夕食は18:00開始でお願いする。時間になったら食事処のピノクラーレに赴く。イタリアンの場合は、最初にスパークリングワインが出るので、ビールの注文は不要。まずは前菜。燻製されたノーザンルビーというジャガイモのピューレ（下）とフライ(上）。ピューレは鶏の出汁入り。バターで固めたカリ…… more フラワーが、紅ズワイガニとネギと相俟って、美味い。フライのジャガイモ味がしっかり残る。ただただ、美味い美味いを繰り返す。いきなり胃袋わしづかみの前菜。赤ワインを投入し、そこにパンとチーズが。パンはトマトのフォカッチャ、いつもの油べとべとの海苔のやつ、全粒粉のパン。今回は計画的に食べ進めてパンの追加はしなかった。チーズは、左からヤギと牛、羊、牛とヤギと羊とトリュフ、だったかな。右端のトリュフ入りはチーズのクセとトリュフの香りとが堪らんね。前菜２品目は自家製コンビーフ。ホロホロのコンビーフは少量ずつ噛み締めると旨みじゅわー。マスタード、リンゴ、西洋山葵で味変可能。紫キャベツの酢漬けが添えられる。地魚のカルパッチョは、左からモクアジ、ハタ、金目鯛。オリーブオイルの香りがいいねぇ。真ん中のハタが抜群の美味さかな。カルパッチョにいいんじゃないかと感じる。もちろん上に載っているポリポリの自家製乾燥若布は相変わらず美味い。合鴨が入ったうずら豆の煮込み。セロリの葉が載り、最初はその香りに呆然。あちらにどかすと、そこから解放され、美味しそうな香りに変容。トマトオイルがいい按配。鴨肉発見。鴨肉を探す・・・みたいになると、フランス出張を思い出す。鰆のグリルには、牛蒡、胡桃、ブロッコリー、何やらスーパーフードの葉っぱを添えて。ロースト人参のピュレは甘みが濃い。バーニャカウダソースが美味いねえ。グラニテはバジルとグレープフルーツ。うんうん、こういうの、いいね。A４ランク黒毛和牛リブロース。さすがに脂はしっかり。赤ワインが足りず、芋焼酎を呷ったような・・・薄いんだがカリカリになった生ハムが、メインの肉とも異なる食感と味わいで、印象深い。蕪のロースト、ピーナッツ南瓜も美味い。デザートとコーヒーで〆。ココアメレンゲの傘の下にはココナッツアイス。リコッタチーズのパウンドケーキは弾力性あり。梨のコンポートが一番好みかな。ということで、毎度のことながら満足な夕食を堪能し尽くす。幸せ。 close

湯河原温泉オーベルジュ湯楽　2020年11月（２）