2019年のお話です。 はい、それでは今日もまた2019年2月20日「吉野・十津川 日帰り温泉旅行」、続きを進めていきます。 さて、老人福祉系の新鮮湯だった『十津川温泉 南部老人憩の家 憩の湯』を後にして、旧よしのや号は国道168号線をさらに少しだ…… more け南下、すぐに県道へ右折して次に目指すのは「上湯温泉 河原の露天風呂」。 実はこの「河原の露天風呂」、紀州半島大水害により閉鎖されてしまったんですが、2017年7月にリニューアルオープン。 再開の情報は知っていたのですが、なかなか行く機会がなく、ようやくこの日に初訪問です。 と言うよりもむしろ、この「河原の露天風呂」に行きたいがために、この日の行き先を十津川に決めた、という方が正しいかな、と。 上湯温泉の「河原の露天風呂」に車で行くには、ナビの目的地に『上湯温泉 神湯荘』を設定すればスムーズに行けるはずです。   国道168号線を右折してからはそこそこ細い道をそこそこの距離走ることになります。 温泉好きの方の中にはセンターラインの無い道が苦手な方もいるみたいですが（笑）、この道も運転が下手くそだと離合するのに苦労するぞ！（爆） はい、上の写メに注目！ 「上湯温泉　この下」という看板が出ていますよね？ その先に橋が見えるでしょう？   橋を渡らずに手前の道を思いっきり鋭角に左折します。 たぶん切り返しが必要。 看板が出てますね、リニューアルした「河原の露天風呂」の正式な名称は『大露天風呂十津川村上温泉』というみたいです。 現在では村上さんとおっしゃる方が経営されておられるのでしょうかね？   この道を川の方へと降りていきますと……   予想外の広い駐車場に出てちょっと安心（笑）。   休日などには飲食物なども提供されているのでしょうか、海の家みたいなテーブルと椅子があったり。   その奥が入浴受付なんですが、平日ということもあってか留守にされていました。   入浴料500円を料金箱に投入。（2019年2月現在） 入浴時間は9：00～17：00。木曜日定休（夏休み期間中は休まず営業）ということのようです。（要確認でお願いします）   左の階段上の浴場が女湯、上湯川に面したよしず張りの浴場が男湯です。 また、女性も希望さえすればバスタオル巻きで男湯に入ることができるとのこと。（要確認でお願いします）   脱衣場は極めて簡易なもの。   脱衣場から浴槽までのコンクリート打ち放しのスペースが洗い場ということでしょうか？ ただし、シャワーやカランは設置されていませんが……   アメニティ類や洗面器と椅子は置いてありました。   とにかく浴槽がデカイ、広い！ 上湯川に面して囲いなども何もなく開放感は抜群、野趣あふれる露天風呂です。 先客がお一人おられたんですが、もし誰もいなかったらこのプールみたいな露天風呂で泳いでみたかったです！（笑）   逆アングルから。 上湯川との一体感が素晴らしいですね！   湯口は写メ左の丸いやつと写メ右のパイプの2カ所。   手水鉢のようなものにいったん源泉を投入し、そこからあふれさせるようにして浴槽へと流し込んでいます。 高温の源泉温度を少しでも下げるための工夫でしょうかね？   温泉分析書などは見当たらなかったのですが、この表示によりますと泉質はナトリウム-炭酸水素塩泉、泉温は85℃のようです。 その他の詳細は不明。   手水鉢のまわりには硫黄成分でしょうか、白い糸のような湯の花がデロデロと大量に付着していました。 見た感じはちょっと流しそうめんみたいで、おいしそうですね！（爆）   一方、パイプの方はノズル全開で直接浴槽に投入されていました。   浴槽の奥から大量のオーバーフロー。そのまま上湯川に捨て湯されています。 まあ間違いなく加水・加温・循環・消毒一切なしの100％源泉かけ流しだと思われます。   手水鉢の中の温度は76℃。 引き湯され、また、鉢の中で少し温度が下がっていることを考えると、やはり加水はされていないのかな、と。 鉢の中のお湯は硫黄臭プンプン！ 鉢の中に手を突っ込むとさすがに火傷してしまいますので（笑）周りのお湯を手ですくって飲んでみましたが、タマゴ味、ダシ味のおいしい温泉でした。   源泉投入場所からこのくらい離れると浴槽内温度は44℃弱。 少し熱めのお湯です。   お湯の色はクリアな無色透明。 写メではわかりにくいんですが、お湯の中には大きな白い湯の花が大量に舞っていましたよ。   川のそばに行ってみるとこんな感じ。 ところどころに石が配されていますから、その石に腰かけて川の流れを眺めながらのんびりと入浴することができます。   また、川に下りることができるステップも設けられています。 暑い夏なんかには川の中に入ってクールダウンしてまた、温泉に入ったり、と交互入浴するのも気持ちよさそう。 ちゅか、ハシゴがあるということはマッパで川に入っても怒られないんでしょうね、知らんけど（笑）。   浴槽につかった状態だと川は見えないのですが、視線を遮るものが何もない開放感が素晴らしい。 ツルスベ感のある浴感がとっても心地いいですね～。 まろやかで肌にまとわりつくような感覚もあって、こりゃあなかなかいいお湯ですよ！ でさ。 実はこの露天風呂の周辺は河原を掘ると地面からお湯が湧き出てくるんですよ！ 僕はこの露天風呂のすぐ下流、ここから見えているような場所で2016年10月にスコップ穴掘りをして入浴？したことがあるんです！（爆） その時の記事（UPは2017年1月）を以下にリブログしておきますので、興味がおありの方はご一読ください。  まあ何だ、ここでスコップ穴掘りをした当時はこの『大露天風呂十津川村上温泉』はまだオープンしてなかったわけで。 現在ではこんな立派な大露天風呂があるのですから、わざわざ苦労してスコップで穴を掘る馬鹿はいないと思いますが（笑）。  close

上湯温泉 大露天風呂十津川村上温泉〈野趣あふれる河原の露天風呂〉@奈良県吉野郡十津川村出谷