長野県北部、山ノ内町の志賀高原（しがこうげん）のレポートの続きです。 　志賀高原の発哺（ほっぽ）温泉から東館山（ひがしたてやま）の山頂へと上がることのできるロープウェイ「東館山ゴンドラリフト」で、山頂駅に上がりました。 　こちらは、標高２０００ｍ、山頂駅展望台からの眺めです。 …… more 　※画像をクリックすると大きな画像で見られます。 　展望台から右前方を見ると、小高い山と、「一ノ瀬」のホテル街が見えます。 　グーグルマップで見てもこの山の名前が分からないのですが、この山の斜面には「一ノ瀬ファミリースキー場」があり、ふもとにホテルが多いので、冬場はスキーヤーでにぎわうようです。 　ズームアップ！ 　グーグルマップで見たところ、１５軒ほどのホテルが立っているようです。その全てが現在営業しているのか分かりませんが、何軒かここのホテルの公式ホームページを見たところ、どこも天然温泉を持っていないんですよ。 　今時、いくらスキー場のホテルと言えども、天然温泉の大浴場が無いホテルがこんなに集まって、やっていけるのかどうか・・・・不思議に思います。志賀高原には他にスキー場が近くて天然温泉の大浴場を持つホテルがたくさんあるのに、わざわざここを選ぶでしょうか？ 　※画像をクリックすると大きな画像で見られます。 　少し左を見てみると、遠くに下界の市街地がうっすら見えました。おそらく中野市の市街地でしょうか。 　また、この写真の中央に見える数軒のホテルは、「高天ヶ原（たかまがはら）温泉」というステキ過ぎる名前の付いた温泉の宿です。 　高天ヶ原温泉をズームアップ！ 　こちらには６軒ほどのホテルがあるようです。温泉街と言えるほどの軒数ではありませんが、こちらにも大きなホテルが立っています。 　「一ノ瀬」のホテル群の端っこから３００ｍほどしか離れていません。温泉が好きな人なら、こちらを選びますよね。 　ここの「たかまがはら」は「高天ヶ原」と書きますが、富山県富山市の山岳地帯の奥地にある「高天原（たかまがはら）温泉」のほうが温泉マニアには有名かもしれません。あちらの高天原温泉は徒歩でしか行くことができず登山道を通って１日ではたどり着けない奥地の場所にあり、「日本一遠い温泉」と言われています。硫黄泉なのでその入り心地はまさしく天国の湯だとも言われていますが。 　それに比べれば、標高こそ高い場所ではあるものの、車で簡単に来られるリゾート地で、ほぼ無色透明の塩化物泉（ナトリウム・カルシウム－塩化物温泉）ですから、なんだか名前負けしているような印象を受けます。 　「高天原」は、「たかあまはら」、「たかあまのはら」、「たかのあまはら」など、他にも読み方があるようですが、『古事記』に含まれる日本神話および祝詞において、天照大御神を主宰神とした天津神が住んでいるとされた場所のことで、有名な「岩戸の段」も高天原が舞台になっているそうです。 　・・・・随分、大それた場所の名前を付けたものだなぁ、と思ってしまいます。 　まあ、高天ヶ原温泉にしても、一ノ瀬にしても、発哺温泉にしても、長野冬季オリンピックの前後の時期はイケイケドンドンの長野フィーバーで、どんどんホテルが建ち、冬場のスキー客相手の稼ぎだけでやっていけるほどにぎわっていたのでしょうけどね。 　・・・・ああ、温泉の話が入ると、つい話が長くなってしまいますね。 　高天ヶ原温泉には道を挟んで両側にスキー場があり、東館山の側のスキー場は「高天ヶ原マンモススキー場」と言います。 　高天ヶ原温泉からも東館山山頂に向かって上がるロープウェイ「高天ヶ原サマーリフト」があるのですが、８月末で営業が終わってしまうため、この時は営業していませんでした。 　ここから３枚、９月に行った時の高天ヶ原温泉の様子です。 　高天ヶ原温泉から見た東館山です。 　この時も、高天ヶ原サマーリフトは営業していませんでした。 　７月中旬から８月末までの夏休み期間しか営業していないんですよ。もったいない。 　紅葉時期も営業しないと、志賀高原の他の温泉地に観光客を取られてしまいますね。 　道の脇に駐車場もあります。休日なのに空いていました。 　さて、展望台からの眺めに戻りましょう。 　・・・・というところで、長くなってしまったので記事を分けて、次に続きます！ ★日本ブログ村のランキングに参加しています。 ↓　凸ぽちっと、応援お願いします。 にほんブログ村 にほんブログ村 ★撮影時期 ２０１７年１０月上旬 ★撮影場所 長野県山ノ内町 ↓　志賀高原の公式ホームページはこちらです。 「志賀高原観光協会 | ようこそ志賀高原へ」 http://www.shigakogen.gr.jp/ close

志賀高原(16)東館山ゴンドラリフト山頂駅展望台からの眺め、一ノ瀬と高天ヶ原温泉　〔長野県山ノ内町〕