210120　武雄温泉：元湯 佐賀県武雄市本町７４２５ドライブ旅行で、武雄温泉まで。行ってみたいと思いつつ、まだ行ったことがなかったので、わくわく。武雄温泉は開湯1200年ともいわれる歴史のある温泉地。江戸時代は宿場町としても栄えたのだとか。現在の武雄の町は想像よりも立派な街だっ…… more たけども、温泉街の部分はこぢんまりとしたものと感じた。駅の近くにいくつかの温泉旅館があり、武雄温泉のシンボルとなる楼門が突き当りとなる。さすがに重要文化財。立派。あまり辰野金吾っぽくないのも見どころかも(笑)楼門をくぐると、武雄温泉新館と共同浴場、貸切風呂が並ぶ。以前は共同浴場のあった新館は、現在資料館となっており、これがなかなか楽しかった。素敵な湯船の連続。温泉マークがかわいい。現在、共同浴場は「元湯」「蓬莱湯」「鷲の湯」と、貸切湯「殿様湯」「家老湯」が存在する。貸切湯の「殿様湯」に入るつもりで行ったのだが、平日は時間が制限されており、我々の行動時間とどうしても合わずに入浴を断念。残念。だので、レトロな雰囲気を味わいたいなと、公衆浴場の中から「元湯」で一湯いただくことに。この元湯、明治９年に建築され、使用されている温泉施設の建物としては日本最古のものだとか。脱衣室には、ロッカーが並び、ややひろめ。浴室には６段ほど階段を下りていく。写真撮影はできなかったが、「あつ湯」「ぬる湯」二つに仕切られた浴槽のある浴室は、天井の高い空間。見事な木造の梁と小屋束で支えられた天井は、なかなか圧巻。洗い場は11ありシャワー付き。古い建物なのだろうが、要所要所きれいになっているので、違和感がない。ぬる湯は42.5度～41.5度、あつ湯は44.5度から43.0度との記載あり。他の客はぬる湯に「熱いねー」と言いながら入っていたが、私はあつ湯でちょうど良かった･･･。泉質は「アルカリ性単純温泉」。総成分量650mgほどの優しい温泉。比較的湯船が熱めだったので良いが、寒い冬はもう少し温まる泉質のチョイスも必要だなと思った次第。とはいえ、やはり湯上りは、寒さを忘れるぽかぽかさ。少しとろっろした浴感がほのかに重曹の甘みを感じるお湯。なによりこの風情にやられる。新館がまだ公衆浴場だった時代に来てみたかったものだ。佐賀でまずは一湯。旅先でのいいお湯に、しばしまったり。（成分表）ランキング参加中 close

武雄温泉：元湯