最上町の前森高原に行く途中にある日帰り温泉です。基本は山口畜産と山形農肥の保養所らしいですが、一般にも開放されていて普通の日帰り温泉施設感覚で利用できます。 この温泉施設があるのはだいぶ前から知っていたのですが、なかなか立ち寄る機会に恵まれず後回しになっていました。マネージャーが…… more 突然行きたいというので今回行く事にしました。 両脇に牛舎？がたくさんある道を過ぎると看板が見えてくるので思ったより分かりやすいです。 到着すると、軽トラが１台停まっているだけで静まりかえっています。はたしてやっているのかしら？と不安になりながらとりあえず入口まで向かいました。 ［基本的には企業の保養所］ 日帰り入浴 料金：３００円 　　　休憩室３００円　１３時～１７時　又は　１７時～２１時 時間：１３時～２１時　（最終入館２０時半） 定休：火曜日 平成２９年３月　訪問 ［時間・定休日］ 館内に入ってみたのですが、人の気配が感じられません。係の人がいると思われるお部屋も誰もいない。さて、どうしようかなと思った頃、奥の方から管理人さんらしきおじさんが出てきてくれました。 なんか、作業中だったようですね。入浴できるとのことなので、入浴料金を払いお風呂利用させていただきます。 初めてなので簡単にレイアウト確認。窓側に待ち合わせに良いソファーがあり、管理人さんからもそこで待ち合わせすると良いと言われました。 お風呂の場所は入口より左手奥側の方にあります。男女別内湯×１。 脱衣所、シンプルな作りながら使いやすそうで良いです。脱衣棚＆籠、ベンチ一つ、洗面台１台、ドライヤー有。広さ的にも３人ぐらい同時に着替えできる広さ。これで貴重品ロッカーがあればなおOKかなと思うぐらいです。 ［脱衣所　脱衣籠はあまり使わないみたい］ ［洗面台　ドライヤー有］ 「おねがい」の貼り紙有。やはり、常連さんになると勝手に調節しようとする人いるのでしょうね。 ［常連さんじゃないとやらないと思うが］ 浴室に入ると、なんか好みのお風呂です。シンプルでありメンテナンスもしやすそう。だからこそ保てる清潔感。贅沢に石を使っている浴槽は、保養所にしては豪華な風呂になっているなと思いました。 ［合理的だが結構贅沢なお風呂］ ８人程度がゆったりと入れる湯船の大きさ。洗面器や風呂椅子もきちんと片付けられており、もしかしたら、本日の一番客？と思ってしまうほどです。 掛け湯すると比較的入りやすい温度。４２℃弱ぐらいに調節されています。万人に入りやすい温度になっていますが、瞬間的にこの温度で最上の地元の人は満足するのだろうか？という疑問がありました。というのは、結構熱湯好きの人が多いイメージ。今まで色々なところで地元の人と一緒になったこと有りますが、ぬるいと文句を言う人が圧倒的に多いのです。熱くて入れないと文句を言う地元の人は少ない。 ［透明湯　湯船からあふれる量もなかなか］ ゆっくりと体を沈めると、お上品なお湯を頂いているという感じです。けして荒々しくなく穏やかな湯なのです。お湯は透明。サラリとした感じの中にもしっとり感もあるお湯です。石膏成分的なものも入っているのかと思います。色・浴感・香りなど、全てにおいて秀でた特徴を感じない湯。実はこの部分が逆に大きな特徴だと思います。この成分がけして濃くない体に負担の少ない湯だからこそ、長く利用していても湯疲れしにくいのです。ゆっくりと温泉で温熱効果を得るためには、成分が濃すぎないほうが利用しやすいと思います。 ［風呂椅子と洗面器が綺麗に並べられている］ だからといって、ずっと入っていられるほどの温度ではありません。しっかりと体は温まり、気がつくと汗がだいぶ出るようになりました。そこでシャワーを使おうとしたのですが・・・３台あるシャワー、全部お湯が出ないのです。ボイラーのスイッチ入れ忘れている？ ［シャワー　お湯出なかった］ そして、このシャワーの所にあるこれがなんとも言えずそそられるものがあります。こんな男らしいボトル今まで見たことありません。やはり、畜産業とかに従事する男は力強いのでしょうか。そんな印象おを持ってしまうボトルでした。 ［力強い男らしさを感じます］ なんとなく、ちょっと息苦しいかなと思い少し窓を開けてみました。