2020年のお話です。 はい、それでは今日もまた、「ヘタレと行く！」シリーズ第6弾、2020年9月29日(火)～10月2日(金)3泊4日「鹿児島」温泉旅行レポ、3日目10月1日（木）の続きです。 『吹上温泉 湖畔の宿 みどり荘』、前回の「内湯編」に…… more 続いて今回は「露天風呂編」となります。   さて、内湯を出て露天風呂へと向かいます。 衝立に隠れているのが露天風呂（男湯）の入口です。 露天風呂の女湯はこのもっと先にあるのかな？よくわかりませんが、男湯よりも遠くにあるようです。   露天風呂の男湯入口から内湯方向を見たアングル。 奥に見えている建物が内湯の浴舎です。 ほんの目と鼻の先ですね、内湯と露天風呂男湯との距離はわずか20ｍほどでしょうか。 ゆうても、いったん服を着て移動しなければなりませんが……   僕はと言えば、ビーサンだけ履いてマッパのまま荷物で前を隠してダッシュ！！！！！（大爆）   もしこの時に女性客などと出会ったら通報・逮捕されかねませんので良い子は真似しないように！（爆）   入口入ったらこんな感じ。   石段の右手に東屋風の脱衣場があって。   石段の下が浴室です。   脱衣場内は極めてシンプル。    ベンチのような棚と脱衣カゴがあるだけです。 貴重品などがもしあれば内湯にある鍵付きロッカーに入れたままの方がいいかもですが、それもちょっと不安かなあ？   露天風呂の脱衣場にも温泉分析書が掲示してありました。     源泉名：吹上　23号泉質：単純硫黄温泉　　　 （低張性アルカリ性高温泉）泉温：59.6℃ｐＨ値：9.0 内湯の源泉名は「吹上　21号」だったのですが、露天風呂では源泉名が「吹上　23号」になっています。 ちなみに内湯がこちら↓源泉名：吹上　21号泉質：単純硫黄温泉　　　 （低張性アルカリ性温泉）泉温：36.4℃ｐＨ値：9.0 泉温も露天風呂源泉の「吹上　23号」の方が圧倒的に高く、「高温泉」になっています。 みどり荘ＨＰの「露天風呂紹介文」を以下コピペしてみますと…… ここでしか味わえない自家源泉湯の色の変化は「天然温泉の証」露天風呂は当館の敷地内から自噴する無色透明な自家源泉を100%注いでおります。稀に雨の日や気象条件により湯の色が緑色になることもあります。 となっています。 そう！内湯が自家源泉と市行政配当源泉をブレンドして使用していることに対し、露天風呂は自家源泉100％なんですよ！ みどり荘のおすすめ的にも内湯よりも露天風呂なんだとか。   露天風呂の浴室です。 浴槽は細長い長方形で5～6人サイズくらいでしょうか。 浴室のフロア・浴槽ともに石づくりで周辺は緑の木々に覆われフロアに影を落としています。 お湯の色はちょっと緑っぽくも見えなくないですね？ 浴槽向かって右奥に湯口があり、右手前側スリットからオーバーフローしています。   湯口側から見たアングル。   写メ左端、切れているところが脱衣場です。よく見ると心霊がいますね？（爆） 脱衣場の右側が石段アプローチで、石段の右側がかけ湯・上り湯槽。 さらにその右側にはアメニティ類が置いてはありますが、露天風呂にはシャワーはおろかカランすらありません。   かけ湯？上り湯？槽です。   背後の山の中からパイプが突き出ていてそのパイプから源泉が投入されています。   槽の内部は黒っぽい暗緑色に見えます。 おそらく槽内の石材が黒緑色に変色しているのかな、と。   かけ湯槽ももちろん完全な源泉かけ流しですよ。   パイプから出ている源泉の温度は43.0℃。 「吹上　23号」が泉温59.6℃で「吹上　21号」が泉温36.4℃ですから、かけ湯・上がり湯槽の源泉はそのどちらとも違いますね？ みどり荘には自家源泉が2本あり、露天風呂は自家源泉100％使用、ということはつまり、かけ湯・上がり湯槽の源泉は自家源泉2本のうちの1本で仮に名前を付けるとしたら分析書が掲示されていない「吹上　22号」なのではないか？そう僕は推測するのですが、どうなのかなあ？いや、知らんけど（笑）。   かけ湯・上り湯槽内の温度は42.1℃。めちゃめちゃ適温です。 これがもし「吹上　22号（仮）」の単独源泉だとしたらこの槽内に全身つかってみたい！……というわけにもいかず（苦笑）。   はっきりとした硫黄臭。 濃厚なタマゴ味は内湯の浴槽に注がれていた源泉と同じですが、内湯よりも苦味・塩味がマイルドで内湯にはなかった甘みがあるような。   かけ湯・上り湯槽内のお湯を洗面器に汲んでみますと…… うわっ！！！！！なんじゃこりゃあ？？？ 暗緑色の大きな藻のようなものが大量にすくえるんですよ！ このヘドロみたいなのはおそらく湯の花（温泉成分）ですね？湯の花で間違いないですね？   ヌラヌラのドロドロです！ドロドロのゲロゲロですよ（笑）。キッショ！！！    さて、改めまして浴槽です。 あ、露天風呂はみどり池のすぐ近くまさに湖畔につくられているんですよ。 自家源泉がどうの、ゲロゲロの湯の花がどうの、と多くの方がどうでもいいと思うことをいつまでもグダグダ言ってないで、こっちを先に書くべきだったね、いや、すまん、すまん（笑）。   湯口です。実際にはボケていません！（爆） 湯口の上には飲泉用の柄杓が置いてあり、また、謎の生物？の石像が横になって寝っ転がっています。 ヘタレに似ていますが（笑）、これはカエルですね？てか、なぜにカエルなの？？？   露天風呂の浴槽に注がれている源泉の温度は58.5℃。 あーっ！これはあれだ、泉温59.6℃の「吹上　23号」だ、きっとそうだよ、そうに違いない！知らんけど（笑）。 えーっと、ここまで各所源泉の温度を測って素性がわかった気がしますので、以下、俺の推論をまとめる。 ●内湯浴槽（実測50.7℃）　泉温59.8℃「吹上　23号」（自家源泉）と　泉温36.4℃「吹上　21号」（市行政配当源泉）　の混合利用 ●内湯カラン（実測せずもぬるい）　泉温36.4℃「吹上　21号」（市行政配当源泉）　の単独利用 ●露天風呂上り湯・かけ湯槽（実測43℃）　泉温不明「吹上　22号（仮）」（自家源泉）　の単独利用 ●露天風呂浴槽（実測58.5℃）　泉温59.8℃「吹上　23号」（自家源泉）　の単独利用 だと俺は思うんだよ、間違いないね、だから、知らんけど！（笑）   んー、かけ湯・上り湯槽と同じようなテイストだなあ。 濃厚なタマゴ臭・タマゴ味、苦味・塩味がマイルドで甘みがある。   オーバーフローも投入分だけしっかり。   お湯の中には白い湯の花が舞っていました。 内湯とは違って黒い湯の花はなかったです。   あ～～～～思わず声が漏れてしまうほどほんとに気持ちいいお湯ですね～。 ツルスベ感は内湯より強い感じ。 それでいて、内湯よりも肌触りがやさしく、よりシルキーな浴感なんです。 さすが宿の自慢のお湯ですね、湯力に品格があります。   お湯につかった状態だとみどり池の湖面は薄く見えるだけですが、木漏れ日の中での入浴はとても爽やかな気分になれますよ。   『吹上温泉 湖畔の宿 みどり荘』、自家源泉100％の露天風呂。 まさに名湯と言っても過言ではないと思います。 ここは一度泊まってゆっくりしてみたい宿のひとつになりました。   close

吹上温泉 みどり荘(露天風呂編)〈自家源泉100％の湖畔の湯〉＠鹿児島県日置市吹上町湯之浦