峩々温泉の詳細

峩々温泉
東大温泉サークルOKR『部室』
ページの情報
記事タイトル 峩々温泉
概要

こんにちは、三期の高舘です。宮城県は蔵王の峩々温泉について紹介します! ************************** 仙台駅から高速バスに乗ることおよそ1時間、そこから宿の送迎バスに乗り継ぎだんだんと脇の雪が厚くなるのを眺めながら山を登ること15分。静かな山奥にポツン…… more と一軒、峩々温泉があります。 バスを降り、足元の雪を払って和風の建物の中に入ると、モダンで趣あるロビーにてお茶をいただきながらチェックインをします。 現在の建物は古くからの自炊宿を改築したものだそうで、手前のテーブルなどはその時の机をリノベーションしたものだとか。 これまでの長い旅路に相当する非日常を想像していたのですが、たどり着いた先ではこのような心休まる空間が用意されていたため、少し不思議な感動を覚えます。 ************************* チェックインを済ませ、早速お風呂に向かいます。 まず一番最初に向かったのは貸切露天風呂の『天空の湯』。 入浴時間は日の出から日の入りまで。空いている時に自分で「貸切」の札をかけて入るシステムのお風呂です。お風呂からの景色を撮り忘れていてしまったため、下の写真は翌朝取り直しました。     眼前に広がる黒くゴツゴツした岩壁と白く柔らかく降り積もる雪が対照的で圧倒されます。 そもそも「峩々温泉」の「峩」という字は「山が険しい様子」を表すとされ、訓読みでは「けわしい」とも読むそうです。 昔の人はこの絶景を「峩々たり」と評したのかと思うと、自分もそのような感性と教養を身に付けたいものだと思います。 話は少し逸れますが、この峩々温泉は開湯してからおよそ150年だそう。日本各地どんな山奥でも平安時代あたりからの開湯の伝承があることが多いというのに、明治になってからの開湯は意外に最近なのだと不思議に思いました。 あとでご主人に尋ねてみたところ、もともと蔵王が修験場であったことから一般には解放されておらず、マタギや修験者の拠点地として利用されていたのが荒廃していたのを、明治になってから今のご主人のご先祖が再興させたようです。 話をもとに戻すと、お湯は透明でしたが、鉄分が含まれているのか赤褐色の湯の花が見られました。柔らかいお湯に浸っていると、途中で雪がもつもつと降り始めました。雪にも、お湯の熱さにも心を癒されつつ長湯を楽しみ、気がつくと二時間ほど経っていました。 ***************************** さて天空の湯を後にして、大浴場の『鹿の湯』へと移ります。  こちらのお風呂は、先ほどの天空の湯とは違い湯の花は見られませんでした。同じ源泉を使用しているようですが、源泉からの距離の違いやその日の天気でお湯の様子も変わる、と宿のご主人があとで教えてくださいました。 内湯には二つの浴槽があり、一つは写真にもあるお風呂で比較的ぬるめのお湯です。もう一つの浴槽はこれまた写真を撮り忘れてしまったのですが、マットや竹の筒が備え付けられていました。最初はただの寝湯なのかと思いましたが、どうやら「かけ湯100回」といって浴槽の傍に横たわってお腹に竹筒でお湯をかけるという湯治の作法が、湯あたりを防ぎつつも薬湯を享受したい湯治客の間で自然発生的に生まれ、宿でもそれに応じて竹筒を備え付けているようです。 ********************************** 風呂上がりに飲み物をいただくためラウンジへ向かいます。その途中で面白いものを見つけました。   この峩々温泉は胃腸に効く薬湯として知られており、私も美味しくいただきました。味はまろやかでコクがある感じでした。体の外側と内側の両方からお腹を温めているので、体の芯から温まることができました。 また、飲泉用の施設では大抵使い回しのコップが用意されているのですが、ここではきちんと未使用のコップと使用済みのコップが分けられているので、気軽に飲泉を楽しむことができます。 今回は大学の友達との温泉旅行できたのですが、まるで湯治のようにじっくりと温泉そのものを五感で楽しむことができ、温泉サークル民としては嬉しい限りです。これもきっと湯治場としての歴史を持つこの峩々温泉でだからこそできたことなのでしょう。 ****************************** 夜、カウンター形式のラウンジで宿のご主人とお話しさせていただきました。 そこでは、先に述べた峩々温泉の歴史、飲泉について、施設内の様々なこだわりなどを教えていただきました。ここで紹介したいのは山々ですが、それはみなさんの楽しみを奪ってしまうことになるのでここでは割愛させていただきます。 しかしながら、温泉、料理、館内の雰囲気など全てにおいて充実した体験ができたのですが、今回の旅でそれらすべてが鮮烈な印象とともに記憶に根付いているのは、晩にご主人からそれらについての想いを聞かせていただいたからだと思います。 *************************************** 翌朝、フェアウェルドリンクとして自家製の水出しコーヒーをいただき、最後の最後まで宿の方の心遣いを感じつつ、まだ雪深い二月の蔵王を後にしました。 (談、高舘) ***************************************** 峩々温泉 Tell:0224-87-2021(午前9時~午後9時) Fax:0224-87-2335(24時間) 〒:989-0901 宮城県柴田郡川崎町大字前川字峩々1番地     close

峩々温泉
サイト名 東大温泉サークルOKR『部室』
タグ 温泉 温泉旅行
投稿日時 2018-04-16 17:00:04

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