年末年始には暖かい伊豆半島を旅する方も多いと思いますので、ここからは伊豆の温泉の情報を載せていきます。 　静岡県の東伊豆町（ひがしいずちょう）は、「雛（ひな）の吊るし飾り」で有名な場所で、南には河津桜（かわづざくら）が有名な河津町に隣接しているため、２～３月にも多くの方が訪れま…… more す。 　すでに年末年始の温泉宿の予約は、どこの宿もほぼ満室でしょうけど、２～３月ならまだ間に合うと思いますので、ぜひ早めに予約して、行ってみてください。 　伊豆半島の沿岸にはたくさんの温泉地があるのですが、この東伊豆町だけでも、南から「大川温泉」「北川温泉」「熱川（あたがわ）温泉」「片瀬温泉」「白田温泉」「稲取（いなとり）温泉」の６ヶ所の温泉地があります。 　中でも、稲取温泉は「雛の吊るし飾り」の発祥の地として、雛の吊るし飾りが盛んなようです。 　稲取温泉も興味があったのですが、伊豆急行の電車から海側の景色を眺めていて、特に目をひかれたのが「熱川温泉」でした。 　車窓からでも分かるほど、温泉街から幾つも湯けむりが立ち昇っているんです。 　源泉塔というか、現地では単に「櫓（やぐら）」と呼んでいるようですが、金属の櫓から湯けむりがモウモウと立ち昇っていました。 　ここは、「伊豆熱川駅（いずあたがわえき）」のホームの南の端っこあたりです。 　この時は下田温泉がメインの旅だったので、行きは時間が無くてまっすぐ下田へ行ったのですが、帰りは伊豆熱川駅で下車しました。 　こちらは帰り際に撮ったので写真が暗いですが、駅のホームの北の端っこから撮っています。 　 　熱川温泉に幾つもある源泉の１つ、「玉の湯源泉」の源泉塔です。 　熱川温泉の源泉はほとんどが約１００度の源泉温度を持っているので、湯けむりが立っているんですよ。 　あまり高温の源泉だと「半分ぐらい加水されて薄まっているんじゃないの？」とも思ってしまいますが、源泉温度が高いほど温泉成分も多く溶け込んでいるような気もしますよね。伊豆で最も大きな温泉街である熱海（あたみ）温泉も源泉温度は９８度前後です。 　熱川温泉の開湯伝説によれば、江戸城を築城したことでも有名な太田道灌が川底から温泉が湧いている場所で傷を癒している猿を見て発見したとされています。 　熱川温泉の名は、この地を流れる小川に温泉が流れ込んで温かな川になっていたことから付いたと言われています。 　「熱川（あたがわ）」という字と読みから、「第２の熱海温泉」を狙ったのでは？という感じもしますが、その辺は不明です。 　熱川温泉も、山岳地帯の谷間で海に面した場所にあり、大規模なホテルが幾つも建っています。 　※画像をクリックすると大きな画像で見られます。 　東伊豆町は天城山の南東にあります。 　伊豆半島は山岳地帯が多くを占めていて、海岸沿いもあちこち、ギリギリまで山が出ていますので、谷間の場所ごとに温泉地があるようなイメージです。伊豆急行の路線はほとんどが海岸沿いですが、トンネルも多いんですよ。 　さて、伊豆熱川駅の改札を出るとすぐ左側にコインロッカーがあります。 　日帰り温泉が目当てなら、重い荷物はこちらに預けていきましょう。 　坂道が多いので、なるべく荷物は少なくして歩きたいです。 　駅の売店では「雛の吊るし飾り」も売っていますよ。 　駅を出ました。 　駅舎の外観です。 　右側はホテル。ホームの背後に見えているのもホテルです。 　駅を出て右前方に進むと、早速、源泉塔の櫓を発見！ 　湯けむりが立っていますね～！ 　ここには足湯もあります。 　ここは、「熱川湯の華ぱぁーく」 　ぱぁーく・・・ぱぁーく・・・ぱぁーく・・・ 　温泉街を歩き回った後に、電車が来るまで時間があれば足湯で足の疲れを取ると良いかも。 　のぞきこんでみましたけど、いわゆる「湯の花」は見えませんでした。 　熱川温泉の泉質は「ナトリウム－塩化物・硫酸塩温泉」で、塩分を多く含んだ温泉ですが、無色透明です。 　※画像をクリックすると大きな画像で見られます。 　温泉分析書がありました。 　 　（２）に続きます！ ★日本ブログ村のランキングに参加しています。 ↓　凸ぽちっと、応援お願いします。 にほんブログ村 にほんブログ村 ★撮影時期＝２０１８年１２月 ★撮影場所＝静岡県賀茂郡東伊豆町 close

熱川温泉の温泉街（１）櫓から湯けむりが立つ温泉街、足湯　〔静岡県東伊豆町〕