯で火傷しないよう要注意。 シャンプーやボディーソープは馬油シリーズのが用意されています。結構好みのやつです。 ［シャワー　シャンプーの置き方も独特］ ここのお湯に浸かっていると、石膏成分的なものも十分に感じることが出来ます。あぶら臭が強烈すぎて、それ意外の事を見落としてしまいがちなのですが。 この石膏成分的なものがはいっているとよく分かるのがこれ。パイプの湯面に値する部分に温泉成分が凝固しています。サルノコシカケみたいのがだんだんと大きくなってきていますよ。 ［パイプに付着した温泉成分　サルノコシカケか？］ じわじわと温まるというより、ぐわぁ～っと一気に体が温まる感じ。あっというまに、湯船の中にいるのが辛くなってしまいました。湯船の縁で体を休ませたり、途中、脱衣所に戻って水分補給をしたりしながら約１時間浴室にいました。その間、誰一人入ってこなかった。おかげで、途中トドにもなりながらのんびりすることが出来ました。誰かいたらそんな事できないけどね。 湯上り後、受付前のロビー部分に行ってみるとマネージャーはとっくに上がっていました。やっぱり、よく温まる湯なので長く浴室にいることもできなかったようです。 ［ロビー部分］ ちなみに女湯はこんな感じ。 ［女湯］ ［女湯　湯口］ 男湯と違って、シャワーは反対側の壁ずつについているのですね。男湯は２台並んでいたけど。 ［女湯　シャワー］ 鳴子旅館のHPや宿内にある掲示を見ると、ここは撹拌のために循環装置を利用しているが消毒剤は不使用。その分、清掃をきっちりやっているという事みたいです。なので、限りなく掛け流しに近い状態だと思います。事実、循環の湯とは思えないお湯の状態ですから。 宿の人が忙しいのか誰も居ないのでそのまま帰ろうとした時、女将さんがどこからか車で戻ってきました。やっぱり、スリッパいっぱい出していたから今日は忙しかったのかも。ご挨拶も簡単にいろんな荷物を持って受付の奥の方に行ってしまいました。忙しいというのは良いことだ。 ［宿裏にある駐車場］ 車で帰る途中、肌がみずみずしい状態。たっぷりお湯の成分を取り込んで良い状態になったみたいです。表面もスルスルだし。そして・・・もう眠くて眠くてというのが本音。ここのお湯は日帰りで入浴だけだと体ちょっとしんどいかもしれません。一度はどんな湯か日帰りで訪れてみて、気に入ったら是非泊まりで訪れてみることをお薦めします。湯上がりに布団ですぐに寝たかった。宿泊利用も前向きに考えてみます。 主婦湿疹　○ close

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