2019年のお話です。 はい、それでは今日もまた「ヘタレと行く！」シリーズ第3弾、2019年4月4日(木)～4月7日(日)3泊4日「別府・大分」温泉旅行レポ、3日目4月6日（土）の続きです。 浴槽がまるで泥の船のようだった析出物でコテコテ濃厚湯の『…… more 長湯温泉 郷の湯旅館』を後にして、「九州温泉道」のスタンプ集め←を長湯温泉でもう1湯。 やって来ましたのは……   『長湯温泉 山の湯 かずよ』です。僕はここは初めての訪問。   エントランスはこんな感じ。   立ち寄り湯の営業時間と入浴料・定休日をご確認ください。（2019年4月現在） 立ち寄り利用可能な時間は昼間の3時間のみと短いのでご注意くださいね。   「御湯印帳」に通算32個目のスタンプをゲットです。   ロビーから浴場へ。左が男湯、右が女湯。    僕らとほぼ同時にお客さんが1人来られまして、脱衣場の写メが撮れませんでした。 脱衣場には鍵付きロッカーがありますよ。      源泉名：山の湯　かずよ泉質：マグネシウム・ナトリウム－炭酸水素塩泉　　　 （低張性中性高温泉）旧称：含重曹-重炭酸土類泉泉温：52.1℃pH値：7.0 遊離炭酸は744.2mg、メタケイ酸は266.5mgあります。   おおお！脱衣場から浴室をのぞくと、異様な光景が！！！   なんじゃこりゃあ！！！ 男湯と女湯の仕切り壁にまるで巨大な備長炭を垂直に立てて並べたような、漆黒の石柱がそそり立っています！ あ、浴槽は奥のメイン浴槽と手前の小浴槽の2槽式ですので、覚えておいてくださいね。 ちゅか、僕はメイン浴槽にしか入っていませんが（苦笑）。 そんなことより！   皆さんが気になるのは屹立するこの黒いやつでしょ？ この石柱は「柱状節理」（ちゅうじょうせつり）と呼ばれるものだそうなんです。 柱状節理とはマグマが冷えて固まる際に柱状に入る亀裂だそうで。 北海道の層雲峡、福井県の東尋坊、兵庫県の玄武洞などが柱状節理として有名みたいです。 この山の湯 かずよの柱状節理は、9万年前の阿蘇山大噴火の際に大量の火砕流が流れて冷えて固まったものなんだとか。 にしても、高さ2mを超える黒い石柱が立ち並ぶさまは大迫力ですよ！   はい、メイン浴槽です。   で、こっちが入ってない小浴槽ね。   シャワー、カラン、アメニティ類もありますよ、旅館なんで当然ですが。   メイン浴槽の奥に湯口があります。 高いところから落とされ、析出物が積み上がってできた岩壁のようなところを伝ってメイン浴槽へと流れ込んでいます。 こうすることで源泉の温度を少し冷ますのだと思われます。 もちろん、加水・加温・循環・消毒一切なしの完全なる源泉かけ流しですよ。   にしても、析出物が折り重なって階段状になっているところもまたものすごい迫力なんですよ！ 「まるで鍾乳洞のよう」だと表現されている方がおられましたが、まさにその通りです。 これだけコッテコテに析出物が堆積するところを見ると、ここ山の湯 かずよのお湯の温泉成分の濃厚さが実感できますね！   マッパで析出物の階段を登ってコップに源泉を汲みました！（爆） あー、やっぱりデコボコブツブツザラザラの表面が相当キショイですね～（笑）。   あっ、甘塩味！ 前回温泉記事の『郷の湯旅館』と同じような味でおいしい温泉です！ あと、土類臭が強めですね。 まあ何だ、郷の湯旅館と同じ泉質ですし、似た感じのお湯なんでしょうね、見るからに鉄分、土類が多そうな長湯温泉らしいお湯だと言えます。   フロアも析出物でコッテコテ！   浴槽の縁に近い部分ではやはり湯面にモロモロと膜が張っています。   ぷくぷくと泡立っているところも。 ちゅか、手すりがコテコテにコーティングされエグいことになっています！（笑）   メイン浴槽の浴槽内温度は42.5℃。バッチリ適温ですね。 あと、上の写メをご覧いただくと、お湯の中に湯の花（温泉成分）がワラワラと舞っているのがおわかりいただけるはずです。   他にお客さんがいましたので、引きの写メが撮れなかったのですが。 浴感はスベキシといったところかな。   露天風呂もあるよー。   お湯に陽光が当たってより鮮やかな緑っぽい色に見えて美しいですね～。   露天も100％源泉かけ流しです。   光が当たって見えにくいですが、浴槽内温度は41.8℃。 HPにも「内湯よりぬるめ」との記載がありましたので、わざとぬるめにされているようですね。   ぬるめのお湯にのんびりゆったりと独泉。   自然に囲まれたのどかな環境。いいお天気で最高に気持ちいい！   駐車場に析出物の山がありました。ここもメンテナンスが大変そうですね。 山の湯　かずよ、お湯の良さ・濃厚さは文句なし、そして何よりも大迫力の柱状節理は一見の価値アリですよ！   close

長湯温泉 山の湯 かずよ(九州温泉道)〈大迫力！高さ2m超の柱状節理！〉@大分県竹田市直入町