2020年8月2日（日）～8月3日（月） 参加メンバー：Hさん、ちゃっぷ 　嵯峨塩鉱泉 嵯峨塩館の温泉編その１ですよ。 　ただし、この宿の予約時に、宿からの注意事項として、『温泉ではありません。鉱泉です。』ってのがありやした。 　ホームページでも、『嵯峨塩渓谷に佇む鉱泉宿』とか…… more 、『昔ながらの鉱泉宿』とか、鉱泉を強調しているのでありやす。ただ単に湯宿とすればいいんじゃねえ？　と思いやしたよ。鉱泉は温泉よりもワンランク低いイメージがありやすからな。源泉の温度が低いので沸かしているってことなんでしょうけど、どんな湯なのでしょうか？ 【初日の夕食前までの男湯】 　出された部屋菓子を食って、一息ついたらハイキングの汗を流しにとっとと風呂へ。 　まだ１４：４５くらいでしたからな、風呂に入っている客もまだいねえかも？　取材のチャンスなのでありやす。 　新館２Ｆの部屋『あざみ』を出て、目の前の階段を下りやす。部屋のカギをかける場合は、ドアノブのボッチを押して扉を閉めればよいので楽ですぜ。部屋カギは部屋を開けるときに使うだけですな。 　階段を下りたら、廊下に沿って右に行くと浴室が並んでいやす。一番手前が貸切風呂で、予約は不要で空いていれば無料で何度でも入れやす。 　その先にある男女別の浴室は、風呂掃除後の夜の７：３０から男女が入れ替わりやすぜ。夕食は全てのお客が１８：００に一斉にスタートなので、夕食後に男女が入れ替わるってことですな。で、宿泊客は風呂掃除の時間以外はいつでも入れた様な？ 　男女別の風呂の間には麦茶が設置。その脇の廊下に２人分の座るスペースがありやすが、狭いです。 　アルカリ泉の効能の説明ですな。人間の酸化（老化）を防いで細胞を活性化するんですとよ？　pH値は10.2で、高アルカリってことですぜ。７が中性でアルカリ性の最大値は１４だそうです。 　主な成分ですな。良く分かりやせんが、イロイロと入っているみたいです？ 　明治３５年に湯治場として創業したってことですよ。確かにその当時、こんな山奥に１泊２日で旅行は無理でしょうな？？　湯治には徒歩または、馬にでも乗ってきたのでしょうか？ 　これは昭和初期の温泉案内の本みたいでしたぜ。貴重な資料ですな！ 　中央線沿線の温泉宿の料金とか泉質とか効能が書いてあって、もちろん嵯峨塩館も載っているのでありやす。駅からの駄馬賃とか駕籠賃の案内や、炭酸泉で胃病・眼病によいとも書いてありやす。なるほどねえ。馬か駕籠ですか。 　では、男湯へ。男湯にはひょっとこのお面、女湯にはおかめのお面が暖簾の上に設置されていやしたよ。 　脱衣所は狭いです。まあ、山奥の秘湯なので部屋数が少なく、宿泊者数も多くないのでこのくらいの広さでも不具合がないという事なんでしょうな？ 　壁には、この辺りで撮られたと思われる写真が色々と掲示されていやしたよ。 　洗面所は２つ。 　ロッカーは無く、カゴが９つ設置。 　では、浴室へ。チャンス！　誰もいねえ。 　浴槽も洗い場も、脱衣所同様に小さめですな？ 　浴槽を、どアップで。 　さて、この洗い場は変わっていやしたぜ。 　シャワーとか、お湯を出す蛇口的なモノがありやせん。その代わり、加温した源泉がためてあり（かけ流し）、そいつを手桶でくみ上げて使うという珍しいシステム！　湯は、うっすらと硫黄の香りがしやしたぜ！！　ですが、温泉主成分の表示には硫化水素とか硫黄とかは書いていなかった様な？ 　向かい側の洗い場はシャワーとか付いた普通のやつでしたがね。この様に、洗い場の湯はあふれて浴槽に注がれているのでありやす。 　注いでいる部分をどアップで撮影。 　浴槽から洗い場を見た様子。 　投入口ですな。 　投入口をどアップで。 　なぜか浴槽の投入口の湯は、洗い場の溜め湯ほど硫黄の香りがしやせんでした。 　で、すばらしいツルスベ感！ 　鉱泉で沸かしていると言っても、極上の湯であることは間違いありやせんぜ？　源泉が温泉でも薄めて循環して消毒して・・・・元が何だか分からなくなっている温泉がたくさんありやすからな！ 　では、右手の出入り口から露天風呂へ。 　露天風呂は小さいですぜ。４～５人浸かったら満員でしょうか？　で、心配していたアブの野郎は、いやせんでしたよ。 　縦でも撮影。 　ちょい別角度から撮影。 　また縦でも撮影。 　木の棒からお湯が注がれていやすが、『この木（ネズミサシ）は日本最古のワイン用のぶどう棚の杭です』と書いてありやす。 　で、このお湯を源泉と思って飲んではいけません！　最初に露天風呂に入った時は異常にチョロチョロしか投入されていなかったのですが、急にドバドバと出る様になったのですな。しかし、その時、Ｈさんが内湯に浸かった気配があったので、変だと思って内湯を確認しに行ったのでありやす。 　すると、内湯の浴槽の縁の穴から、ぶどう棚の杭を介して露天風呂に湯を流していることを発見！　なんだそれは！　内湯の排液（浴槽のやつですが）を露天に投入しているんですかい？　そういや、洗い場の排液も浴槽に投入していやしたな・・・ 　内湯の浴槽の穴から露天風呂が見えることを動画で撮ったので興味のある方は見てください（記事のちょい下の方）。 　浴槽に浸かって杭から湯の投入を見た様子。 　内湯に撤収ですな。 　では、内湯と露天風呂の動画です。 【貸切風呂】 　ついでに貸切風呂の紹介ですよ。男女別の浴室の入り口と厠の間に貸切風呂の入り口がありやす。 　入り口に札がかかっていて、『空いています』になっていれば入れやすぜ。『入浴中』の場合は、時間をずらして再チャレンジですな。 　貸切風呂の入り口を開けて中を見た様子。脱衣所と浴槽の間には仕切りのドアがあるのですが、開けっぱなしになっていやしたぜ。なので、入ったとたんに熱気がムンムンしていやがった・・・・ 　脱衣スペースですな。常に湯気にさらされているらしく、カビだか木が腐ったのか良く分かりやせんが、悪臭が漂っていやがる！ 　浴槽の様子。なかなか立派な浴槽ですな。こっちは臭くありやせん。 　もう一発撮影。 　投入口ですな。 　浴槽内の様子ですよ。 　まあ、エロカップル様ですかね？　かなりの頻度で入浴中でしたぜ。 　ちゃっぷは一回浸かって取材しただけで、満足しやしたよ。 　貸切風呂の動画です。 　撤収ですな。 　男女入れ替わった風呂へ続く・・・ close

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