2018年6月訪問 宮城県の白石市で泊まる宿を探していました。この辺りは温泉も多いですよね♪ 今回選んだのは、東北道の白石IC近くにある鎌先温泉。ぴーぱーは随分前に1度宿泊したことがあり『こじんまりした温泉だったな』という記憶があります。 予約したのは木村屋旅館。公式サイトを見る…… more と、かなり大きい旅館のようです。素泊まり希望だったので、小さい旅館よりも大型旅館の方が気兼ねがなくていいかな、と思い選びました。お湯も良さそうだったし でも、あの小さい鎌先温泉に、そんな大きな旅館あったかなぁ、、、？(๑╹ω╹๑ ) ちょっと不思議な気もしましたが、何しろ何年も前に行ったところですから、もしかしたら新しい旅館ができたのかもしれません。 空室も少なかったので、とにかくじゃらんnetから予約。すると、10分くらいして宿から電話がかかってきました。「禁煙希望とのことですが、その辺は大丈夫ですよ。それから素泊まりでお申し込みですけど、宿周辺にはお店はありませんから」的な注意事項を言われました。 そして当日。久しぶりの鎌先温泉にやってきました。鎌先温泉は先日訪れた銀山温泉の能登屋旅館同様、温泉街入口の共同駐車場に車を停めるシステムです。 割り振りはこのようになっています。 他の宿の駐車スペースには、雨だったせいか傘を持って到着するお客様を待っているスタッフの姿もありました。 じゃらんnetに記載されている木村屋旅館のパーキング情報欄には ※ 車 ⁄ 駐車場：宿の手前にある鎌先温泉の共同駐車場をご利用ください。到着次第ご連絡いただけましたらお迎えにまいります。懐かしい風情を愉しみながら、石段を上り２分程で到着します。 と書かれています。ぴーぱーは素泊まりだし、申し訳ないので小雨の中を歩いて宿に向かいました。 さて、歩いて向かったのはいいですが案外遠いですσ(^_^;) 通り沿いの家の軒先を借りて歩いて行くと、木村屋の看板発見。 看板に従って道を曲がると 、まさかの階段ですΣ（・□・；） その時は驚きましたが、パーキング情報にちゃんと書いてありましたねσ(^_^;) 階段を登り切って着きました これは、送迎をお願いすることをオススメします。特に到着時は上り坂ですから。 中に入ると昭和の雰囲気のロビー。公式サイトを見て想像していた旅館とは、ちょっと違うような、、、？:(；ﾞﾟ’ωﾟ’): ロビー周辺はWifiが使えます。フロントでパスワードを聞いて、夜、この長椅子の辺りで利用しました。 お土産売り場。 長椅子の横にバーカウンター。左側に見える衝立の奥が食堂です。以前はバーカウンターとして使っていたのかもしれませんが、現在は夕食時に注文された飲み物をここで作っているようでした。上に乗ってる水サーバーは自由に飲んでいいようです。 チェックイン手続き後、蝶ネクタイをしたオーナー(多分)が「○○君、お部屋までご案内して！」の呼びかけで「はい！」と若い男性がやってきて、一緒に部屋まで向かいます。 さらに「食事は頂いてないからね！」の一言があったからか(?)「はい！」と返事した○○君は、ぴーぱーの荷物は持ってくれません。2人で大きな荷物を持って歩き出したら、後ろから「荷物をお持ちして！」「はい！」 ぱーの荷物だけ持ってくれましたσ(^_^;) お部屋 案内されたお部屋は2Fでした。 今回じゃらんnetから予約したのは プラン名：【素泊】温泉＆素泊り！時間も余裕のチェックイン21時サービス！激安プライス奉仕ビジネス応援プラン 部屋タイプ：【B】【特売・ビジネス企画】トイレ付 和室８－10畳 平日泊：1人 / 6,000円（入湯税別） 素泊まり専用部屋のせいか、布団はすでに敷いてありました。それは別に構いません。 