宮城県仙台市にある、作並温泉にて日帰り入浴をしてきました。 作並温泉は、古くから仙台の奥座敷として文化人をはじめとして 多くの人に愛されてきました。 今回訪れたのは、「元湯鷹泉閣 岩松旅館」です。 仙台駅からは、車でも電車でも40分程でアクセスでき、電車で作並駅に到着す…… more ると 宿の送迎車が待機しています。 岩松旅館は、鎌倉時代に源頼朝が奥州平泉の藤原氏討伐の際に、 一羽の鷹が温泉で傷を癒しているのを見かけたことから 源頼朝自らも湯で疲れを癒したと伝えられています。これが後に宿の 屋号になったようです。 旅館としては、江戸時代の寛政8年（1796年）に仙台藩主に許可を得て 8年もの歳月をかけて整備したと言われています。 更に、土井晩翠、正岡子規、岡本一平、宮尾しげを、ブルーノ・タウト等 多くの文化人にも愛されたようです。 まずは、受付で入浴料を支払ってタオルを受け取り 内湯の不二の湯に向かいます。 こちらの温泉は自然湧出で源泉温度が61度ほど、 泉質はナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉で 塩素消毒されずに、源泉かけ流しにされています。 適応症としては、切り傷、冷え性、動脈硬化、脳卒中などに 良いと言われている泉質です。 ちなみに、ph8.3の弱アルカリ性の温泉で、無色透明です。 脱衣所には、適温にする為に加水をする場合があるとの注意書き がありました。 不二の湯は、数十人は入れるとても広い大浴場にも関わらず、 混浴の露天風呂が人気なのか、貸切状態で利用させてもらいました。 内湯で身体を温めてから、一旦着替えます。 そして次に向かったのは、88段の階段を下りていったつきあたりにある 天然岩風呂（混浴）です。 入口に近い方から、新湯、瀧の湯、鷹の湯、河原の湯と 4つの源泉毎に浴槽も分かれています。 泉質は内湯の不二の湯と同じナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉で 各々52度から59度程ある源泉が、かけ流しにされています。 掲示されている温泉分析書には、夏季は加水、冬季は加温されていること、 湯は循環していないとの記載でしたが、残念ながら塩素消毒されております。 温泉自体が透明で無臭なだけに、入浴中も塩素臭が気になります。 そうは言っても広瀬川沿いにあって、時おり雪もパラついて とても情緒がある露天風呂でした。 川の音しか聞こえないので、静かに湯浴みを堪能できます。 4つ浴槽がありますが、鷹の湯が一番浴槽の温度が低めで 長く浸かっていられました。 最も奥にある河原の湯が、一番高温だったように感じます。 天然岩風呂は混浴ではありますが、タオルを巻いての入浴はできないようです。 また、脱衣所は男女別に分かれているものの、浴槽への入口は1ヶ所なので 人の出入りが気になり落ち着いて入れない等の理由から 女性が入るにはかなり難易度が高いと感じられます。 実際に、私が訪れた時にも男性客しかいませんでした。 この混浴から階段を上がって少し高い場所に 女性専用の浴槽もあり、そちらを利用される方が 多いようです。 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 【訪問時期：2017年2月】 日帰り入浴情報 大人：1270円（平日）1570円（土日祝日） 子供：600円（平日）800円（土日祝日） 受付時間：平日　11:00～15:00（最終受付14:00） 　　　　　 　土日祝日　11:00～14:00（最終受付13:00） ※タオル、バスタオル付き ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 温泉ブログランキングに参加しております。よろしければクリックくださいませ！ 温泉 ブログランキングへ close

作並温泉　元湯鷹泉閣 岩松旅館での湯浴み