2018年のお話です。 それでは今日からまた「ヘタレと行く！」シリーズ第2弾、2018年4月18日～20日2泊3日「熊本・大分温泉巡り旅」、続きを再開していきます。 硫黄臭プンプンの旅館の立ち寄り湯『湯浦温泉 亀井荘』を後にして、ヘタレ号は約5km…… more ・10分ほど走り「野坂の浦」を望む海沿いの地へ。 やって来ました1日目2018年4月18日17湯目は……   『計石温泉センター』です。 この温泉が1日目2018年4月18日、この日最後の温泉になります。   長田王が筑紫に遣わされた際に「万葉集」の和歌を詠んだ夕日の美しい景勝地として知られる「芦北の野坂の浦」。 その「野坂の浦」の沖合192m、水深12mの地点に噴出している「海底湧出自然温泉」を集め、地上まで送湯し利用しているのが計石温泉センターです。 海底から湧いている温泉に入ることができるなんてめずらしいですよね！   入浴料は170円。（2018年4月現在） なんですが……   僕は『まっとうな温泉』の「無料入浴温泉手形」利用により無料で入らせていただきました。   湯上りの休憩所も広くて清潔感があります。   脱衣場はこんな感じ。 あっ、ヘタレが何やら写メを撮ってる！ てか、こいつはあの変な服はどうしたのでしょう？ やっぱり着脱が面倒なので脱いだのかな？（笑）    ヘタレが意味もわからず（笑）写メを撮ってた温泉成分表。 時計を見ると時刻は18時15分を過ぎたところですね。 この日の1湯目の『白鳥温泉 上湯』には朝6時40分頃に入れてもらいましたから、朝から夕方まで約12時間ほど温泉に入りまくって17湯か…… 宮崎～熊本とそこそこ移動距離もあり、途中でうな重食ったことを考えるとまあがんばった方ですかね？（笑）   泉質：ナトリウム-塩化物泉　　　 （低張性中性高温泉）泉温：42.9℃ 加水・循環・消毒はありませんが、11月～4月の期間は加温していると記されています。 この日は4月18日だったのですが、さて、加温されているのでしょうか？   10円のコインロッカーもありますよ。 ただし投入した10円は戻ってこないようです（笑）。   床・壁、そして浴槽の底が石貼りでどことなく武骨な印象を受ける浴室。 一度に10人くらいは入れそうな五角形の浴槽がひとつあります。 海側に向かって大きな窓があったんですが……   大きな窓はブラインドで覆われていましたが、写メを見ると小さな窓から夕日が差し込んでいるようにも見えますよね。 たださ。 夕日で有名な景勝地なのに、夕日の写メを撮ってない！←馬鹿 んー、どうだったのかな、夕日が撮れる状況ではなかったのか？覚えていません（苦笑）。   シャワーとカランもありますよ。   緑色の帯状に温泉の霊が写っていますが（笑）、お湯の色自体は無色透明です。   どことなくウミガメの頭を思わせる湯口。   海底から湧く温泉だということでかなり塩からいのでは？と思っていたのですが、そこまでしょっぱくなかったです。 まあでも塩分を感じるのは確かですよ。   源泉投入直下の温度は42℃くらい。 泉温が42.9℃とのことでしたが、加温していたのかな？微妙なところですね（苦笑）。   浴槽の真ん中辺りは41℃ちょっと。適温ですね。   やっぱり塩分が多いのでしょうね、温度のわりにはよくあたたまる感じがします。 湯上りもポカポカしていてこの日の最後に入るお湯としてはよかったのかな、と。 ただまあ、ほんのちょっとベタつきがある気もしましたが（苦笑）。   夕日に赤く染まる俺！（爆） でね。 お湯から上がって駐車場に向かい車に乗り込もうとしたその時、突然、まるで知らないおじさんから声をかけられたんですよ……   そのおじさんは「市場に出ないやつだけど……」と言いながら、僕らに「デコポン」をくれたんです！ おじさんはデコポン農家の方だったのでしょうかね？ ちなみにデコポンは「熊本果実連」の商標登録で、本来の品種名は「不知火（しらぬひ）」と呼ばれているとか。   現在67歳だというおじさんはその昔大阪の河内長野市におられたそうで、僕らの関西弁を聞きつけて「大阪の人でしょ？」と言いながらデコポンを持ってきてくれたんですよ。 てか、僕らは別に大声で話している意識はないんですが、関西人はそもそも声がデカイからなあ（苦笑）。 あと、やっぱり関西弁って耳に付く？耳障り？なんでしょうね！（爆）   デコポンの皮を剥くヘタレ。めちゃめちゃ笑ろてるやん！（笑）   ご存知の方も多いと思いますが、僕は酸っぱいものが苦手でして。 ちょっと警戒しながら（笑）デコポンをいただいたのですが、案の定めちゃめちゃ酸っぱかったです！（爆） まあでも、温泉巡りで喉が渇いていましたので何個か食べましたよ。 で、まあそんなこんなでワーワー言いながらデコポンを食べておりますと…… 今度は僕らと同年代くらいの女性が車のところまでやって来まして……   僕とヘタレに1個ずつお菓子をくれたんですよ！ 「ひのくに椿」といって熊本のお土産なんだそうです。 何でもその女性も以前に兵庫県の加古川にいたとかで、「関西弁がなつかしくって……」つい声をかけたくなったのだとか。 てか、俺らってそんなにデカイ声なのか！（爆） まあでも、関西出身の人はみんなやさしいなあ、人懐っこいというか。 考えようによってはなれなれしいんだけれども（笑）、それもまあええとこやん？   包装をむいてみるとこんな感じ。 あ、ちなみに僕がひざの上に広げているのは「温泉ノート」です。 1湯入る度にすぐお湯や浴場などのインプレッションをその場でメモしておくんですよ。 なので、こうして時間が経った後でも温泉記事が書けるわけです。   あ、ひのくに椿、ね（笑）。 んー、しっとりとしたクッキーの中に（他に呼び方があるの？笑）あんこが入っている感じでしょうか。 酸っぱいデコポンを食べた直後だっただけにことさら甘さを感じることができてとってもおいしかったです。 関西から遠く離れた熊本の、そのまた片田舎の海っぺりの町で塩分たっぷりのお湯につかり、元関西人？のやさしさに触れて身体も心もぽっかぽか。 さて！ この日宿泊予約している熊本市内のビジネスホテルまではここから約80km。 あまり遅くならないようにヘタレにがんばって運転してもらいましょう！（笑） close

計石温泉センター〈海底から噴出する源泉を利用するめずらしい温泉〉@熊本県葦北郡芦北町計石