それより驚いたのは、部屋の窓が傾いていることΣ(￣。￣ﾉ)ﾉ 多分、床も斜めです。 東日本大震災のせいなのか？ただの老朽化か？(・ω・;) その日は雨が降っていました。トタン屋根にあたる雨の音が一晩中うるさかったです。 「空の冷蔵庫はご自由にお使いください」と書いてあっただけあって 冷蔵庫は大きくて便利♪ お茶菓子もちゃんとありました。 クローゼットの中に 浴衣やタオルが入ってます。 玄関の方に戻ります。 女性用化粧品完備の洗面台。 でも、古そうであまり使う気になれないのが残念 トイレはウォッシュレット付き 広さは十分ですが、部屋の傾きには驚きました。こんな宿、初めてです:(；ﾞﾟ’ωﾟ’): 最初は静かだった周辺の部屋は、夜になると人がやってきて結構うるさかったです。でも、トタン屋根にあたる雨の音もうるさかったので、おかげで人の声が掻き消されました。何が幸いするかわかりませんね。 天狗岩風呂 お風呂に行ってみましょう。木村屋旅館には2Fと5Fにお風呂があり、下記の時間帯で利用できます。 まずは部屋と同じ2Fにあった天狗岩風呂に行ってみましょう。 このお風呂は7:00~20:00までの利用のはずですが、到着時はまだ清掃中(メンテナンス中だったかな?)の札が出ていました。16時前になると、このように暖簾がかかっていました。 暖簾をくぐると奥に入口が見えました。入口上の看板には「天狗岩風呂（混浴）」と書いてありますが、暖簾は「男湯」 え!? どういうこと!? :(；ﾞﾟ’ωﾟ’): 一応「混浴」と書いてあるので2人で脱衣所に入ってみましたが、さすがに男湯の暖簾がかかっている脱衣所で浴衣を脱ぐ勇気はぱーにはありません 「いいよ、どうせ混浴入らないから。ぴー1人で行ってきて」と言って、ぱーは退散。 シンプルな洗面台。 入浴前に、掲示してあった分析書をチェック。源泉名は新湯。源泉温度は37.9℃と低め、PH6.9のナトリウム－塩化物・硫酸塩泉です。 あれ!? 公式サイトには「源泉掛け流し」って書いてあるのに、分析書は加温、循環、塩素だ！(　ﾟдﾟ) 入ってみると、この通り。公式サイトには 竹取物語をはじめ天狗伝説や河童伝説など、多くの伝説を秘めた名湯で、遠い昔に思いを馳せる安らぎのひとときを味わえます。鍾乳洞のようなイメージのお風呂には、洞窟風呂も備わっています。独特の雰囲気も、このお風呂の面白いところです。 源泉100％かけ流しのお風呂を存分にお楽しみください。男女とも洗い場にカラン、シャワーがございます。 【源泉掛け流し】 と書いてあります。 この辺りが「洞窟風呂」でしょうか？ 鎌先温泉のお湯は茶褐色が特徴。鉄イオンを含んでいるそうです。 洗い場あり。 さっきまで掃除してたのか、洗剤の匂いがする浴室です。それより、なぜ公式サイトと分析書が違うのか？最初のお風呂で、いきなり不信感です( *｀ω´) 河童風呂 天狗岩風呂を諦めたぱーは、女性専用の河童風呂に行きます。一番最初の暖簾の目の前が入口です。 中に入ると、やや入り組んだ脱衣所。 洗面台には部屋と同じ化粧品が置いてありました。 あれ!? あのドアはなんだろう??(๑╹ω╹๑ ) あっ！(　ﾟдﾟ) 天狗岩風呂の入り口だ！！ なるほどー。河童風呂の脱衣所から、天狗岩風呂にも出入りできるようになってるんだー｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡ 試しにそーっとドアを開けて中を覗いてみたら、さっきの写真のお風呂が見えました。部屋まで案内してくれた○○君、ちゃんと教えてくれなかったからわからなかったよーo(｀ω´ )o システムだけ知って満足したぱーは、河童風呂に入りました。河童風呂は洗剤の匂いはなく、温泉の甘い香りがしましたよ。