JR旭川駅の駅前バスターミナルから、層雲峡（そううんきょう）行きの路線バスに乗り込みました。 　乗車したのは夕方でしたが、層雲峡（そううんきょう）温泉までは夏場でも約９０分かかりますので、だんだんと車窓風景は暗くなっていきました。 　９月下旬でも旭川市郊外の田園には黄金色の稲穂…… more が広がっていましたよ。 　遠くに見えているのが、北海道の大屋根、大雪山の山系でしょうか。 　目指す層雲峡温泉は大雪山系の北東側のふもとにあります。 　JR旭川駅からはほぼ真東の方向になりますが、道路は山間部を進み、弓なりに曲がっているので結構時間がかかります。 　ネットで現在の路線バス時刻表を見ると、JR旭川駅前からは１日７本出ていて、層雲峡までは１１５分となっています。積雪時期と、そうでない時期では発車時間や走行時間が違うのかもしれませんので、直前に検索して調べてから行きましょう。 　層雲峡温泉では、『層雲峡温泉　氷瀑まつり』が開催中です。 　今年の「層雲峡温泉　氷瀑まつり」の開催期間は、 　2018年01月25日 (木)～2018年03月18日 (日) です。 　層雲峡の断崖絶壁から流れ落ちる滝が凍りつき、巨大な氷瀑となってそそり立ち、石狩川沿いに造られた氷の建造物が七色の光に照らされて神秘的な表情を見せます。 　開催期間中の夜には花火も打ち上げられるそうです。 ↓　層雲峡温泉氷瀑まつりの特設ホームページはこちらです。 「層雲峡温泉 氷瀑まつり2018-北海道層雲峡観光協会」 http://www.sounkyo.net/hyoubaku/ 　道は石狩川に近づいたり離れたり。 　石狩川は層雲峡の方向から流れてきています。 　石狩川の水源は層雲峡より南東方向にある石狩岳にあり、大雪山系の東端から北西へ流れ、旭川市内から南西方向に流れて、札幌市に近い海沿いの石狩市の石狩湾へと注がれます。 　石狩川の長さ268km は信濃川、利根川に次いで全国で3位を誇ります。 　層雲峡に入ると、右手に石狩川が流れ、その右には、高くそそり立つ山の壁が続きます。 　左手側も同様に山の壁が続きます。 　層雲峡は石狩川を挟んで約24kmの断崖絶壁が続く峡谷なのです。 　暗くて分かりづらいですが、９月下旬のこの頃にはこの辺りの山々にも紅葉が下りてきていました。 　層雲峡温泉は石狩川沿いだけでなく広範囲に広がる大きな温泉街ですが、中でも石狩川沿いには大きなホテルが立ち並んでいます。 　こちらの「朝陽リゾートホテル」には、層雲峡温泉の中でも珍しい白濁の硫黄泉があります。 　泊まるとちょっと高いですが、日帰り入浴もできますのでオススメ！　層雲峡に来たら入っておきたい温泉です。 　大きなホテルを幾つか通り過ぎ、終点の層雲峡バスターミナルへ！（この時間のバスターミナルの写真は撮り忘れました） 　バスターミナルからすぐの場所に、「黒岳沢川」を渡る橋「映月橋（えいげつばし）」があり、ここからの眺めは壮観です！ 　黒岳沢川はその名のとおり大雪山系の黒岳から流れ落ちる川で、この橋のすぐ北（反対方向）で石狩川に合流し、吸収されます。 　黒岳沢川を渡って、上流に向かって右側からの風景。 　すでに暗くて分かりづらいですが・・・・。 　あの突き出ている岩山を「映月峰（えいげつみね）」と言うそうです。 　映月橋のそばから下流方向を見ると、大きな断崖絶壁が見えます。 　※画像をクリックすると大きな画像で見られます。 　層雲峡温泉の全体図です。 　全体が入るように撮ったつもりだったのですが、広すぎて右の端っこが入りきっていませんでした。 　実際には、右端に「朝陽リゾートホテル」があります。 　※画像をクリックすると大きな画像で見られます。 　温泉街の中心地をズームアップ！ 　旅の初日の宿は「ホテルノーザンロッジ」さんです。 　黒岳沢川の上流に向かって右側の建物群の中にあります。 　この辺りは、小規模・中規模の温泉宿が多いです。温泉宿が集中しているため、露天風呂のある宿は少ないですが、大きなホテルよりも安く泊まれる宿が多く、「黒岳ロープウェイ」の山麓駅に近いので、朝食なしで泊まって早めにロープウェイに行き黒岳に登りたい登山目的の方にはオススメです。 　今の時期、「層雲峡温泉氷瀑まつり」が目的で、ゆったり広い温泉で温まって美味しい料理をいっぱい食べて朝もゆっくり過ごしたいなら、大きなホテルに泊まったほうが良いかもしれませんけど。 　「ホテルノーザンロッジ」は、洋室６部屋、和室３０部屋の中規模ホテルです。 　１部屋１部屋が小さめなので、ホテル自体は小さめに見えますが、結構部屋数はあるんですね。 　夕食に地元の食材を使ったチーズフォンデュが付くコースや、愛別産のきのこ鍋が付くコースのプランがあり、夕食付きのプランも大人気だそうです。 　ただ、今回はチェックインが遅くなってしまうし、朝は早く出て黒岳ロープウェイに行きたかったので、素泊まりでの予約でした。残念。 　翌日と翌々日は層雲峡の大きなホテルに泊まったのですが、朝早く出るためには豪華朝食バイキングを放棄しなければならず、もったいないことをしました。 　黒岳登山がメインで行くなら、宿は小さな温泉宿で、素泊まりか夕食のみにしたほうが良いです。 　紅葉時期の「黒岳ロープウェイ」は朝６時から運行開始しますので、登山目的なら団体観光客がたくさん来ない朝６時台のうちにロープウェイに乗ることをオススメします。 　朝食は前の日のうちにコンビニで買っておきましょう。 　お部屋です。思っていたほど狭くはなくて、くつろげる和室でした。 　テレビ、冷蔵庫、電気ポット、暖房あり。 　ユニットですがバス・トイレあり。ウォシュレットは付いていませんが、まあ、部屋にトイレがあるだけでも他の部屋トイレなしの宿より良いでしょう。 　次の記事で温泉を紹介します。 ◆日本ブログ村のランキングに参加しています。 ↓　凸ぽちっと、応援お願いします。 にほんブログ村 にほんブログ村 ★撮影時期＝２０１７年９月 ★撮影場所＝北海道旭川市、上川町 ↓　北海道・東北地方（北東北）の温泉のインデックス・ページはこちら。 「とある温泉宿・日帰り温泉の記事目次（インデックス）　［北海道・東北地方（北東北）編］ 」 close

層雲峡温泉「ホテルノーザンロッジ」(１)路線バスで夜の層雲峡へ　〔北海道上川町〕