板垣旅館で熱いお湯に浸かった翌日、温いお湯を求めて駒の湯温泉に行ってきた。約2年ぶりの訪問となる。今回は、お湯だけでなく、お蕎麦をいただくのが目的。これまで何度かお風呂には入ったが、お蕎麦は初めて。仙台は34℃の暑さだが、標高の高い駒の湯は26℃で過ごしやすい。「蕎麦付きの入浴」…… more で受付を済ませて早速お風呂に向かう。脱衣所はいたってシンプル。浴室に入るとフワッと硫化水素臭が感じられる。小さい浴槽は2人サイズ。湯口からは温めのお湯がドバドバと注がれている。木製の箱の中には湯口と換気扇があり、硫化水素を外に逃がすようになっている。泉質は、含硫黄-カルシウム-硫酸塩泉（硫化水素型）で、PH４．４の弱酸性のお湯。浴槽内には大きくて白い湯の花が多数舞っている。湯温は温めで長湯できる。お湯に浸かっているときには少し温いと感じるが、お湯から上がった後も温かさが持続する。浴槽の縁から浴室の床に常にお湯が流れ出している。ザブンとお湯に浸かると、一斉にお湯が溢れ出し、浴室の床は洪水状態になる。一応洗い場はあるが、石鹸等は置かれていないので持参する必要がある。ここでは体や髪を洗うより、お湯に浸かってお湯の良さを堪能するだけで十分だと思う。浴室の窓の外に景色が素晴らしい。額に入った一枚の絵のよう。外の景色を眺めながらまったりと過ごす。外にテーブル席が設置されている。蚊取り線香の懐かしい香りの中、涼しい風を受けながらちょっと休憩。館内のテーブル席が一杯だったので、座敷の休憩所に案内される。細長い造りの休憩所には座卓が３つある。休憩所で休んでいると、ほどなくお蕎麦が提供される。お蕎麦もつゆも美味しくいただき、満足。サービスで出してもらった水ようかんも冷たくて美味しい。帰るときには、入湯証明書と駒の湯の案内と駒の湯通信をいただいた。足湯から再スタートした駒の湯は、日々進化をとげている。いつかまた行ってみようと思う。訪問日：2019年8月4日駒の湯温泉場所　栗原市栗駒沼倉耕英東88料金　大人５００円　小学生３００円　幼児１００円　食事付きにすると１００円割引時間　１０：００～１７：００　※冬季休業 close

駒の湯温泉