宿泊する紅葉亭にチェックイン直後に行く。 「恵の湯」は七味温泉・渓山亭の離れの湯だ。 最初、わからなくて渓山亭に行ってしまった。 橋を渡って左に進むと有ると言う。 夕方の５時を過ぎている。 急げ急げとひた走る。 まっとうな温泉本と温泉グッズだけ持って宿のサンダルで走る。 「懐…… more かしい本持ってきたね～」と、受付のおじさん。 「うちはもうやってないんですよ！」 まっとうな温泉本の無料入浴をやめたと言うのだ。 「エッ～～～お金持って来なかった」 「いいですよ、ハンコ押しますからどうぞ」 良かった。。。 お金を取りに宿に戻るとすると往復７、８分かかりそうだ。 パッと目に入った広い露天風呂には誰もいない。 ラッキー！！！ 露天を見渡せる造りの脱衣室は畳敷き。 先客さん２人が帰っていくところだった。 ２０人くらい入れそうな広い露天に入る。 川を挟んで対岸の木々の緑が美しい。 すばらしいロケーションだ。 広い露天の向こうにもう１つ浴槽があった。 こちらは４、５人規模の小さめ。 どちらも４２度前後の適温のお湯はウッスラ水色がかった白濁。 硫化水素臭がほんのり香る。 先客さん２人が帰ったのに声がする。 その声の若い女性が２人、写真を撮りたいと声を掛けてきた。 彼女たちは内風呂にいたのだ。 内風呂の存在を知って私は中へ移動。 ３ヶ所ある洗い場にはシャワーやシャンプー類完備。 石造りの浴槽は５人くらい入れる広さ。 開け放した窓から良い風が入ってくる。 落ち着いた雰囲気のお風呂だ。 露天のお湯より新鮮さを感じる。 これらの浴槽全てが源泉かけ流しだそうな。 すごい湯量を誇る七味温泉だ。 時計を見るともう５時半に近い。 慌てて上がる。 この日最後の客だった。 単純硫黄泉 ６２・５℃　pH６・６ close

七味温泉　渓山亭 恵みの湯