2020年のお話です。 はい、それでは今日もまた2020年8月10日(月・祝)～8月12日(水）山口～島根・2泊3日温泉一人旅レポ、1日目8月10日（月・祝）の続きです。 自家源泉、かつ、源泉かけ流しで地元の方々に人気の温泉銭湯『湯田温泉 清水湯』…… more に入った後も「湯田温泉」の温泉めぐりを続けます。 国登録有形文化財（建築物）、加えて、国登録記念物（名勝地関係）として知られる旅館『湯田温泉 名勝 山水園』。 ただし、山水園館内の浴場は宿泊者しか利用することができません。 そこで、僕がやって来ましたのは……    山水園の「外湯」であり、また、立ち寄り入浴も可能な『翠山（すいざん）の湯』。 山水園のHP紹介文は緑と紅葉が美しい山懐に抱かれた山水園の外湯「翠山の湯」は、その建築も自然の素材にこだわりました。石の質感、木の温もりを、あふれるお湯とともにお楽しみください。となっています。    営業時間・定休日をご確認ください。（2020年8月現在）    入浴料は1600円。（2020年8月現在） そう！なかなかいいお値段なんですよ（苦笑）。   下足箱があって……   下足箱の鍵と引き換えに脱衣ロッカーの鍵、そして、タオル・バスタオルが手渡されます。   ロビー空間。   これは何？お皿なの？？？わけわからん（笑）。 この壁？の向かって右側に……    飲泉所があります。   もう先に書いてしまいますが。 山水園では現在、それぞれ温度の異なる3本の自家源泉を所有されています。 この3本の自家源泉を混合して適温にすることにより、加水・加温・循環なしの自家源泉100％かけ流しを実現しておられるわけです。(消毒の有無は未確認です) でね。 この飲泉所で使われている源泉は、昭和38年、昭和天皇・皇后両陛下の再度の御仮泊にあたり、新しく開発した最初の泉源、とのことのようです。 つまりは、3本の源泉のうちの1本を単独使用しているわけですね。 てか、15歳以下の者は「知見が十分にないため」飲むなよ、と書いてありますね？ 50代半ばを過ぎても知見が十分にないヘタレなんかは飲んではダメですね！（爆）     源泉名：中野1号泉泉質：アルカリ性単純温泉泉温：31.5℃pH値：8.8 飲んでいる写メはありませんが、かなりぬるくてですね、ほぼ無臭。 味もほとんどないですね、甘塩味がするかな？程度のあっさりとした味でした。   飲泉所の横に「白狐伝説」の掲示がありました。 十中八九、嘘だと思います（笑）。    階段上って浴場へ。   脱衣場にも階段が。   脱衣場の階段上には自販機やマッサージチェアがあり休憩スペースのようになっていて……   掲示がありました。   源泉名：山水園混合泉（中野1号泉・中野2号泉・中野3号泉）泉質：アルカリ性単純温泉泉温：46.7℃pH値：9.2 飲泉所は中野1号泉の単独源泉でしたが、浴槽は1号・2号・3号の混合泉です。 しつこいようですが、いずれも山水園の自家源泉ですよ。   お客さんがおられましたので階上から脱衣場を盗撮（笑）。 あ、施設の方に確認しましたが、撮影禁止ではなかったです。 立派な施設なのでてっきり撮禁だと思っていたのですが、これはラッキーでした。 ちなみに、お客さんは常に10人程度いる感じでしたね。 入浴料がいい値段（笑）のわりには人気のある浴場なんですよ！ もう先に書いちゃいますが、ここ、「山水園 外湯 翠山の湯」はこの日僕が入った湯田温泉の中でダントツでいちばんいいお湯でした。 高いだけの値打ちがあるんですよ、みんなよく知ってますね～。   脱衣ロッカーの中にはハンガーも用意されていました。 