温泉街の共同浴場正面湯の直ぐ近くにある旅館です。 湯田川温泉はほんと久しぶり。何年ぶりかの訪問になります。２０１１年以来か？もう覚えていない。 今回はまだ訪れていない旅館に行くことにしました。温泉街の共同駐車場に車を停めて歩いていきます。メインストリートを行くとすぐにわかりました…… more 。 ［古くてもオサレな雰囲気を感じる宿］ 日帰り入浴 料金：５００円 時間：１１時～１４時 平成２９年３月　訪問 宿の入口に日帰り入浴の案内があります。これが出ているとやっているだろうと安心しますね。時間を見てもOKの範囲でした。 館内に入ると、まず目に止まったのが雛人形、なんか温泉街でお祭りやっているようで、あちこちに雛人形が飾られているようです。館内は和風の民芸調になっています。こういう雰囲気好きな人も多いでしょう。 ［受付付近　雛人形飾ってあった］ 最初誰も出てこなかったのですが、声をかけると奥の方から若女将が出てきました。入浴OKとのことで、たまたま空いているからなのか、貸切風呂も使って良いとのこと。日帰り客にも優しい宿です。 お風呂は１F。受付から歩いて数秒の所にお風呂はありました。狭い廊下、これは昭和の時代の作りでしょうか。もっと古いのでしょうか。そんな印象があるぐらい狭い廊下というか通路になっています。右側手前から女湯、男湯、左側に貸切風呂というレイアウトです。 ［廊下は狭い］ 貸切風呂が空いているので、どのようになっているか最初見学。脱衣所、細長い脱衣所になっています。一番奥に脱衣籠。脱衣籠４つ、おしゃれな椅子が１つあり、綿棒が置いてある程度です。 ［貸切　脱衣所］ お風呂は四角いタイル貼り湯船。２人入ればいっぱいのような大きさです。ゆったり入るなら１人でしょう。透明で比較的ぬるめの湯が満たされていました。サラリとした感じで湯田川の湯ってこんな感じだったな～というのを思い出すものでした。 ［貸切風呂］ シャワー１台。この風呂の大きさなら１台ついていれば十分でしょう。 ［貸切　シャワー］ さて、ここで入るかどうか迷ったのですが、思ったよりお風呂が狭い。体を伸ばしてゆっくり入るために、男女別の内湯に入ることにしました。なので貸切は見学のみで終了。 男湯の脱衣所に行くと、誰もいない雰囲気です。脱衣棚に荷物も無い。ここの脱衣籠、ちょっとサイズが小さめ。浴衣を入れる程度なら十分なのですが、コートまで着ている季節だと、１つの脱衣籠で服が全部入りきらない可能性があります。 ［脱衣所　２人程度で着替えているといっぱいかの広さ］ 洗面台１面、ドライヤー、綿棒、シャワーキャップなど充実。建物の窓枠を見ると、かなり古い作りですが洗面台は取り替えたようで、そこそこ新しいのがついていました。 ［洗面台　男湯にもシャワーキャップあった］ 採光も兼ねたガラスブロックが昭和的おしゃれを演出しています。壁掛け扇風機はいつのものだ？と思うほど古い。昭和５０年台の品ではないでしょうか。もっと古いかな？ ちなみに、脱衣所は男女別の仕切りが天井まで無いため、話し声など筒抜けです。 ［クラシックな壁掛け扇風機］ 脱衣所にある貼り紙をみて、こういうお風呂もあるのか！と少し驚きました。１つのお風呂を２つの旅館で共有。今まで経験無いですね。ギリギリ近い形のがあるとすると、青根温泉に以前あった共同浴場の名号湯か大湯が反対側にも脱衣所があって、そちらは旅館側からの入口だったような気がします。正確に覚えていない。 ［大國屋とお風呂共同］ 浴室に行くと、これまたおぉ～！と声がでてしまいそうな湯船になっています。久しぶりに丸い湯船。基本的に四角い湯船が好きですが、たまには丸いのも良いですね。座れるようになっている部分も大きくとってあり、小さい子供はこの部分だけで入ることも可能かなと思いました。 