レトロな大理石の湯舟から望むのは　朽ち果ての美でした。 ******************************************************************* 切湯の通り　摺上川沿いにある　「新松葉」へ。 日帰り入浴の看板は堂々とあるのです…… more が　一度フラれており リベンジの訪問でした。 主が居られる気配はあるんですが・・・何度呼んでも出てこない。 玄関先で電話を掛けても出ない（笑）　今回も。 しばし居座ってみれば　賑やかな話声が近づき・・・ 女将と茶のみに来てたと思われるおばあちゃん 女将に聞く間もなくすかさず　そのおばあちゃんが促してくれました。 ”ここの湯いいから　ゆっくりしてってね～” 女将の対応一切なく・・・もしかしたら女将の気まぐれで 立ち寄りの有無が変わるのかもしれません（笑） おススメは　露天風呂らしいです。 浴場は　真っ暗の地下のフロア 自分たちで灯りを付け出します。 浴室は　露天を含め４つ　 どちらも小振りな浴槽　男女　家族の看板札があるので どこも貸切で頂ける様子です。 湯友は　この露天風呂へ のちに合流しましたが　この露天風呂の湯が最も激熱　 まんま掛け流しで　一番フレッシュかもしれません。 景観はあまり良くありませんが　この石造りの浴槽は妙に落ち着くもの。 私は　内湯に惹かれまくりなものでして・・・ こちらは一応　男湯 白ヒゲライオン湯口が　いい趣きじゃあーりませんか♪ 湯温も熱くなく　適温 そして身をゆだねたのは　 大正４年に設置された　大理石の湯舟 大理石は老朽化一切ないんですね・・・ 静かにとくとくと掛け流される湯に　美しい湯殿です。　 湯量は絞られており　自然と冷まされた湯温は　適温。 切湯と同じ分湯槽源泉ですが　湯温のお陰で浴感がやさしいです。 ふと　窓からの景色は　摺上川の対岸壁に唖然。 一般的に　薄気味悪さを覚えることでしょう・・・夜ならばもっと・・・ 決して景観が良いとは言えませんよね。 でもね　原型がなんなんだか余計魅入っちゃうんですよ・・・ 大正製のレトロな湯舟に浸かりながら　時代の移り変わりを目の当たりに 　妙なタイムスリップを感じてしまうものでして。 飯坂の陰と陽の光景が混ざり合っているのが こよなく通ってしまう魅力のひとつなのかもしれません。 大理石の浴室は　家族風呂としてもうひとつ。 リベンジしたのは　川沿いのこのレトロな３つの湯舟に 訪れたかったからのこと・・・　新松葉さん　素敵過ぎますっ！ 窓からの朽ち果ての美は　予想外のおまけ。 あの湯殿は　いつまでも残ってて欲しいもの。 HPを拝見すれば　オーストリッチにカンガルー　サボテン懐石が名物と・・・ あ！だから　ステンドガラスがサボテンなのね！ 女将さんの気まぐれと同様に謎が深まりますが（笑） 季粋の宿　新松葉 日帰り入浴 : 要問合せ　\700 http://www.chuokai-fukushima.or.jp/iizaka-spa/sinmatsuba/ ポチッと　よろしくネ♪ close

飯坂温泉　新松葉