2019年のお話です。 はい、それでは今日もまた「ヘタレと行く！」シリーズ第4弾、2019年12月7日(土)～12月9日(月)2泊3日「長野」温泉旅行レポ、2日目2019年12月8日（日）の続きを進めていきます。 「丸子温泉郷」にある『大塩温泉共同…… more 浴場 大塩温泉館』に加温開始の15時前にギリ到着し、かすかに泡付きがあった小浴槽で非加温源泉の新鮮湯を満喫した後は。 ヘタレ号でわずか6km・10分ほど、やって来ましたのは同じ「丸子温泉郷」の「霊泉寺温泉」にあります……   『霊泉寺温泉 中屋旅館』です。   中屋旅館は江戸時代創業という老舗旅館。 玄関に出てこられたご主人（たぶん）に立ち寄り入浴を願い出たところ、「今日は休みなんですよ」と、いったんは断られたのですが。 「普段は立ち寄り入浴はできますか？」などと、なおも僕が食い下がると、「冷たいのをご承知であれば……？」と、ご主人がおっしゃってくださいまして。 これはすなわち、2つ前の温泉記事でご紹介した『田沢温泉 ますや旅館』と全く同じパターンなわけですね、つまり「浴槽に源泉は張っているが、加温はしていない」状態なわけです。 そこで僕が、「あ、むしろ非加温がありがたいんです！加温してないお湯に入りたいんです！」そう申し出ますと、「それではどうぞ、どうぞ」と、快く入浴を受け付けてくださいました。 そうなんですよ、2浴場連続で体温より低い源泉に入ってきたというのに、この中屋旅館でも僕はやはり加温していないそのままの源泉、冷たいお湯に入りたかったんですよ、馬鹿にもほどがありますね！（爆） ちなみに入浴料は1人500円だったと思います。（2019年12月現在・要確認） で、ご主人に案内していただいた浴場が……   貸切家族風呂の「笹舟の湯」。 何でも「霊泉寺温泉」というのは明治の文豪・武者小路実篤がこよなく愛した温泉地だそうで、中屋旅館のこの浴場に「笹舟の湯」と命名したのも実篤なんだそうですよ。   この額？の文字と絵も実篤の手によるものだと、確かご主人がおっしゃっていました、間違っていたらごめんなさい。 そう言えば実篤はなすびやきゅうりの絵なんかもよく描いていましたよね（笑）。   脱衣場はかなり狭くて引きがないのでこれが限界。 温泉分析書などはなかったように思います。   おお！！！これが「笹舟の湯」か！ まさに浴槽が笹舟の形をしていますね！   浴室自体がかなり細長くて狭く、笹舟の浴槽があるだけといった感じで洗い場の空間がほとんどありません。 まあここではお湯につかるだけなのでしょう。 浴室は全てタイル貼り。 壁が薄いベージュ系で、浴室のフロアと浴槽内には濃紺の小さなタイルが貼られており、笹舟を形づくっている浴槽の縁はこれまた濃紺の大判タイル貼りです。   笹舟の浴槽はせいぜい2人サイズといったところ。 舟の先端に湯口があり、飲泉用のコップが置いてありました。 お湯の色はクリアに澄んだ無色透明。美しいお湯です。 この時は非加温でしたので、おそらく加水・加温・循環・消毒なしの完全な源泉かけ流し利用で間違いないと思われます。 でさ。 浴槽の右側に小さな穴が開いていますよね？ この穴を覚えておいてください。   湯口です。   飲んでみると甘い！！！あと、かすかに塩味もしたような。 ほぼ無臭だったと思います。   浴槽内温度は非加温で34.4℃。 3浴場連続で体温より低いお湯に入るよー（笑）。 あ、何度も言いますが、長野の12月、クソ寒い真冬です！（爆）   覚えておいてくださいと先述した浴槽右側の穴。 実はこの穴からもオーバーフローしているんです。   あー、写メでは見えにくいですね（苦笑）。 実は浴槽内の指の先に小さな穴が開いていて、この穴が浴槽横のオーバーフロー穴につながっているのだと思われます。   ちゅか、デブが1人入っただけでほぼいっぱいいっぱいですね！（笑） 浴槽横の穴にご注目ください！ デブが入ったせいで穴から噴水のようにお湯があふれて、盛大にオーバーフローしています！ たぶんこの日、誰一人として入っていないお湯はまさに新鮮そのもの！ 浴感は軽いツルスベ感があって気持ちのいいお湯でしたよ。   フロアも洪水状態！！！洗面器が流されました（笑）。   クッソ狭い！！！ 「大塩温泉共同浴場 大塩温泉館」の小浴槽に引き続き、ヘタレの生あたたかい肌が密着して、死ぬほどキショイです！！！（爆） まあでも、実篤命名の粋な笹舟の湯で、非加温の源泉に入浴することができ、大満足でした。   close

霊泉寺温泉 中屋旅館〈実篤命名の笹舟の湯でまたも非加温源泉！〉@長野県上田市平井