ゆったり入るには２人ぐらいでしょう。３人になると窮屈感あるか。そのぐらいの大きさです。 手を入れてみると結構ぬるめ。４０℃ちょっと程度しかありません。この温度なので、洗面器でジャバジャバと掛け湯して勢い良く湯船に入ってみました。 ［丸い湯船が美しい　正面戸から隣の旅館へ］ お湯は透明。タイルの色の関係か、光の加減なのか、若干緑色っぽく見える時があります。黄ばんだように見える時もあり。ほんとに癖がなく、さら湯かと思うほどの温泉です。こういう湯だと、温泉慣れしていない人でも入りやすいかも。ただ、温泉らしさというのを感じないため嫌だという人もあるかもしれません。ごまちゃんも以前はこういう湯、つまらない湯という位置づけだったのですが、最近はとても楽しめるようになってきました。 ［透明湯　ぬるめあっさり系］ こういう湯がなぜ楽しめるかというと、長湯が出来るのです。濃い湯系の所は、湯あたりしやすく、あまり長く入っていられません。ここだとたっぷり１０分とか連続で湯船に入ったままでも平気。うとうとと眠くなってくる湯です。穏やかな感じが心地よい。 ［湯口　女湯側と一体の湯口］ シャワーは１台。後付感がはっきりわかるシャワーです。元々、湯船があるだけでシャワーなんてなかったのでしょう。時代の流れに合わせて、無理やりつけたかな。 ［シャワー］ シャワーの所に置いてあるシャンプー類は２種類ありました。そのうちの一つがこれまた香り強烈。男性はやめたほうが良いと思う。女性はこういうの好きかも。 ［香りが強い　シャンプー］ この浴室、壁面の方を見ていると女湯側の排水が男湯側にきてそれから外に排水される仕組みになっています。確かに、男湯のほうが建物の端に近いですから。上手いこと設計されているなと感心するばかり。メンテナンスもしやすそうです。 ［壁面の排水］ お湯に浸かりながら浴室内を見ていると、アルミサッシなどが普及するまえに出来た浴室なのかな？と思いました。部分的にタイルは貼り替えたりしていますが、よく見ると建物そのものは古そうです。こういう雰囲気は好きですね。 ぬるめの湯ですが、入っているとしっかり温まります。誰も居ないので、途中トドになりながらのんびりしていました。誰か来るまでの間・・・と思いながらいたのですが、結局終始独泉。嬉しいような申し訳ないような気分になります。 この日はこの後移動もあるし、のぼせるといけないので程よく入浴した所で切り上げ。脱衣所から出た後は、入口近くのスペースに座らせていただき水分補給しながら少し休ませていただきました。 なんかこの宿気に入りましたね。個人客向けというか、のんびりできそうだな～というのが印象的な宿でした。 ［女湯］ 湯田川は全体的に個人客向けの宿が多くてステキな温泉街だと思います。もっと温泉街を歩いて楽しい雰囲気が出来てくると、集客につながると思います。でも、今ぐらいののんびりさ加減が、訪れた人にとって落ち着くというのもあるかもしれません。この温泉街の宿にはまだ一度も泊まったこと無いので、いずれ何処かには泊まってみたいと思いました。 主婦湿疹　△ 昼食は鶴岡市内の「琴の」というラーメン屋さんで昼食。マネージャー、中華そばあっさり細麺６５０円、ごまちゃん中華そばこってり太麺７００円。どちらも結構上手いです。個人的には太麺をお薦めします。羽根付麺というのが特徴。これが初めての食感で。なかなか良かったですよ。 こってりが良いか、あっさりが良いかは結構意見別れるようです。マネージャーはこってりのほうが美味しいと言っておりました。そこそこ人気店で外まで行列ができます。駐車場もあっというまに満車になります。訪れる際はそれを覚悟で行ってみるのが良いと思います。 close

湯田川温泉　理太夫旅館（山形）