『下諏訪温泉 みなみ温泉』は残念ながら2019年12月31日をもって閉館しました。 2019年のお話です。 はい、それでは今日もまた、2019年9月9日（月）～9月11日（水）、2泊3日「長野～上諏訪・下諏訪」温泉旅行レポ、2日目9月10日（火）の…… more 続きです。 美しいグリーンのお湯に源泉を全開ダブル投入して入浴した『上諏訪温泉 大和温泉』後にして、再び「下諏訪温泉」のエリアへ。 この日の宿は上諏訪にありましたから、「たった1湯入るだけのために下諏訪～上諏訪を往復するなんてちょっとめんどくさいなあ」と思ったのですが、今になって思えばこれが大正解で。 記事冒頭にも書きましたように、今回の『下諏訪温泉 みなみ温泉』はすでに閉館しちゃったんですよ。 閉館が2019年12月31日。僕の訪問が2019年9月10日。 もちろん訪問時は、この浴場が閉館することなどまるで知らなかったわけですが、無駄な動きをしてでも行っておいてよかったです、じゃないと後から死ぬほど後悔するところでした。 みなみ温泉にはもう入れません。 ですが、記録として、ここに記事を残しておきたいと思います。   はい、みなみ温泉です。 僕の隣に停まっている車はこの後、すぐに出て行きました。 ラッキー！！！これで先客が少なくとも1人減った！   浴場外観。入口はひとつです。   ここは朝5時半から開いていた便利な浴場だったんですけども。   浴場入口を入ると中で男湯と女湯の入口が分かれています。 下足箱に先客の履物がない！床にも置いてない！！！ これはもしや独泉か？？？   2019年9月現在の入浴料は230円でした。 あっ！！！今、もうひとりお客さんが来た！ てなわけで、僕はあわてて脱衣場に駆け込み、とりあえず服を着たままでバーッと無人浴室の写メを撮りました。 以下がそれです。    浴室の真ん中に円形の浴槽がひとつあり、3方の壁（だったかな？）にカランと鏡が並んでいて、ところどころにシャワーがあります。 湯口は撮影禁止だった『下諏訪温泉 菅野温泉』と同じで浴槽の真ん中から突き出た潜望鏡のようなタイプ。   窓もありました。   天井には湯気抜き。   ちゅか、まあるい、小ぶりの浴槽にニュッと湯口が突き出ていて、かわいいなあ（笑）。    湯口からは2方向に源泉が投入されています。   オーバーフローもしっかり。 と、ここまで撮ったところで、僕とほぼ同時に来たお客さんが浴室内に入ってこられましたので、僕は入れ違いで脱衣場へ。    脱衣場には棚とカッコいい竹製の脱衣かご。 台の上に置かれた脱衣かごの中をよくご覧いただくと、僕とほぼ同時客の衣類がきちんと畳まれて入っているのがおわかりいただけるはず。 几帳面なおっさんなのかも？（笑） 結局、入ってから出るまで、お客は僕とほぼ同時客の2人だけでした。   一応、脱衣場の別アングル。 左側ガラス扉の先が浴室。 マッサージチェア？と古い体重計が置いてありました。   地元小学校3年生による温泉マナーの絵と文。 ほのぼのしますね。   「温泉の成分・禁忌症・適応症等」の掲示があるだけで、温泉分析書は見当たりませんでした。 源泉名：四王配湯センター貯湯槽（高浜1号井、高浜2号井、高浜第3の混合泉）泉質：ナトリウム-硫酸塩・塩化物温泉　　　　（低張性弱アルカリ性高温泉）泉温：61.0℃pH値：記載なし 加水あり、塩素消毒ありです。 加温・循環はなしのかけ流し利用です。   もう一度、浴槽をアップで。 ほれぼれするほど美しく、かわいらしい浴槽ですね。 この浴槽にもう入れないのはほんとに残念です。 同じような形状の菅野温泉は撮禁だし。 ほぼ同時客のおっさんが「どこから来られたんですか？」と、話しかけてきました。 「大阪の堺です」そう僕が答えますと、「自分は大阪の大学に行っていた」とか言い出しまして。 意外と話好きみたいな感じで、愛想のいいおっさんなんですよ（笑）。 同時客のおっさんは続けて「（諏訪の？下諏訪の？）共同浴場で源泉かけ流しは少ない。この浴場はかけ流しだからいい。ここは熱いのが特徴」みたいな内容のことを、まるで自分の自慢話のように滔々と語り始めました（笑）。 諏訪のジモ専事情・共同浴場事情はよく知らないのですが、それでも「かけ流しが少ないってほんとかなあ？」と、多少（大いに）疑問に思いつつも、僕はヘラヘラ笑いながら「そうですよねー！」などと相槌を打っておきました。 いや、ここで反論したってしょうがない、おっさんに話を合わせておいた方が以後、写メが撮りやすくなるんです、ええ、そうです、そうですよ、僕は卑屈な人間なんです！（大爆）   湯口の穴に温度計を突っ込んで投入されているお湯の温度を測ってみますと47.3℃。   浴槽内のお湯の温度は45℃弱。 同時客のおっさんが自慢していた通り（笑）、少し熱めのお湯ですね   うっすらと塩味がしました。匂いは感じなかったかな？    カラン・シャワーからも源泉が出ます。 「カランとシャワーは外からだからぬるい」僕が聞いてもいないのに、同時客のおっさんがそう教えてくれました（笑）。 んー、おっさんの言う「外から」の意味がよくわかりません、浴槽の湯口もカラン・シャワーも配湯センター貯湯槽からの供給でしょうから、いずれにせよ「外から」だと思うのですが？   浴感はスベスベ感の中に軽いキシキシ感もあるように思えました。 比較的クセのないさらりとした感じのお湯だったかな。   諏訪の共同浴場で特徴的な潜望鏡湯口をもつ浴場としては、（ジモ専ではない共同浴場に限り）2017年1月に閉館した『下諏訪温泉 高木温泉』に続き、この『下諏訪温泉 みなみ温泉』も2019年12月31日をもって閉館。 あと、僕が知っているのは先日記事にした撮影禁止の『下諏訪温泉 菅野温泉』だけです。 このスタイルの浴槽での入浴写メは僕自身の貴重な記録になりました。   close

下諏訪温泉 みなみ温泉〈円形浴槽と潜望鏡湯口がユニーク！〉(閉館)@長野県諏訪郡下諏訪町