2020年のお話です。 はい、それでは今日もまた2020年6月26日(金)～6月27日(土)濁河～下呂～奥飛騨（新穂高）1泊2日温泉一人旅レポ、2日目6月27日（土）の続きを進めていきます。 さて、『下呂温泉 ラムネ屋』でおひつご飯の朝食で腹パンに…… more なり、チェックアウトした後は、早速この日の温泉めぐりを開始。   まずやって来ましたのは、平湯温泉、福地温泉、新平湯温泉、栃尾温泉、新穂高温泉の5つからなる「奥飛騨温泉郷」。 その奥飛騨温泉郷の最奥部になるのでしょうかね？ 「新穂高ロープウェイ第一乗場」のすぐ近くにある日帰り入浴と食事処を兼ね備えたこちら。   向こうに見えているのは北アルプスの山々でしょうか？ 山は無知なのでわかりません（苦笑）。   『新穂高温泉 中崎山荘 奥飛騨の湯』です。   入浴料・営業時間をご確認ください。（2020年6月現在） 入浴料は少し高めでしょうかね？   入口すぐ横に荷物置場が。 登山者の利用も多いのかな？ザックなどを置くのでしょうか？   これはたぶん脱衣ロッカーの鍵。 下足箱の鍵と引き換えだったように思います。（忘れました苦笑）   浴場は奥にあります。その手前に……   食事処がありましたが、コロナの関係からか休止中でした。（2020年6月現在）   湯上りにくつろげる広々とした休憩所がありますよ。   男湯が手前、女湯が奥です。   脱衣場はこんな感じ。 先客1、後客1でしたが、タイミングをみて写メを撮りました。   中崎山荘には内湯、飲泉場、露天風呂があり、内湯と露天風呂・飲泉場は別源泉で2源泉あるんですよ。 なので、温泉分析書も2枚あるのですが…… 実はこの分析書がちょっと古くて細かいスペックを書き写すことの意味がなくなっちゃったんです。 以下、一応、写メだけ載せます。       こっちが露天風呂と飲泉場。 源泉名は新穂高の湯　2号泉泉質は単純硫黄温泉になっています。 露天風呂は（飲泉場も）加水なし。 もちろん、加温・循環・消毒一切なしの完全な源泉かけ流しです。       で、こっちが内湯の分析書。 源泉名は新穂高の湯　1号泉 内湯は加水あり、加温・循環・消毒なしのかけ流しです。 でさ。 この分析書では内湯（1号泉）の泉質はアルカリ性単純温泉になっているのですが。 施設の方の話によると平成26年（2014年）の地震により泉質が変わってしまって、アル単だった内湯の源泉も硫黄泉になってしまったとか。 もともと硫黄泉だった露天風呂（飲泉場）に加えて、アル単だった内湯も硫黄泉になってしまい、現在では両方とも硫黄泉なんだそうです。 隣り合っていた1号泉と2号泉が地震の影響により地下で微妙に混ざってしまったのではないか？というお話（推測）でした。 ただし、全く同じ源泉になったわけではなく、現在でもやはり1号泉（内湯）と2号泉（露天風呂・飲泉場）は別源泉である、とのことでした。   内湯です。奥に露天ゾーンがあります。   洗い場にはシャワー・カラン、アメニティも置いてありました。   洗い場と内湯浴槽との間に岩を転がしたような飲泉場があります。    湧き水と温泉がありますよ。    岩のてっぺん？から出ているのが北アルプスの湧き水。 冷たくて雑味のないおいしい水でした。    で、こっちが源泉。 露天風呂に使われているのと同じ、地震前から硫黄泉の2号泉です。   キッショ！！！イボイボのゲロゲロですね～（笑）。   出ている源泉は86.6℃。知らずに触ると火傷しますよ！   硫黄臭プンプンです！味も濃厚なタマゴ味。はっきりとした甘塩味もあります。   さて、改めて内湯浴槽です。10人サイズくらいでしょうか。 こちらの源泉は1号泉。 お湯の色は青みがかって、少し白濁しているように見えます。 もう先に書いてしまいますが、元はアル単で現在は硫黄泉になったこの1号泉の内湯の方が、僕の印象では露天風呂よりもより硫黄泉らしさを感じました。   浴槽は檜でしょうかね？やたら浴槽の底が滑ります！   白い湯の花が大量に浮かんでいました。   湯口です。 2段階になっていていったん下の湯だめのようなところに落とされています。 てか、投入されている源泉の温度を測り忘れました。←馬鹿 いずれにせよ、すでに加水された源泉が投入されているものと思われます。   あっ、薄い！硫黄臭、タマゴ味ともに飲泉場よりも薄い印象です。 んー、浴槽のお湯の見た目とは違いますね。   浴槽内は39.6℃と40℃足らず。ぬるめのお湯でした。   しっかりとしたツルスベ感がありますよ。 なかなか気持ちのいいお湯です。   さあ、露天に出てみましょう！   露天風呂は岩風呂風。 内湯よりも小ぶりで4～5人サイズくらいでしょうか。 お湯の色は無色透明。源泉は飲泉場と同じ2号泉。 以前は乳白色の濁り湯だったそうですが、施設の方の話によると5～6年前から急に透明になったそうです。 んー、ここのお湯はよくわからんことが多い（笑）。 そんなことより！   皆さんが気になってるのはこれでしょう？   これは「湯雨竹」と呼ばれる竹製の冷却装置です。 別府の「鉄輪温泉」などでちょくちょく見かけるやつですね。   竹の上部に高温の源泉を投入し、源泉が竹を伝って下に落ちていく間に自然冷却させる仕組みです。   細かい竹に源泉を通すことで源泉を水滴化して表面積を拡大、より多く空気に触れさせることにより冷却効果を高めています。 この湯雨竹を使うことで加水なしの完全な源泉かけ流しを実現しているわけですね。   浴槽内温度は42.2℃。内湯よりも高めです。   ちょっと見えにくいのですが、露天風呂にはグレーの湯の花がたくさん舞っていました。   ブシャッ！ブシャッ！！！ちょ、待って！ 間欠的にブシャッ！ブシャッ！と85℃以上の源泉の飛沫が飛んできてめっちゃくちゃ熱いんやけど！（爆） 下手したら火傷するやん？ これがデフォなのかと思ってどうしてこんなことをするのか、施設の方に確認してみるとたまたまこの日、ポンプの調子が悪かったそうです。 そーゆーことは最初に言ってほしい！（大爆）   浴感はかなりあっさりしてますねー。 どちらかと言えば露天風呂の方がアル単みたい。   あ、あと、温泉ミストサウナもありましたよ。嫌いなので入っていませんが。 まあ何だ、個性の違う2源泉に入ることができ、この辺りではめずらしい（たぶん）湯雨竹も見ることができて、楽しい施設だと思いますよ。   close

新穂高温泉 中崎山荘 奥飛騨の湯〈北アルプスの麓、内湯と露天の2源泉〉＠岐阜県高山市奥飛騨温泉郷