日帰り温泉施設「秩父川端温泉 梵(ぼん)の湯」は、埼玉県秩父市の北東部、秩父郡皆野町(みなのまち)との市町境に近い場所にあります。 最寄り駅は秩父鉄道の皆野駅。 川を渡らなければならないので橋まで遠回りになりますので、電車旅で駅から歩いて寄るには遠いかも。 上の写真に見えている…… more 高架道路は、国道１４０号の寄居皆野バイパス有料道路です。でも、この橋で川を渡る区間だけなら無料で通れます。 川の向こうに見える山は「美の山公園」がある「美の山 (簑山)」です。先日レポートしました「ホテル美やま」はあの山の南のほうにあります。 ホテル美やまの東側を流れていた横瀬川は、北に流れてこの荒川に合流します。 秩父川端温泉なんて言うだけあって、すぐそばに川が流れていて、露天風呂からも眺められます。 この荒川は、埼玉県と山梨県と長野県の境界になっている甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)に源流がある川です。 群馬県在住おじゃるさんも驚いていましたが、埼玉県は長野県と接しています。それどころか、山梨県とも接している！でも、秩父地方の超山岳地帯のド田舎(スミマセン)で繋がっているので、直接行き来するのは地元の方か登山家ぐらいのようです。 甲武信ヶ岳の標高はなんと２４７５mもあります。日光連山クラスの高さですね。 荒川はそんな高い山の山頂近くに水源を持っています。 この綺麗な川を見ていたら、東京の荒川とは名前が同じだけの別の川かと思ったのですが、この荒川が江戸川区と江東区の間を通って東京湾へ流れているんですよ。 名前のとおり、昔は暴れ川で台風や大雨で江戸に被害を出していたようですが、水源が標高２４００m以上もあるのではそれも頷けますね。 そんな荒川添いで、近くにオートキャンプ場もあるなら、キャンプに来た人はみんなここの温泉を利用するでしょうね。 武甲温泉もでしたけど、キャンプ場の近くって日帰り温泉施設は多いのでしょうか？ 梵の湯の広い駐車場の一部は屋根付きで、屋根の上にソーラーパネルが乗っています。夏場は屋根の下に車を置けるのも嬉しいです。 「梵の湯」の建物。なかなか、風情を感じる外観です。 内部にはお食事処もあります。 営業時間や料金はこちらをご覧ください。 入れ墨・タトゥー(ワンポイントも含む)のある人は大小に関わらず入館禁止です。 まあ、一応どこの温泉施設でもそうなんですけど。 ここはフロントで受付時にも聞かれます。 埼玉県民は入れ墨した人が多いのか？！ う～ん・・・栃木県でもたまに日帰り温泉施設で見かけるので、他県のことは言えませんが。 「入れ墨したら、そこで温泉人生終了だよ。」 「安西先生・・・！！」 フロントでも聞かれるぐらいならば、入れ墨した人を見かけたら従業員に言えば出ていかせてくれるのかなぁ？アルソックの警備員みたいなのがすぐに来るのか分かりませんけど。 まあ、ワンポイントぐらいなら誰も気にしないと思うんですけどね。 武甲温泉には子供を連れた親が上半身ほとんど入れ墨だったので、そういう人は子供の目の前で警備員に連行されたらいいと思います。 ここまで長くなりましたが、今回は温泉自体の写真が撮れなかった(撮影禁止＆人多い)ので、このまま続けます。 ここの温泉は、いわゆる「重曹泉(じゅうそうせん)」。 重曹とは炭酸水素ナトリウムのことなんだそうですが、重曹泉の成分は皮膚の脂肪を分解して乳化し洗い流すため、肌をなめらかにする。ナルホド、ここの温泉にスルスルスベスベ感があるのはそのためですね。 また、ここもアルカリ性の温泉なのでスルスベ感が高いのかと思います。 前にも書きましたが、秩父地方の温泉は火山系ではないので冷鉱泉を加温している所が多いのですが、地質柄なのかアルカリ性の冷鉱泉が多いです。 ってか、国内屈指の重曹泉？！ 屈指って、５本の指に入るってことなのか、両手１０本指に入るということなのか・・(普通は５本の指、でしょうけど) 梵の湯の看板はここに来るまでの道添いや、飯能市のほうの国道添いにも看板があったのですが、「関東一の重曹泉」と書かれていました。 「日本一」とか「○○一」というのは、実際そうでなくても気持ちで書いてる(？)ことも多々あるようですけど、ここの場合はどうなんでしょうね。全国の温泉の１kgあたり炭酸水素イオン含有量を調べないと分からないと思うんですけど。関東一なら、関東の外に国内屈指が２から４箇所ぐらいあるのかなぁ？(日本一とは言ってないので) 以下、温泉分析書です。脱衣所ではなく館内の通路にあったので撮影できました。 泉質は、ナトリウムｰ塩化物ｰ炭酸水素塩冷鉱泉(低張性・アルカリ性・冷鉱泉) 源泉温度は約２０度。 温泉法の温泉の定義である源泉温度２５度以上には届かないものの、１kg中の含有成分総計が１０００mgを軽く越えて１９３４mgありますし、メタホウ酸もホテル美やまより高く、温泉の条件をクリアしています。 炭酸水素イオンは、もっと多い所って結構ありそうな気がしますが・・・。 まあ、スルスベ感があって、まったりと、入り心地はすごく良いお湯です。 内湯と露天風呂が１つずつ。 この規模の日帰り温泉施設にしては湯船があまり広くない感じでしたが、ヘタに加水してお湯を増やしてないのは良いと思います。 お湯は加温あり、湯口からは源泉を流し、湯船の側面で循環ろ過しているようでした。 湯口を浴槽内にすることで、源泉が空気に触れずにお湯の中へ注がれるようにしているそうです。 秩父地方では源泉かけ流しの温泉はあまり無いようなので、ここは循環と併用ではありますが、貴重な濃ゆい温泉だと思います。 秩父のほうに来たら、帰りがけに寄るのはここ。 飯能から帰るなら越生温泉「ニューサンピア埼玉おごせ」かなぁ。 雪が降って、まだ日陰には雪やアイスバーンが残っている状態なので、明日からの３連休、車での遠出はやめておきますが、電車で出かけるにしてもどこに行こうかと、まだ悩んでいます。土曜朝に出かけるならもう時間が無いんですけど。 今日もテレビで言っちゃってる、オミクロンだー第６波だーマンボーだーとかいっちゃってる♪ そのわりに、全然この３連休の温泉宿予約のキャンセル出ないですね～。広島ではキャンセルが相次いでるってニュースで見てみたんですけど、確かに予約でこる宿はありますが、みんな高い！感染するか分からないときにわざわざそんな高い宿に泊まってまで行かないよなぁ～。 マスメディアがこのまま感染者の数ばかりで大騒ぎを続けるなら、３連休が明けたらさらに大騒ぎになりますね、きっと。 まあ、我々は、マスクして手洗い・うがい・手指の消毒をして、今までどおり感染対策を心がけていれば良いのだと思います。 ★日本ブログ村のランキングに参加しています。 ↓　凸ぽちっと、応援お願いします。 にほんブログ村 にほんブログ村 ★撮影時期＝２０２２年１月 ★撮影場所＝埼玉県秩父市 close

秩父川端温泉「梵の湯」国内屈指で関東一の重曹泉？〔埼玉県秩父市〕