2019年のお話です。 はい、それでは今日もまた2019年3月26日（火）～3月28日（木）2泊3日「伊豆 湯ヶ島・伊東・熱海」温泉旅行シリーズ、続きを進めていきます。 前回記事では落合楼村上の貸切露天風呂をご紹介したわけですが。 落合楼…… more 村上にはこの貸切露天風呂の他に「天狗の湯／洞窟風呂」と「モダンタイル風呂／ひさごの湯」があることは前回も書きました。 でね。 これらは男女入替制となっており、 「天狗の湯／洞窟風呂」男性　15：00～19：00女性　20：00～24：00　　　　朝5：30～10：00 「モダンタイル風呂／ひさごの湯」女性　15：00～19：00男性　20：00～24：00　　　　朝5：30～10：00 となっているんです。 つまり、実質的には夕食までに男性は「天狗の湯／洞窟風呂」に、女性は「モダンタイル風呂／ひさごの湯」に入らなければ、それぞれその浴場にはもう入れない、ということになります。 なので、制限時間よりも少し早く15時40分頃に貸切露天風呂を出た僕らは、オカンにはその足で「モダンタイル風呂／ひさごの湯」に向かわせ、僕はフロントまで貸切露天風呂の札を返却しに行きまして。    再び浴場へと通じる通路へダッシュで戻ってきました。 何が「いい旅館でゆっくりする」やねん、せわしないったらありゃしない！（爆） と言いますのもね。 16時からは確実に1組は貸切露天風呂の予約が入っているわけですよ。 それに平日のこの時間ではまだ旅館内に他のお客さんの気配がなかったこともあって。 今なら浴場も空いているはず！との目論見があったわけです。 貸切露天風呂へは上の写メ突き当りの出入り口から向かうんですが、その他の浴場は突き当たり手前左側の……   この階段を降りた先にあります。   階段を降りた左側が「天狗の湯／洞窟風呂」、右側が「モダンタイル風呂／ひさごの湯」ということになります。   「天狗の湯／洞窟風呂」の入口。 この時間帯は男性風呂ですね。   入口を入ってすぐに休憩所のようなスペースがありました。   休憩所の逆アングル。ウォーターサーバーがあります。   見えないかも知れませんが、壁の時計の針は15時46分くらいを指しています（笑）。 あと、またもや温泉分析書がアホみたいに貼ってありますね。 僕はすでに貸切露天風呂で心が折れてしまっているので、今さら全部の写メを撮ってきちんと説明しようという気持ちはさらさらありません（苦笑）。 ですが……   この浴場で注目すべき源泉は初めから決まっています、落合楼村上の自家・独自源泉である「大滝の湯」です！ そして、「大滝の湯」はこの浴場の洞窟風呂でしか入ることができないのです。     源泉名：大滝温泉　湯ヶ島28号泉質：カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉　　　 （低張性弱アルカリ性高温泉）泉温：44.7℃pH値：8.2 あと、やはりこの浴場にも「落合の湯　湯ヶ島７号」と「釜石温泉　湯ヶ島18号」の分析書が貼ってあったように記憶しています。 でね。 脱衣場に入ってみますと……   やっぱり誰もおらーーーん！作戦成功！！！ いやまあ、この落合楼村上でバタバタバタバタとせわしなく行動するような馬鹿は俺くらいなものなのかも？（笑） 結局、入ってから出るまで僕はこの「天狗の湯／洞窟風呂」を独泉状態で楽しむことができました。   洗面台はこんな感じ。   ここでもタオルは使い放題。 写メ左側の入口から浴室へ。   おおお！！！これが洞窟風呂か！ あ、写メ左下の切れている扉を覚えておいてください。   手前に洗い場があり、奥に浴槽があります。 