そしたら、窓の外には結構すごい庭が広がっています。まだ雪に覆われていますが、春になったらさぞきれいな場所なんだろうとひと目で思いました。 ［かなり贅沢なお庭］ 途中、ひとりのお爺ちゃんがやってきました。最初は挨拶程度だけで終わったのですが、お爺ちゃんが体を洗ったり一通りの事が終わった頃に少しお話致しました。かなり温和な方でこちらに気を使いながらお話頂くので、比較的分かりやすい方言でしたよ。週に何回もここに来るとか。羨ましい限りです。その時思ったのが、このお爺ちゃん、最初からシャワーなんて使う気なくて湯船の湯で洗い始めたのです。もしかしたら、いつでもシャワーのお湯出ないのかしら？ ［女湯］ お爺ちゃんは銭湯感覚でちょいと浸かってしっかり体を洗いまたちょいと浸かるとあっというまに出ていってしまいました。なんか勿体無いなと思うのですが、そんな温泉利用ができる地元の方が羨ましいです。 結果的には浴室にいる時間の半分ぐらいは１人で過ごすことが出来ました。もっと次々客が来るかと思っていたらそうでもないのですね。 ［女湯シャワー］ 湯上り後、最初に決めていた場所でマネージャーと待ち合わせ。ソファーに座って休んでいる時、奥の大広間？大会議室？からおばあちゃん達の話し声が聞こえてきました。日帰り休憩で利用しているのかな？ ソファーの置いてある直ぐ近くに小会議室と書かれた和室の部屋があります。大きなテレビがあり、中央には結構立派な座卓。そしてなぜか布団が一組。さて、どんな会議をするのでしょうか？人生のなかで、布団一組を利用して行う会議は一度も経験ありません。 帰る時、廊下に貼ってあった施設の利用案内を見ると、日帰り休憩ができるようです。持ち込み自由だしなかなか良いかも。でも、ここは午後からしか利用できない。午前中から利用できれば、もっと地元の人でいっぱいになっているのではないかと思いました。保養所なので、人員の関係とかいろいろ事情もあり午後からしか利用できないのでしょうけどね。 ［保養所の利用案内］ ここの温泉、この泉質だと入浴だけじゃなく、農作業用にも使えるのでは？と思いました。農作業ではいろいろ泥汚れで洗わなければならないものも多いと思います。そういう時、ふんだんにお湯が使えるのは良いですよね。確か前に最上町では浴用じゃなく作業用の温泉があちこちに湧いているとか聞いたことあります。各々、個人や組合の管理で。迷惑になるから、そういう場所には行きませんが。 ところで、この日マネージャーが急にこの温泉に行きたいと言い出したかというと、以前テレビかネットの情報で、牛小屋から発生する物質が花粉症改善に効果あるとかいうのを見ていて、牛小屋の所にある温泉に行けば花粉症軽減できると思ったようです。１回か２回訪れたからといって効果があるとは思えませんが、もしかしたら通い続ければ多少効果あるのかも。酷い花粉症で毎年苦労していますから、少しでも軽減できるという事は試してみたかったのでしょうね。 そこで、後から思ったのですが、牛小屋ではありませんが、大河原の「いい湯」には動物がたくさんいます。結構臭いもきついです。あそこに毎日のように通い動物と触れ合っていれば、もしかしたらほんとに花粉症軽減できるかもと思ってしまいました。未だ試したことありませんが、花粉症が軽減できる温泉施設なんてあったら、花粉症で悩んでいる人殺到しそうですね。 主婦湿疹　△ 昼食は最上町にある「いまい食堂」にしました。マネージャーはラーメン５５０円、ごまちゃんもつラーメン５５０円。それと餃子６個３５０円を注文。ちょいとキタナシュラン系のお店ですが、結構人気店のようで次々とお客がやってきます。ここのチャーシュー、馬肉らしいのです。マネージャーがちょいと固いと言っていました。モツは今まで食べた事のあるもつラーメンの中では比較的おいしいです。鶏がらのスープと麺もなかなかあっていると思います。餃子は少し水っぽい感じもある優しい味。子供でも食べやすい感じの餡になっていました。他の客はご飯物やら麺類やら、人によってバラバラ。なんでもいけるからなのかな。 駐車場もそこそこあります。また訪れたいなと思う食堂でした。 close

前森温泉　清流［山口畜産・山形農肥の保養所］　（山形）