川渡温泉の中では、比較的奥まった場所にある宿です。ここは初めて訪れる人にはトラップが仕掛けられているとしか思えない事があります。それは、建物が新館と旧館とあるのですが、まずは旧館側に行って入浴料金を払うのです。とにかく、ここの建物を訪れてみて、普通は新しい方の建物から出入りするも…… more のだと思うでしょう。まあ、慣れている人は旧館側にまっすぐ行きます。 駐車場が狭いのが難点。５台ぐらいしか停めること出来ません。まあ、ここを訪れる人の数からすれば十分なのかも。 ［旧館側から入る］ 日帰り入浴 料金：４００円（入浴のみ） 　　　５００円（髪を洗う場合） 時間：不明 平成２７年１０月 平成２９年　１月　訪問 入口の前にある和室で、だいたいこたつに入って宿の人はのんびりしています。そこで入浴料金を払いお風呂を利用させていただきます。 廊下を進むと、まず目に入るのが旧館側にある貸切風呂。ここ、競争率が高いので空いているタイミングで利用してしまいます。 旧館の貸切風呂、脱衣所が狭い。同時に２人着替えできるかどうか。脱衣棚があるのみ。結構暗め。この雰囲気が湯治宿っぽいなと思ってしまいます。 お風呂は長方形の湯船があるのみ。３人ぐらいしか入れないでしょう。シンプルな作りがこれまた良い雰囲気なのです。 ［貸切風呂　鮮度抜群でかなり好き］ ここでまず確かめなければならない重要な事があります。それは温度。誰も入っていな時間が長いと、絶対入れないような温度になってしまっています。今回も試しに・・・と思い、温度計でまず計ってみたら４８℃ありました。がんばって置いてある洗面器でお湯をかき混ぜてみたのですがまったく入れるような状態になりません。やむを得ず加水。 ４４℃ぐらいになるまで加水して入浴。温泉本来の浴感ではないかもしれませんが、これでも十分素晴らしい湯を楽しむことが出来ます。ここのお風呂は気候や様々な条件で色が違います。訪れた時は湯船の底がはっきり見える程度のグリーン。個人的には、鮮度が高い時ほど透明度が高いと思っています。 しっとりとする湯。熱いので正直あまりお湯のこと感じている余裕がありません。この攻め立てるような熱さがこれまた心地よいのです。１分ぐらい我慢して入っては、湯船の縁で休憩。これを何度も繰り返す入り方。何度か繰り返しているうちに血行が良くなり、汗が止まらないぐらいになってきます。 お湯をよく見ると、白い湯花と黒い湯花が混在しているのが特徴的。卵スープみたいな湯花になっています。若干硫黄的な香りもあるし、あぶら臭ではないな～、なんか別の香りも楽しめるのです。粘土のようなもの？同じ川渡温泉にある藤島旅館のお湯はどちらかというと熟成された湯という感じですが、それとはまた違った味わいがあってこれはこれでなかなか気に入っています。 この浴室、流れ出た湯は浴室の端の方をうまく利用して排水がされるよう工夫されています。老朽化もあって、若干流れが悪い時もありますがうまく設計されているなといつも感心しますね。 ［排水はうまく工夫されている］ 湯口は若干複雑な作りをしています。この湯口、写真右側のパイプが大事なのです。どうしても熱い時、このパイプの所に加水ホースをさして加水するとなかなか良い感じです。あとは、パイプの角度を調節して、湯船に入る新湯の量を調節する事もできます。以外と機能的なのです。 ［湯口　右側のパイプをうまく使うのがポイント］ ２０分～３０分ここを利用するといつも上がるようにしています。次の人のためにもね。そして、次に向かうのは新館側にある男女別の内湯です。 ［男女別風呂入口］ こちらの脱衣所もけして広いとは言えません。同時に着替えできるのは２人か３人。脱衣棚の一枡が大きいので、バッグも服も十分収めることが可能です。 ［脱衣所　脱衣棚使いやすい］ 洗面台は鏡も大きくなかなか良いですよ。洗面台野分にあるのが暖房器具らしい。 ［洗面台］ お風呂は４人程度が入るのにちょうどよい大きさ。タイル張りの湯船。湯船の縁が少しだけ高く作られているのが特徴的でしょうか。 ［程よい大きさの湯船　透明度の高いグリーンの湯］ こちらのお湯も若干緑がかっています。そして同じように白黒湯花もありますね。でも、なぜか貸切風呂よりこちらの湯のほうが鮮度を感じないのです。それは良くわからない。温度は４４℃ぐらいに調節されていました。だらりと入っていると幸せ感があり、じっとしていると、体毛に湯花がからまってきます。こちらの湯花は卵スープというよりは消しゴムのカスみたいな大きさですね。入浴客が多くて湯花も小さくなっている？ ［湯口　だいぶ老朽化してきました］ シャワー３台。ほとんど使ったことありません。ここは洗髪料金が別に取られるのでいつも入浴のみで帰ります。まあ、入浴のみでも体を洗う時はシャワー使って良いみたいですが。なぜかかみのやま温泉の公衆浴場みたいに洗髪料金が別になっているのでした。 ［シャワー］ よく温まる湯です。いつも首筋を温めるように入浴します。そうすると、体は自然と伸ばすようになり、つま先や足の裏まで血行が良くなるのが実感出来ます。以前はものすごくお湯の事を感じようと色や香り、浴感などを細かくチェックするような入り方をしていたのですが、最近はデータじゃない。楽しければ良いという感じで、何も考えずだらりと入浴するようにしていました。 ［女湯］ 湯上り後はお風呂入口前のソファーで一休み。ここにおいてある団扇がなんとも良いなと思いました。 ［うちわ］ ちなみに、平成２９年１月に訪れた時は男女別のお風呂が工事中。だいぶ老朽化していましたからね。そのため、貸切風呂しか利用できませんでした。確か、２月中ぐらいに完成すると宿の人は言っていたので、そろそろ出来上がっている頃だと思います。 うちもそろそろ新しいお風呂が出来たか訪れてみようかと思います。 主婦湿疹　○ close

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