洗い場には何だか高級そうなラコンサとやらのシャンプー、コンディショナー、そして、ボディソープ。 存分に浴槽につかった後も最後まで誰も来なかったので、ゆっくりと頭と身体を洗いました。   昭和初期に溶岩を積み上げて造られたという洞窟風呂はまるで地底の洞窟のように薄暗く、奥には滝のようにお湯が流れ落ちています。 あああ、写メで伝わらないのがもどかしい！ 実際に目にするとものすごい迫力なんですよ。   この滝のように落ちているお湯が、その名の通り「大滝の湯」という落合楼村上の自家・独自源泉です。 繰り返しになりますが、「大滝の湯」はこの浴場のこの湯滝にしか使われていません。 僕が落合楼村上で最も楽しみにしていたのがまさにこの「大滝の湯」なんですよ。 写メ左側から光が差し込み、暗い洞窟内で湯滝が光に照らされて幻想的・神秘的な雰囲気です！ でね。 写メ左側のゲートのようなところから外に出るとそこは露天風呂の天狗の湯なんですよ。   で、この出入り口が覚えておいてくださいと先述した洗い場左側の扉で、その先はやはり露天風呂の天狗の湯になっています。 そう！洞窟風呂と天狗の湯とは回廊式にグルッとつながっているというわけなんですね。 天狗の湯はまた後ほどご紹介するとして、洞窟風呂に戻りましょう。   バシャバシャバチバチ！とすさまじい音を立てながら、かなりの勢いで流れ落ちる源泉・大滝の湯の湯滝。   手で受けてみるとものすごい水圧なのがわかります。 やはりかすかに甘いような匂いがしますね。 飲んでみますと、ほとんど味がない感じなんですが、うっすらと塩味、甘ダシ味がしました。   奇跡の1枚！！！（爆） いや、この湯滝のお湯、めちゃめちゃ熱いんですよ！（笑） もともとの泉温が44.7℃ですから、（後ほど仲居さんに確認した通り）この日の源泉・大滝の湯は確実に加温されていたと思います。 とにかく、めっちゃ熱いので長時間浴びることができなくてすぐにスマホのシャッターを押そうとするんですが、（もちろん自撮りです）跳ね返ったお湯のしぶきでスマホがビショビショに濡れてしまってシャッターのボタンがまったく反応しないんですよ（苦笑）。 何10回と撮り直して←馬鹿偶然のようにようやく撮れたのが上の写メだというわけ。   かなり水圧がありますから、うたせ湯としても利用して。 何度も書いていますが、落合楼村上の自家・独自源泉である源泉・大滝の湯が使われているのはこの湯滝だけですから、存分に楽しませていただきました。 まあでも、浴槽に投入される源泉を直に浴びたりするのは、マナー違反かも知れませんね、今となっては反省しています。 もし今度やる時は写メ撮らずにこっそりとやります。←   洞窟風呂の浴槽内温度は43℃弱。適温ですね。   前回記事でご紹介した貸切露天風呂よりも若干ツルスベ感が強い気がします。 でもね。 実はこの洞窟風呂にも浴槽の底に小さな穴があって、その穴から大滝の湯とは別の源泉が投入されているんですよ。 で、その別源泉がかなり熱くてですね、知らずに穴の上に座ったりすると「熱っっ！！！」ってなる（笑）。 いや、火傷するほどではないけども。 つまりはこう言うことです、洞窟風呂の浴槽内のお湯は大滝の湯と穴からの別源泉がブレンドされちゃってるということ。 なので、自家・独自源泉の大滝の湯だけを純粋に楽しむためには、「湯滝のお湯を直に浴びるしかない」ということになっちゃうんです（苦笑）。   さあ、洞窟風呂から外に出てみるよー。   おおお！！！ パアーッと視界が広がり、陽の光が眩しいくらいです！ これまた広大な露天風呂ですね！ いや、屋根が半分かかっていますから、半露天風呂と言った方が正しいのかも知れません、とにかく、もし雨の日だったとしても快適に入浴できますね。 