高いだけのことはある。（しつこい！笑）   浴室に一歩入ると、プン！と漂う甘いような硫黄のいい匂い。 ワイドなグラスエリアはコーナーウインドウになっていて、窓の外に鮮やかな緑を望めます。 明るく、清清しく、とってもいい雰囲気の浴室ですよ。 手前にかけ湯槽があり、奥がメイン浴槽です。 先述の通り、お客さんが結構おられたんですが、洗い場やサウナ、水風呂などに分散している隙に撮りました（笑）。   さらに手前（脱衣場側）にはサウナと水風呂。   水風呂とかけ湯槽。   ジェットバスとバイブラ湯。入ってません（笑）。   さて、かけ湯槽です。もちろん、かけ流し。   投入される源泉は39.5℃とぬるめ。   かけ湯槽内の温度は38.5℃。ぬるいんですよ。   飲んでみるとほとんど匂いがなくて味もあっさりとほぼ無味。 そう！飲泉場のお湯と同じトーンなんです。 このかけ湯槽ってもしかしたら、飲泉場と同じで中野1号泉の単独使用なんじゃないの？ 投入されている源泉温度は39.5℃で中野1号泉の泉温は31.5℃ですから、ちょっと温度差が大きいのですが8月の暑い日でしたのでこの温度もありえなくはないかも？ 少なくとも浴槽とはブレンド比率が違うのでは？？？ そう思って帰る際に受付にいた施設の方（若い女の子）に確認してみたんですが、受付の方もわからないようでした。 ちゅか、この女の子は温泉なんかに興味がないのでしょう、イマイチ話が通じません！（爆） 顔はかわいいんだけどね～（苦笑）。   はい、メイン浴槽です。 かなり大きいですね、10人サイズくらいでしょうか。 ちなみに洗い場はお客さんがいて写メが撮れなかったのですが、シャワー・カランからも源泉が出てきました。   投入されている源泉の温度は43.0℃。かけ湯槽よりも温度が高いです。   あっ！！！明らかに飲泉場やかけ湯槽とはお湯のトーンが違う！ 素人の僕でもわかります、はっきりと硫黄臭がするんですよ、味もくっきりとしたタマゴ味。 んー、やっぱり、これが混合泉だと俺は思うなあ、受付の女の子はかわいいばかりで何の役にも立たなかったので未確認ですが！（大爆）   オーバーフローもしっかり。フロアをひたひたにして流れていきます。   メイン浴槽の浴槽内温度は41.0℃。若干ぬるめの設定ですね。まあ8月ですからねー。 お湯の色はクリアな無色透明。湯の花などもなかったです。   源泉を浴びるように入浴。新鮮感がハンパないです。   ツルスベ感が強い！！！ ｐH値9以上を実感できるヌルトロのお湯なんです。 もう最高に気持ちいい！ いやね。 そりゃあアル単ですから、強烈な個性や成分の濃さはないですよ、でも俺はアル単が好きなんだよね、特にここ翠山の湯は俺の大好きなタイプのお湯なんです。   木々の緑に囲まれた露天風呂。   森林浴もできる、というのが売りのようでしたが、露天風呂は人気がないのか、ずーっと誰ひとり来なかったです（笑）。 まあ内湯があれだけいいお湯なら内湯で十分満足するわなあ。    小さな生き物はいなかった。よかった、よかった。   露天風呂の浴槽は4人サイズくらいでしょうかね。   湯口です。   投入される源泉は42.6℃。   内湯浴槽と同じトーン。明確な硫黄臭、硫黄味。   もちろん露天風呂もかけ流しです。   浴槽内温度は40℃強。内湯よりもさらにぬるめ。    誰も来ないのでのんびりできました。 『名勝 山水園 外湯 翠山の湯』、1600円出しても入る価値がある湯田温泉の名湯だと思います。 close

湯田温泉 山水園 翠山の湯〈自家源泉100％、硫黄香るヌルトロ湯〉＠山口県山口市緑町