こんにちは、三期の佐藤です早いものでもう四月。このサークルに入ってはや一年が経とうとしています。今まで生きてきた中で一番、沢山の温泉に浸かった一年でした♨しかし、温泉の知識に関しては今一つ自身が持てないわたくし。そこで温泉ソムリエ認定セミナーを受講して参りました。温泉の分類の仕方…… more や入浴法など、基本的な知識はもちろん、講師の先生がかなりの温泉好きなので、合間の小話が面白いこの授業。そこでのお話が温泉に入る上で役立ちそうだったので、少しずつ皆さんに共有していきたいと思います！今回は　【肌美人になれる温泉の入り方】について！！1 温泉の選び方まず初めに、温泉には「泉質」があり、これは含まれている成分やその量によって決まります。泉質によって期待できる効果が違うのですが、特に肌に良いとされるのが炭酸水素塩泉、硫酸塩泉、硫黄泉。「三大美人の湯」と呼ばれる超偉大な泉質です。（因みに三大美肌の湯は　嬉野温泉、斐乃上温泉、喜連川温泉。喜連川温泉は、過去に部員が訪れているようですね。）では、この泉質はどこを見れば分かるのでしょうか。温泉に行く前に泉質が知りたい場合は「温泉施設名　泉質」で検索すれば出てきます温泉分析表をみると、温泉に含まれている成分について、さらに詳しく知ることができます。温泉法で掲示が義務づけられているので、温泉施設のどこかしらに貼ってあるはず。、、、どおん！！これが温泉分析表だ！！！（温泉ソムリエテキストより）この、白い下線部に注目。カルシウム・ナトリウム・マグネシウムー硫酸塩・炭酸水素塩泉とありますね。いろんな物質名がでてきてえ？どういうこっちゃと混乱してしまいそうですが大丈夫です。慌てずに見ていきましょう。たくさんの物質名が出てきたら、より前（左）に書いてあるものほど濃い、またはその泉質のオリジナリティが高いと考えてください。つまりこの温泉は、陽イオンではカルシウム、ナトリウム、マグネシウムの順、陰イオンは硫酸塩、炭酸水素塩の順で濃いということになります。陰イオンのうち一番濃いものはそのまま掲示用泉質になるので、この温泉は簡単に言うと硫酸塩泉ということになります。完全な「三大美人の湯」ではないですが、炭酸水素塩の効果も十分に期待できるでしょう。2 美人の湯の注意ポイント美人の湯は、肌がツルツルになるのでつい入ってそのままにしがちですが、油断は禁物。実はこのツルツル、肌の乳化作用という肌の表面を溶かす作用によるものなのです！！そのため、美人の湯に入った後は特に、お肌の水分が蒸発しやすくなっています。「美人の湯」の名前に油断せず、入浴後はしっかり化粧水で保湿するようにしましょう！！また、塩化物泉には肌をコーティングする作用があります。美人の湯で肌をキレイにして、さらにそのあと保湿効果のある塩化物泉でアフターケアをするのもおススメですよ。3 より効果を高める温泉の上がり方浴室から脱衣所へあがるときに、体の水滴を拭くのは良いマナーです。しかしせっかくのお肌に良い成分。ふき取ってしまうのはもったいない！！そんな時は温泉水で湿らせたタオルで体を拭くと、成分を無駄にすることなく、温泉から上がることができます。温泉でタオルを濡らし、良く絞ったタオルで体を拭きます。（浴槽にタオルを入れるのではなく、他の人の邪魔にならないところでおけなどでお湯をかけるようにしましょう）成分の強い酸性泉などでない限り、成分はできるだけ体に残した状態でお湯から上がったほうが、より良い効果が得られます！4 美人の湯以外の温泉の効果は？もちろん、美人の湯と呼ばれる泉質以外の温泉も、肌への効果は期待ができます。学んだことをもとに、ざっとまとめてみますね！単純温泉…刺激が少ない。デリケートな肌の人向け。アルカリ性単純温泉は、肌の角質をとる美肌効果あり塩化物泉…温泉成分のコーティング効果があり、保湿剤のような役目を果たす。肌の角質をとる温泉（例）に入った後仕上げとして入ることで、肌の乾燥防止に利用できる炭酸水素塩泉…カルシウムー炭酸水素塩泉、マグネシウムー炭酸水素塩泉は肌の炎症を抑える効果あり。ナトリウムー炭酸水素塩泉は皮膚の脂肪や分泌物を洗い流す効果がある。皮膚を滑らかにするクレンジング温泉硫酸塩泉…「傷の湯」と呼ばれ、外傷に効果あり二酸化炭素泉…炭酸の泡が古い角質を洗い流してくれる含鉄泉…肌の引き締め効果や弾力性を高める効果も期待できる硫黄泉…メラニンの分解を行うため、シミ抜きやシミ予防に効果がある酸性泉…高い殺菌作用があり、ニキビや水虫、皮膚の疾患、切り傷などに効果アリ放射能泉…ホルモンバランスを整え、免疫力をあげる効果が期待できる含よう素泉…体内では甲状腺ホルモンの主要な成分となるよう素。内臓の働きを活性化させ、皮膚の更新を早めて美しくするどうでしょう。お肌の状態に合わせて、温泉を選ぶのも楽しいですよね。ただ、成分表から分かるのはあくまで数値。お湯との相性は人それぞれなので、このような情報も参考にしつつ、是非自分の肌にピッタリの温泉を見つけてください！！（談、佐藤）   close

【温泉豆知識】肌美人になれる温泉の入り方