その屋根のデザインがまた凝っていてカッコいいんですよ！   そう、この露天風呂が「天狗の湯」です。 「天城の天狗が入りにきた」という伝説があるとか。 これだけ広々とした露天風呂をまたも独り占めできるなんて、何と贅沢なことでしょう！ まあね、そもそも落合楼村上は総客室が15室かな？とにかくそんなにたくさん部屋があるわけではないですし、平日の16時頃といったまだ早い時間だったですからねー。 貸切露天風呂にチェックイン10分後に入って、そのまま「天狗の湯／洞窟風呂」に来ることができたのは、かえってラッキーだったのかも。 ちなみに、同じ時間にオカンが入った「モダンタイル風呂／ひさごの湯」もずっとオカンだけだったようで、ゆっくり入れたと喜んでいました。   洞窟風呂と天狗の湯の間はお湯が自由に行き来していて、また、オーバーフローもふんだんにありました。 もちろん、源泉かけ流しですよ。   天狗の湯も狩野川の渓流沿いにあります。 せせらぎの音や川を渡って吹く風がとっても心地いい！   屋根のある方からのアングル。 で、この手前側に行きますと……   湯上りにクールダウンできる木のベンチが置いてありました。 写メ左のガラス戸の向こうが脱衣場前の休憩所になります。    天狗の湯の浴槽底部にはところどころにいくつか小さな穴が開いていて、この穴から源泉が投入されています。（お湯が出ている穴と出ていない穴とがあります） どの源泉なのかは不明ですが、投入されているお湯はかなり熱かったですね。   天狗の湯の浴槽内温度は42.3℃。 洞窟風呂よりもほんの少しだけぬるめですね、誤差の範囲内ですが（笑）。   あ～～～～ この天狗の湯も川のせせらぎの音が聞こえてきてほんとに心癒されますね～。 浴感は洞窟風呂よりも少しやわらかいような気がします、いや、俺の言うことなのでまったくアテにはならん！（爆）気分的なものかも知れません。   「天狗の湯／洞窟風呂」、薄暗い洞窟と光とせせらぎの露天風呂、まったく真逆のベクトルを持つ浴室が一体となってつながっている、ほんとにスケールが大きい、ダイナミックな浴場でした。 天城の天狗が入りに来たくなる、そんな気持ちもわかりますね（笑）。   お湯から上がって部屋に戻り、こんなものを見つけました。 時間制限があるようですが、【おつまみ付きのお飲み物】をルームサービスしてくださるようです。   せっかくなので、地ビールだという「ベアードビール　修善寺ヘリテッジへレス」なるものをお願いしてみました。   ラベルがカッコいい！！！   プハー！！！ めっちゃめちゃうまい！ ウェルカムドリンクを一気飲みしただけで（苦笑）、水分も摂らずに「貸切露天風呂」と「天狗の湯／洞窟風呂」に連続して入ったものですから喉が乾いていたんでしょうね、沁みるようなうまさです。 まあでも、そんなに苦味が強くなく、うまみがありながら飲みやすい、僕の好きなタイプのビールでしたよ。   宿の方が「こんなものしかなくて……」と軽く半笑いで持って来てくださったおつまみ……？？？ って、キットカットとルマンドやん！（大爆） ビール飲むのに甘いやつ、いらん（苦笑）。 お菓子は後でオカンにあげました（笑）。   コースターもオリジナルデザイン。 いちいちこだわってるんですよ。   俺の安タバコ「エコー」が昭和レトロチックでかえって雰囲気出てません？（笑） この地ビールがあまりにおいしかったのでもう1本追加でお願いして、ようやくゆったりとした気分で夕食までの時間を過ごしました。 あ、2本目のビールの時は「もうお菓子はいりませんから」と、お断りしましたよ（笑）。   close

湯ヶ島温泉 落合楼村上③　天狗の湯／洞窟風呂〈落合楼村上の自家源泉「大滝の湯」を存分に満喫！〉