でも分析書を確認したら、天狗岩風呂と同じく加温、循環、塩素でした。 温泉の甘い香りは良いのですが、湯温が低くて身体が温まりません 循環だし、このお風呂は最初の1回入っただけでした。 石鹸類は、洗面台の化粧品と同じシリーズ。こだわりの品なのかもしれませんが、あまり見ない種類で使うのを躊躇してしまいました。 5F展望風呂 続いて、24時間入浴可能な5Fの展望風呂に行ってみましょう。 エレベーターで5Fに上がると自販機コーナーがあります。 アルコールの値段は高め。 奥に見える「山茶花」は貸切風呂。45分/2,000円(税別)です。詳しくは公式サイトをどうぞ。 男湯からご紹介しましょう。 広々した脱衣所。 男湯の洗面台には化粧品はないんですね。 内湯の分析書です。内湯は加水、加温、循環、塩素。 こちらは併設されている露天風呂の分析書。塩素は入ってますが、ようやく「かけ流し」の文字発見！！ 5Fのお風呂は明るくて広々 浴槽が大きいのは嬉しいですが、相当加水しているのか、茶褐色が特徴のはずが水道水並みに透明なお湯になっています。 浴室が広い割に、洗い場の数は少なめ。シャワーも全部の洗い場に設置されてるわけではありません。 男湯の石鹸。 このブログを書くにあたって改めて公式サイトをよく読んでみたら、内湯は沸かし湯だそうです((((；ﾟДﾟ))))))) 内風呂は、温泉ではなく沸かし湯となっていますが、露天風呂は源泉100％かけ流しの天然温泉の濁り湯になっています。 また、これらのお風呂は24時間、清掃の時間以外、好きな時に利用ができ心から温泉を楽しんで頂けます。 【混合循環風呂】 混合循環風呂、って何!? ていうか、脱衣所には分析所が貼ってあり「加水、加温、循環、塩素」って書いてあるけど、どっちが本当なの!? (・Д・;) こちらは正真正銘「かけ流し」だという露天風呂。 茶褐色のお湯はあまり好きではありませんが、温泉の香りがします。 やはり源泉100％かけ流しの露天風呂は、最高の入浴を約束します。その温泉成分の濃さは、浴槽を見れば一目瞭然。湯に含まれる様々な溶存物質によって、岩をも溶かすほどのパワーがあります。 温泉から上がった後は、滑るようなつや肌になります。 【混合循環風呂】 と公式サイトには書いてあります。「源泉100％かけ流し」と書きながら、締めくくりは「混合循環風呂」って:(；ﾞﾟ’ωﾟ’): 木村屋旅館の公式サイト、ちょっとわかりにくいんですよね〜 続いて女湯です。 こちらも明るい脱衣所。 洗面台にはお決まりの化粧品が置いてあります。 浴室は男湯と一緒。ほぼ透明のお湯がジャンジャン供給されています。 露天風呂に行ってみましょう。 このお風呂だけが「かけ流し」なんだと思うと、すごく貴重なものに感じてしまいますσ(^_^;) 塩素が入ってるそうですが、塩素臭はほとんどしません。 湯温も河童風呂より高く、ちゃんと温まることができます。結局、ここばかり入ってました。 泊まった感想 一言でいうと、公式サイトの格好良さに騙されちゃったかなぁという印象です。 じゃらんnetの口コミ評価も「4.5」とかなりの高得点ですが、よ〜く読んでみると不満の口コミも結構見かけます。ぴーぱーは素泊まりにしましたが、繁忙期はかなり高い料金設定のプランがあるみたいです。 あの宿で2万円超えのプランはキツいと思います。特別室等もあるようですが、館内とお風呂は結局一緒ですよね。そうなると、満足度は低いんじゃないかなぁ。・゜・(ノД`)・゜・。 ぴーぱーは、残念ながら再訪はないと思いますね。お世話になりました     空室確認＆予約はこちらが便利 ♪ 他の人のレビューを見たい方はこちらもオススメ♪ close

木村屋旅館（鎌先温泉）