乗鞍高原温泉　なごみ湯　白樺 　乗鞍高原温泉　なごみ湯　白樺さん。乗鞍スキー場（Mt.乗鞍スノーリゾート）のすぐ脇となり、温泉街入り口に近い＝湯けむり館からは、いちばん奥のほうにあります。湯川源泉を引いた家族的スタンスの旅館。湧出地から引き湯の距離は約７キロ、しかし集湯場（分湯…… more 場）が近くにあるそうなので、分湯升からの距離も短く、そういう意味合いからも鮮度抜群な湯に浸かれます。周囲の位置関係でいえば、川向うには”山水館信濃”、道路を隔てて”ツィンマー ベルグハウス”さんがあります。 ＊　長野県松本市安曇4268-2 　内湯　：　湯川源泉　単純硫黄温泉（硫化水素型） ☆☆☆☆ 泉温＝４６．８℃　成分総計＝９０９．１ｍｇ　サルフェート＝３３６．８　 チオ硫酸イオン＝１．７ （平成２７年分析値） 　浴室は男女別の内湯と外側に露天風呂付きというシンプルなもの。乗鞍高原温泉界隈ではよく見かける、少々深めな木枠の浴槽。体感で４１℃ぐらいの鮮度よいお湯が掛け流しされています。内湯でオーバーフローした湯の一部が外にある露天へと流れ込む仕組み。従って、露天は、内湯よりも温度はぬるめで、鮮度も鈍った感じ。温度が低くなるので成分が析出しつつ白い湯華となって浴槽底に沈殿します。熱交換システムにて露天は常時加温しているそうです。 ▽　写真下　貸切露天風呂　：　浴室エリアの先、いちばん奥にあって、外へ出てると湯小屋が別に設けられています。脱衣場の外には、ひとつの貸切露天。空いているときには札を反していつでも入れます。こちらの露天は完全掛け流しで鮮度も湯加減もバッチリです。外気温が冷たくない折にはおススメ。 　食事　：　和食主体で、名物となっていますビーフシチューなど洋食っぽいものもプラスされています。馬刺しやら、鮮度の良い岩魚塩焼き、揚げ方が上手な山菜の天ぷらなど豊富なラインナップ、量も多からずに適量。お椀代わりに、温蕎麦も出ます。デザートにコーヒーも飲めます。宿泊代に比べ、ご飯が美味しい部類の宿として推奨します。山菜はギョウジヤニンニク、フキノトウ、こごみ、紫蘇巻き海老。こんなにも香り高く揚がった山菜天ぷらは都内で食べるのは難しいから嬉しい。 　総評　：　那須温泉ほど湯に深みはありませんが、それでも白骨温泉の優しいお湯とは違う、ガツンと来る良さを持っているのが、湯川源泉を使った＝のりくら温泉。湯から感じられる硫化水素臭はあくまで弱く、でも浸かって実感できる、あいかわらず良いお湯です。 close

乗鞍高原温泉　なごみ湯　白樺