お久しぶりです。四期の髙田です。四期のサークル引退は正式に12月となり、まだ数ヶ月サークルに残ることになりました。今回は、自分の住む東京都大田区にある、「はすぬま温泉」を紹介します。はすぬま温泉は、温泉そのものも非常に素晴らしいのですが、現在行われているコロナ対策もかなり興味深か…… more ったので、是非紹介したいなと思います。はすぬま温泉は、東急池上線蓮沼駅から徒歩2分ほどの距離にある銭湯です。蒲田駅からも、徒歩10分ほど歩くと着くので、JRユーザーにもアクセスは良好です。（長いアーケードの付きの商店街を抜けたらすぐなので、そこまで遠くは感じません。）脇道に入り、住宅街の中に一際目立つ大正ロマン風の建物が見えたら、はすぬま温泉に到着です。（夜中に訪問したので、暖かい照明が住宅街の中で一際目立っていました。）2017年にリニューアルされた銭湯なので、外観も中も非常に綺麗です。入り口をくぐろうとすると、こちらの板が目につきます。こちらの意味はわかるでしょうか？？これは、「わ」と書かれた板、すなわち「わ板」。つまり、お風呂が「わいた」（沸いた）ということです！！（僕はサークルに入った当初、同じ大田区の改正湯というところで先輩に教わりました。）このような遊び心が見られるのは、とてもほっこりした気分になりますね。ぜひ、銭湯を訪問した際には、この板があるかどうか、探してみてください。時々あると思います。さて、温泉に入ろうとすると、小さい「わ」板を渡されました。こちらの意味は分からず、とりあえず手に持って男湯の方へ入っていきました。浴室は、左下のようになっており、真ん中に湯船、外側にシャワーやカランが配置してあります。このような配置は、東京では割と珍しいかなという印象です。（通常は扉を開けると洗い場が列のようになって並んでいる印象です。）というのも、こちらのはすぬま温泉は、道後温泉を意識した内装にリニューアルされたそうで、珍しいのは配置だけでなく、浴室内の男湯と女湯の仕切りに絵が描かれていたり、湯口がかなり珍しい形をしていたりします。（特に奥の広い浴槽の湯口が道後温泉にそっくりなようです。）湯船は計三つ、天然温泉の湯船・炭酸泉の湯船・源泉掛け流しの水風呂です。サウナもありますが、今回は入りませんでした。サウナは300円追加すると入れるようです。はすぬま温泉の二つの湯船（天然温泉・水風呂）で使われている温泉は、黒湯が多く湧き出る都内、特に大田区では珍しく、澄んだ黄土色のような色をしています。真っ黒なモール泉とは異なり、匂いがあまりせず、さらりとしたお湯ざわりで、非常に入りやすいです。このはすぬま温泉で、特に最高なのは、「源泉掛け流しの水風呂」です。温かい湯船の後、ほてった体そのままで水風呂に入ると、最初は非常に冷たいですが、じっとしているとじわじわと体の周辺が温かくなってきます。このじわじわ感が最高です。水風呂に入っているのに、体の周りが温かく感じます。一方で頭はひんやりとした水風呂に入っていることでシャッキリします。また、口からは涼しげな息も出てきます。少し寒くなったら温かい湯船に入ります。すると、何も考えられません。ボーっとします。温まったら水風呂に入る、じわじわ温まる、シャッキリする、温かい湯船へ、ボーッとする...これを何回も繰り返すことができ、非常に最高でした！！サウナ＋水風呂ももちろん最高ですが、通常の温かい湯船と冷たい水風呂の温冷交代浴はなんとも言えない良さがあります。ぜひ、体への負担をかけすぎない程度にやってみてください。さて、温泉から上がると、浴室に入る前に渡された小さい「わ板」が気になります。とりあえず、浴室から外の休憩所に出て、椅子に座ると、ある掲示が目につきました。非常に細かく混雑状況が書かれています。これをみたときに、「よくあるGoogle mapsの混雑状況かな」と思っていましたが、貼ってあるのは珍しく、ぜひ撮影したくなりました。小さい「わ板」をもらっていたおかげで、帰り際に番台さんとコミュニケーションをとりやすく感じ、「わ板」を返しながら、混雑状況の撮影許可をお願いすると...番台さんは「わ板」を消毒し、上の写真の小さい棚にしまいながら、このように言いました。「この板で浴室の人数を男女各21人に絞っています。人数が超えたら小さい整理券を渡しています。」最初に渡された「わ板」は、人数制限のための印だったのです。さらに、番台さんは、「（板の棚の後ろを指して）ここのカメラで板の数を定期的に撮影していて、息子が板の数を数えています。その数を集計して毎週混雑状況を紙で貼っています。」なんと、混雑状況はGoogle mapsの情報などではなく、実際に手作業で集計されたデータをもとに作成されていました。小さくてかわいい「わ板」が人数集計に使われているとは、最初に渡されたときには思ってもいませんでした。人数を絞って営業することは、銭湯にとってはかなり痛手になるかもしれません。また、手作業で板の数を集計する手間も非常に大変だと思います。しかし、コロナウイルスの感染が拡大している状況を考慮すると、以上のような取り組みを行ってくださっていることで、銭湯利用客としては非常に安心でき、「ここまでの心配りをしてくださっているのだから、また訪問しよう」という気持ちになります。コロナ禍での銭湯運営は非常に厳しいものがあると思いますが、安心して銭湯を利用できるような以上のような取り組みは、銭湯利用客として、とてもありがたく思います。文字では語り尽くせませんが、今回はすぬま温泉を訪問して、温泉で安らいだとともに、コロナの感染対策に非常に感銘を受けました。さて、温泉を出ると帰り道です。東急池上線は、線路の真横に道があることが多く、鉄道が好きな自分としてはとても好きな風景です。温泉でほてった体を覚ましながら、帰路につきました。＜はすぬま温泉＞〒144-0051大田区西蒲田6-16-11電話番号：03-3734-0081 ホームページ・ Twitterアクセス：東急池上線蓮沼駅徒歩2分休日：火曜日営業時間：15:00〜24:00談、髙田。 close

【大田区】はすぬま温泉〜コロナ対策の秘訣〜