扇山温泉は組合員専用共同浴場（ジモ専）です。一般の方は入浴できません。 「第105回 別府八湯温泉まつり」の無料開放にて、ありがたく入浴させていただきました。 2019年のお話です。 はい、それでは今日もまた「ヘタレと行く！」シリーズ第3…… more 弾、2019年4月4日(木)～4月7日(日)3泊4日「別府・大分」温泉旅行レポ、1日目4月4日（木）の続きです。 前回温泉記事ではずっと憧れだったジモ専『長命泉』に念願叶って入浴でき、「第105回 別府八湯温泉まつり」の無料開放日時を間違えていた組合長さんに謝罪されかえって恐縮したんですが（苦笑）。 さすがに地味なジモ専ばかりではヘタレも飽きちゃうだろうし、僕のブログ記事も華がない！（爆） なので、長命泉の次にはプールのような大浴槽に目にも鮮やかなコバルトブルーのお湯が満たされ、高台から別府を一望するパノラミックな眺望がひろがる、超有名な『いちのいで会館』へと行く予定だったのですが。 その行き道の途中で……   このような看板を発見！！！（2019年4月現在） えっ？えっ？えっ？源泉故障だって？？？ 一応この看板の場所から電話確認してみたんですが、やっぱり休業されているとのこと。（2019年9月現在、営業されているかどうかは未確認） んー、故障ならしゃあないなあ……。 あ、いや、でも、実は僕、いちのいで会館には2013年に一度訪問済みなんですよ。 その時の記事を以下リブログしておきますので、興味がおありの方はご一読ください。 リブログ記事をお読みいただいた方はおわかりかと思いますが、いちのいで会館は温泉施設ではなくて仕出し屋さんなんですよ。 なので、「食事をした人に限り、サービスで温泉に入れる」ということなんです。 いちのいで会館で昼食をとって温泉にも入ろうと思っていたんですが、予定変更を余儀なくされました。 てなわけで、ヘタレに昼飯を食う時間を与えず、またまたジモ専めぐりを再開！（爆） やって来ましたのは……   別名「扇山」とも呼ばれる大平山の麓、閑静な住宅街の坂道にありますコンクリート平屋建てのこの建物……   『扇山温泉』です。   向かって左側が男湯、右側が女湯。 男湯と女湯の扉の間に「組合員でない人は入浴出来ません」と書かれた木の看板が！ 「無断入浴者は罰金として1,000円を申し受けます」とも書かれていますね。 んー、1,000円でジモ専に入れるなら払ってもいいような気が……（ダメ！絶対！笑）   僕らはちゃんと温泉まつりの無料開放日時を守って入らせていただきましたよ。   男湯の扉を入って左手の床にすのこが敷いてあって、その上にベンチが置かれていました。 このすのこの手前で履物を脱ぐようです。 すのこの右側、写メが切れている先には階段がありまして……   階段の先には棚があるだけの脱衣場。 棚の下には洗面器が置いてありましたが、これはどうやら組合員さんたちの私物のようでした（未確認）。 先客はおられず、入ってから出るまで終始、僕とヘタレだけで独泉できました。   階段の上から見た浴室。 アルファベットの「P」の字のようなかたちをした浴槽がひと際目を引きます！ 浴槽はせいぜい2～3人サイズでかわいらしい感じです。   浴室のフロアはベージュ系タイル貼り、腰壁と浴槽内はさわやかなブルー系タイルですね。 浴槽の縁は御影石貼りでしょうか。 浴槽の縁に加水用の蛇口が取り付けられていましたが、僕の訪問時は加水されていませんでした。 ちなみに写メが切れている右奥のコーナーに源泉枡があります。   浴室から脱衣場を見たところ。仕切りのない一体型です。 脱衣場から浴槽に入りやすいよう手すりが取り付けられ、浴槽内には2段のステップが設けられています。 組合員の方々も高齢化が進んでいるのでしょうね、手すりとステップはバリアフリー対策だと思われます。   実はこの手すりとステップ、新設されたものなのだそうです。 そのためにもともとは四角形だった浴槽がP字型になったんだとか。 なるほど！このP字型はいわば「やさしさのかたち」なんですね。 素敵な話じゃないですか。   源泉枡。 温泉分析書などがなかったため詳細は不明なんですが、「堀田からの引き湯」であると書いておられる方がいました。（未確認） まあ何だ、効率重視で近いエリアを回ってるせいでしょうが、それにしてもこの日これまで回ってきたジモ専は堀田からの引き湯が多いなあ（苦笑）。   源泉枡内のお湯はほとんど無色透明で小さくて白い湯の花が大量に舞っていました。   源泉枡内のお湯の温度は69.6℃。   MYケロリンコップで飲むよー（笑）。 硫黄臭、玉子味、塩味でしたね。   カランが2つとシャワーが1基。 ジモ専でシャワーがある浴場はめずらしいのではないでしょうかね。    カランとシャワーからも源泉が出てきますよ。（飲んで確かめた笑）   源泉枡内のお湯がほぼ無色透明だったのに対して、浴槽内のお湯はうっすらと白濁しています。 湯面からは硫黄臭がプンプン。 堀田からの引き湯というのがほんとうのことならば、泉質は硫黄泉系の単純温泉のはずですが、単純温泉というよりもむしろ硫黄泉っぽい印象を受けますね。 ほんと同じ源泉でも浴場によって印象が変わるんですよ、面白いなあ。   浴槽内温度は43.4℃。熱め適温ですね。   ステップの1段目のところにスリットが切られていて、この穴からお湯がオーバーフローしていました。    浴感は軽いキシ感です。   僕が貸してあげた折りたたみ洗面器でかけ湯をするヘタレ。 ケロリン桶は貸さないよ、だって、いじめてるんだもん！（爆） にしても、デブですね～（笑）。   小さな浴槽にデブが2人つかると、お湯がザザザッと勢いよくオーバーフローしていきました（笑）。 てか、ヘタレは2人並んで自撮り写メを撮る際にやたらピースをするんです。 もしくは、わざとアホみたいに口を開けてみたり。 僕が怒って「しょーもないことするな！普通にしろ！」と怒ってその場はやめさせても、また次の浴場でやる。 馬鹿なの？腹立つわー。   close

扇山温泉(組合員専用共同浴場)〈手すりとステップ新設のP字型浴槽はやさしさのかたち〉@別府市扇山