再び鶴田へ　ここはどうしても来ておきたかった湯処。 今回の湯旅より　鄙び激渋に萌えまくったひとつ。 鶴田温泉 閑散とした商店通りより　未舗装の一角に入れば そこだけが時間が止まったような空間にその湯処はありました。 公衆浴場を兼ねた老舗旅館と紹介はされるけど ほんとに…… more 宿泊できるのだろうか・・・ 本館と思われる玄関の前にはBBQでもしたような残骸の光景・・・自炊客？ 浴場入口にある居酒屋も営業しているように思えず　謎。 謎に包まれながらも　このボロ渋さにはゾクゾクと萌えるもので 吸い込まれるように足早に浴場入口へ入れば 受付フロントは無人ながらも煌々と明るく 料金を置いていくシステム。 のちに居酒屋の主であろう人が都度お金を徴収していく模様。 人の存在が感じない雰囲気で　静かにお金だけ消えていき どこかで窺われている様子を思うと　なんだかカオスちっく（笑） 浴室周辺だけは　明るく清掃もされ不快な感じはしません。 広い脱衣所も小奇麗にされてます。先客一名。 ブルーシャトー風の壁画に圧巻の浴場。 灰色の天井に壁　電灯があっても薄暗い浴場　 周りのピンクのタイルで辛うじて　明るく思えるもので・・・ いやはや　ボロ渋さに痺れます。　 目下に眼を向ければ　壊れているカランもみられ 中央の床にはブルーシート。 カランにしゃがめば　ジンジンと足裏が温かい　いや熱い！ こんな古いのに床暖？　でも熱いって！！ 湯舟は　手前が熱め　奥が温めと先客のお姉さんが教えてくれました。 手前の湯舟にまず浸かるのですが　 これまた　ん？足元自噴？いや加温？　五右衛門風呂形式？ 足裏が熱いっ！ 湧出される湯口がどこからだったのかわからず仕舞いでしたが 湯色は黄濁り　アブラ臭も塩味も濃厚　湯底のタイルもツルツル滑る もので　湯触りもツルツルスベスベ　先に巡った鶴田の湯っこよりも 一番個性強く濃厚な湯に感じました。 奥のぬる湯に落ち着くのですが　聞けば温泉の配管が壊れ 剥き出しになっているようで　床も湯底も熱くなってしまってる模様。 この古さだけに経営者も高齢であり 修復の見込みも難しいそう。 ただ昔から馴染みの客や　近所の高齢の方々には親しまれ 無くなってしまうのは不便でなもので か細く営業しているのが現状のご様子。 廃業を待つばかりの　切ない現状ではあるけど 嘗ては華やいだであろうこの町並みに　賑わったであろう宿の趣きには タイムスリップ感満載で　鄙び好きには堪らなく 湯はもちろんのこと　痺れまくる湯処なのでした。 鶴田温泉 泉質 : ナトリウムー塩化物泉 営業時間 : 13:00～16:00  \300 北津軽郡鶴田町鶴田字早瀬168-1 TEL 0173-22-2176 ポチッと　よろしくネ♪ close

鶴田　鶴田温泉（鶴乃湯）