先日の１月１２日（土）にNHK総合で夜８時１５分から『さし旅』が放送されました。１２日のテーマが「仏像」で、次回１月１９日（土）のテーマは「温泉」だそうです。さっしー指原莉乃さんと、温泉マニアがどんな会話をするのか、さっしーの入浴シーンは果たしてあるのか？今から楽しみです。「さ…… more し旅」は不定期に放送されてきましたが、今回３週連続で放送が決まっていて、１月２６日（土）にも放送があるそうですよ。お見逃しなく！ 　さて、本題です。久しぶりに温泉レポートですよ！ 　今回の旅では福井県小浜市（おばまし）で一泊しました。 　若狭地方って天然温泉の宿が少なくて、今回はどこで泊まろうか迷ったのですが、小浜市に２つしかない天然温泉の宿の１つが予約できましたので、こちらに泊まりました。 　「サンホテルやまね」さん。 　公式ホームページのトップページでは「若狭小浜　夕日と華膳（グルメ）の宿　やまね」という名称になっていますが、WEBページのタイトルは「小浜温泉　サンホテルやまね」、部屋にある案内などでは「サンホテルやまね」、じゃらんnetや楽天トラベルのページでは「若狭おばま温泉　夕日と華膳（グルメ）の宿　サンホテルやまね」、WEB上の地図などでは「サンホテルやまね」となっていることが多いようです。 　正式名称はおそらく「サンホテルやまね」だと思われますので、この記事のサブタイトルも【若狭小浜「サンホテルやまね」～】としました。 　小浜温泉というと長崎県に小浜温泉（おばまおんせん）という温泉街がありますし・・・・ 　そもそも福井県小浜市に天然温泉は、ありません。 　・・・・って、あれっ？と思うかもしれませんが、この記事を最後のほうまで読んでいただければ、謎が解けます。 　※画像をクリックすると大きな画像で見られます。 　周辺地図です。 　JR小浜駅から約１km弱。途中までアーケード街（歩道に屋根あり）になっています。 　前回、２０１３年に泊まった宿「ホテルせくみ屋」へ行く道と同じ道を歩きます。「ホテルせくみ屋」までは駅から約500ｍほどですが、まあ、どちらも駅から近いですね。 　「サンホテルやまね」は西向きで全室オーシャンビュー。道路を挟んで西が海（小浜湾）になっていますので、天気が良ければ客室から海と夕陽が見られます。 　部屋からの眺めは後で紹介します。 　まずは、早速、温泉からです。 　大浴場の利用可能な時間は午後３時から午前０時までと、翌朝午前６時から９時までです。 　総部屋数が３１室なので、時間を見計らえば、空いている時間もあります。 　ちょっと驚いたのは、プラン内容に表示が無かったのに夕食がお部屋食だったことです。 　部屋の人数によるってことなんでしょうけど、わりと和風な宿でした。中規模な温泉旅館といった感じです。 　大浴場は男湯女湯とも、内湯１つと洗い場のみです。 　夜遅い時間に貸切状態だったので撮らせていただいた写真もあるのですが、湯気で真っ白なのでボツにしました。 　こちらは朝食後の午前８時半頃に貸切状態だったので撮らせていただいた写真です。 　撮影の設定をなおしていなかったので１６対９のアスペクト比になっています。 　大浴場は男湯女湯ともに１階にありますので、海の眺望が無いのが残念です。 　ただ、朝のこの時は窓の外側のちょっとした庭が雪景色になっていたので、ちょっと風情がありました。 　洗い場。カランは８箇所ありました。 　湯口からは結構な量のお湯が常時流れているのですが、循環ろ過ですね。 　でも、お湯はなかなか良い感じ。透明ですが、口につくとややしょっぱい感じの塩化物泉。湯船も温泉成分によりいくらか変色しています。塩素臭は、あまり気にならなかった気がします。温度は適温かやや熱めぐらいでした。 　まあ、年末寒波の雪と風の中を歩いた後で入った温泉は格別でしたし、夜も朝も寒かったですから、塩化物泉がじんわりと体にしみこみ、ぽっかぽっかに温まりましたよ。 　さて、温泉分析書です。 　これで謎は解けましたか？ 　注目は、「２．源泉名および湧出地」です。 　源泉名は「はまなす温泉わたつみの湯」 　そして、湧出地は「福井県大飯郡高浜町」となっています。 　そーーーなんす！（＞о＜）＞　ぺしっ！ 　ここも「ホテルせくみ屋」と同じく、隣りの高浜町にある湧出地からの運び湯なんですよ。 　運んできたお湯を循環ろ過・消毒して繰り返し流しているというわけです。 　まあ、繰り返しの頻度や、毎日運び湯しているのか数日おきなのかは分かりませんが。 　実は、予約を入れる前に公式ホームページを見たら「はまなす温泉わたつみの湯」と書かれてあったので、運び湯とは書かれていなかったものの「せくみ屋と同じジャン！」ってことは分かっていました。 　分かってはいましたけど、この辺りには天然温泉自家源泉の宿が無いので、今回はここでいいか、と思った次第。 　でもね、考えてみれば、全国の多くの宿は「循環ろ過あり・消毒あり」なんですよ。純粋な１００％源泉で掛け流しの宿なんてそうそうありません。源泉掛け流しと紹介されているので行ってみたら実際は違ったということも。結構あります。 　温泉にこだわり過ぎて行動範囲が狭くなってしまったらもったいないんです。 　以下、温泉分析書の続きです。 　画像をクリックすると大きな画像で見られます。 　泉質は「ナトリウム－塩化物泉　（等張性・中性・低温泉」 　ナトリウムイオンと塩化物イオンがかなり多く、マグネシウムイオンも多い、海系の塩化物泉ですね。 　炭酸水素イオンも多めで、これはなかなかの良質な温泉です。 　加水されて薄まっている可能性もありますが、これだけ良い天然温泉なら、活用したいというのも分かります。 　湧出地である高浜町の現地でこの温泉に入れるのかどうか調べてみたのですが、とても残念なことに、高浜町唯一の天然温泉だった「はまなす温泉わたつみの湯」（日帰り温泉施設）は２０１６年１０月から休業しています。 　高浜町と言えば、現在再稼働している原発の１つ「高浜原子力発電所」がある町。 　周囲の市町村・府県の反発や心配をよそに、すでに４０年を超えた老朽原発を２０１６年に再稼働させました。 　他に何があるというわけでもない、福井県の辺境の地ですから、わざわざ訪れる旅行者が減るのも無理ないですよね。 　周囲の小浜市含め福井県や京都府・滋賀県に事故で汚染が広がらないことを祈るばかりです。 　脱衣所です。部屋鍵だけでなく衣服も入れて鍵をかけられる大きなキーボックスになっているので安心ですね。 ↓　サンホテルやまねの公式ホームページはこちらです。 「若狭湾国定公園／小浜温泉 サンホテルやまね [公式ＨＰ]」 http://yamaneryokan.co.jp/ ◆日本ブログ村のランキングに参加しています。 ↓　凸ぽちっと、応援お願いします。 にほんブログ村 にほんブログ村 ★撮影時期＝２０１８年１２月 ★撮影場所＝福井県小浜市 ↓　北陸地方の温泉宿・日帰り温泉のインデックス・ページはこちら。 「とある温泉宿・日帰り温泉の記事目次（インデックス）［北陸地方編］」 close

若狭小浜「サンホテルやまね」（１）天然温泉は嬉しいんですが・・・　〔福井県小浜市〕