こんにちは、前回に引き続き、橋本です。今回も北京の温泉の体験を紹介していこうと思います。　早朝から北京の高級スパに着いてしまったのですが、なんと滞在料金には１日５回のビュッフェもついているのです！今回は、温泉以外の紹介も交えて中国の温泉事情をお話します。▲金色の館内着で自撮り♨…… more 　♨　♨　朝ご飯を食べようと思ったが、気づいたら営業時間が終わりかけていた。早餐（朝食）：7:00～9:00午餐（昼食）：11:00～13:00下午茶（ティータイム）：14:30～16:30晩餐（夕食）：18:00～20:00夜餐（夜食）：23:00～25:00　これも記憶に基づいているため誤差があるかもしれないが、大まかにはこの５つの時間帯にビュッフェを行っていて、どれも無料で参加できる。気づけば９時前になっていたので、慌ててビュッフェ会場に向かった。中国では英語が通じないので、服务员にメモを渡す。「早餐」と書こうと思ったが、恥ずかしながら漢字が思い出せずに日本語で「朝食」と書いてみた。一瞬戸惑ったが早餐のことだとわかってもらえて、エレベーターを指さされたので館内着のまま２階に上がった。　ビュッフェは朝食とは思えないほど豪華な食事が並んでいた。目の前でワンタンを茹でてスープにしてくれるコーナーもある。あまりお腹はすいていなかったが、せっかくだからと色々食べてみた。　それにしても豪華な会場だ。自動演奏のピアノが中央に鎮座している。上流階級の人たちの商談の場となっているらしく、温泉の正式名称も「8号温泉商务会館」、つまりビジネスセンターなのだ。　お腹いっぱいになって再び温泉へ。露天風呂はさらにぬるく、灰皿があって煙草が吸えるようになっている。ところどころにワゴンが出ていて、ココナツや白酒、葉巻なんかが置かれている。ビールもあったが青島ビールで35元（約600円）なのでかなり高級である。スマホを持ち込んで電話をしている人もいる。　再び内風呂に戻って、大きな風呂の奥に行ってみた。真ん中に人造のヤシの木があって蝉や鳥の鳴き声が流れている。その階段を上がると、44度の熱い風呂があって、その横にも椅子とテーブルがある。しばらく眠っていると、４人組が来たので昼食に行くことにした。　昼食ではジャージャー麺がその場で調理されていた。写真を撮っていいか尋ねたら喜んでＯＫと言ってくれたので写真を撮らせてもらった。　それにしてもダメ人間になりそうな空間である。いや、一人で来て時間が来たら風呂を出て食事をする、という使い方をすることは想定されていない。本当は "温泉サイド"（プールサイドならぬ）で商談をすることがこの施設の役割であろう。一人で黙々と中華料理を食べていると、何とも言えない気持ちになってきた。せっかく北京に来ているのだし、もう少し観光に出かけたいと思い、もう少しで帰ることにした。▲フォークが置いていなかった。　しばらく昼寝したりサウナに入ったりして過ごしてアフタヌーンティーを楽しんでから、出ることにした。僕には18時間過ごしきることはできそうにないが、深夜の滞在であれば4,000円で気持ちよく眠れて食事もできて温泉に入れるので意外とお得かも知れない。おそらく夜の方が客が多いはずだ。▲充実のアメニティ　飛行機の疲れはすっかり取れて、かなりスッキリした気持ちで市街地へ向かうことができた。▼おまけ：円明園の桜並木談、橋本＜８号温泉＞北京地铁14号线（地下鉄14号線）　枣宫站（棗宮駅）から南に徒歩10分24時間営業入館料：大人238元（≒4,000円）［18時間パック］  close

【北京】食べ放題つき日帰り温泉!?「８号温泉」（下）