2020年のお話です。 はい、それでは今日もまた2020年8月10日(月・祝)～8月12日(水）山口～島根・2泊3日温泉一人旅レポ、最終日・3日目8月12日（水）の続きです。 『三瓶温泉 亀の湯』にあえて非加温時間を狙って訪問し、源泉ドバドバの完全…… more かけ流しをのんびり独泉で楽しんだ後は、今回の旅行最後の温泉へ。   もう先に書いてしまいますが、僕が目指すのは地元三瓶のそば粉を使った「三瓶そば」と源泉かけ流し温泉の日帰り入浴が一度に楽しめる『三瓶温泉 そばカフェ 湯元』。 道が立体交差になっていてちょっとわかりにくいのですが（苦笑）、がんばって上の写メの看板のところまで来てください（笑）。 この看板を右に曲がります。   とてもお店などありそうもないクソ山の中に入っていきますが、勇気をもって進みましょう（笑）。 しばらく行くと……   はい、到着。『三瓶温泉 そばカフェ 湯元』です。 こちらのお店、以前は三瓶温泉の源泉湧出地、すなわち湯元からいちばん近い？（この点に関しては未確認です）素晴らしい泉質の温泉を誇った「湯元旅館」という旅館だったのですが、2018年4月の島根西部地震により半壊してしまったのです。 「60年の歴史ある旅館を復興させたい！湯元の温泉を継続させたい！」そんな多くの方々の想いから、クラウドファンディングにより2020年7月1日にオープンしたのがこちら「そばカフェ 湯元」というわけ。 僕はオープンしてからまだ1カ月ちょっとしか経っていない頃の訪問となったわけですね。   駐車場はお店の横に数台分あります。 実は「鶴の湯」に行く前に一度こちらに来たのですが、12時前の訪問にもかかわらず駐車場が満車状態で車を停められなかったんですよ。 オープンからまだ1カ月ちょっとなのに早くも大人気のお店になってるんです、場所もクソ山の中のくせに！（笑） なので、「鶴の湯」「亀の湯」、三瓶温泉の共同浴場を2つ回ってから再び戻ってきたというわけ。 あ、ちなみに上の写メは帰りに撮ったものです。訪問時にはまだ数台の車が停まっていました。   いざ、店内へ。   入口入って左手にそばカフェのスペースがあります。 カウンターにお客さんはいませんが、座敷席には4組くらいのお客さんがそばを食べておられました。 女将さん？に伺ったところ「お風呂は今、空いていますよ」とのことでしたので食事の前に温泉に入ることに。 入浴料は600円でした。（2020年8月現在）   浴場はお店の奥にちょっと進んだ右手にあります。ちゃんと男女別に分かれていますね。 女将さんが「みんなの声に背中を押されて復活したんですよ！」とうれしそうに言いながら自ら案内してくださいました。 ちゅか、この後も女将さんは脱衣場の中までついてこられましたので、ちょっと困ってしまいましたが（苦笑）。   はい、その脱衣場です。まだ新しく清潔そのもの。 簡単な鍵付きロッカーもありますよ。   洗面台です。   タオルも使っていいそうです。後で使わせてもらいました。      源泉名：三瓶温泉泉質：含鉄（Ⅱ,Ⅲ）-ナトリウム-塩化物温泉　　　 （低張性弱酸性温泉）泉温：34.8℃ こちらも亀の湯と同様に令和2年6月の日付ですから亀の湯と同じ記載内容（同じ源泉）だと思われます。（鶴の湯も同じ源泉のはずです） ただ、違っているのは亀の湯が夕方から加温ありなのに対し、（鶴の湯は常時加温あり）そばカフェ 湯元では加温することなく、もちろん加水・循環・消毒も一切なしで常時完全なる源泉かけ流しであること。 あくまで加温なしにこだわるのは、「湯元」の名を冠したかつての老舗旅館の誇りと自負を復興後もしっかり継承しているのだと僕には感じられました。   浴室です。 引きがないので全景は撮れません。向かって右側に浴槽、左側に洗い場。 終始、独泉状態で入ることができました。   浴槽は4～5人サイズくらいでしょうか。 三瓶温泉らしい黄土色のお湯で満たされています。   洗い場にはシャワー＆カランが3基。  アメニティ類もお洒落っぽいやつ。知らんけど（笑）。   シャワー・カランから出てくるのは源泉ではなく白湯でした。   改めて浴槽です。 コーナーに湯口があり浴槽サイズに対して十分すぎる源泉投入量なんですよ。 なものですから……   大量のお湯が浴槽の縁からあふれ、フロア全体をザブザブと川のようにオーバーフローしているんです！   ザァーッと音を立てて流れるオーバーフローの大洪水をぜひ動画でご覧ください。 いや、実際に目の当たりにすると圧倒されるような大迫力なんですよ。   湯口です。   投入されている源泉は34.2℃。 鶴の湯や亀の湯よりほんの少しだけあたたかいのは泉源に近いせいなのでしょうか？（未確認です） ゆうても、気温の高い夏場でしたのである程度の距離を引き湯しても温度が下がるとは考えにくいのですが。   同じ源泉ですからトーンも同じ。 金気臭がして、鉄、塩、ダシ味、炭酸味。   浴槽内温度は34.0℃。   浴槽の中を移動すると底に沈殿していた堆積物（湯の花？）がモヤモヤ、モロモロと舞い上がりお湯の色はより鮮やかなオレンジ色になりました。 写メでわかりにくいのが残念！   浴感も同じですよ（笑）。 肌に引っかかるようなキシキシ感があります。   あー、でも、浴室・浴槽を独り占めしてぬるいお湯にのんびりとつかるのはとても気持ちがいいものです。 でさ……   湯口から投入直下のお湯はブクブクと泡立っているでしょう？   おそらくは炭酸成分だと思われるのですが、ものすごいアワアワなんです。 とにかく圧がすごい！！！ 泡が身体に「ぶつかってくる」、そんな感覚なんですよ。   ブクブクアワアワ動画をどうぞ〜。   ゆうても、思ったほど泡付きはありませんでした。 たまたまなのかも知れませんが。   湯口の源泉を浴びるように入浴。俺の顔もご満悦ですね(笑)。 ぬるめのお湯なんですが炭酸成分のおかげでしょうか、身体の芯からポカポカあたたまるようなほんとにいいお湯でしたよ〜。 今回の山口・島根温泉シリーズを締めくくるにふさわしい素晴らしいお湯に出会えて大満足です。   タオルをお借りして身体を拭くと、タオルが茶色くなっちゃいました。 さあ、温泉に入った後は、おいしい手打ちそばをいただきますよ！ お楽しみに〜。   close

三瓶温泉 そばカフェ 湯元（旧 湯元旅館）温泉編〈オーバーフローの大洪水！〉＠島根県大田市三瓶町