★塩化物泉は「傷の湯」「温まりの湯」！ 塩化物泉は文字通り「塩」が主成分の泉質です。 日本は海に囲まれていることから塩化物泉が大変多く、単純温泉と温泉地数でトップを競っています。 塩化物泉には太古の海水が地中で超長期熟成されて温泉になったものがあり、新潟県松之山温泉のように海…… more の温泉地でなく内陸部にもあります。 このような温泉を「化石温泉」と呼んでおり、名湯と誉れ高いものが多いです。 塩化物泉の成分は角質の中のタンパク質と化学変化を起こし、体が被膜のようなもので覆われる「コーティング効果」があります。 そのため、「保湿・保温」効果があります。 このことから湯冷めしにくく、昔から「熱の湯」と呼ばれてきました。 ただこれではわかりにくいので、温泉ソムリエとしては「温まりの湯」と呼んでいます。 そして、塩化物泉は塩の殺菌効果により「切り傷」が適応症にあります。 塩化物泉の濃さを知るには、温泉分析書に記載されている「溶存物質（ガス性のものを除く）」を見ます。 これが「５，０００mg／kg以上」だと、それなりの濃さなので温泉に慣れていない方は「湯あたり」に注意し、一気に長湯せず、少しずつ温泉に体を慣らしていくのがいいでしょう。 塩化物泉を食塩泉と呼んでいた時代、「５，０００mg／kg未満」のものを「弱食塩泉」と呼んでいたので、５，０００mg／kg未満だと優しい塩化物泉と言えます。 溶存物質が「１５，０００mg／kg以上」だと、かなりの濃さなので「湯あたり」に十分注意しましょう。 塩化物泉を食塩泉と呼んでいた時代、「１５，０００mg／kg以上」のものを「強食塩泉」と呼んでいたので、１５，０００mg／kg以上だと「濃い名湯ゆえに注意が必要」ということです。 海水が３５，０００mg／kgくらいです。 兵庫県有馬温泉の金泉は、なんとその海水より濃いのです。 湯あたりに注意が必要ですが、間違いなく名湯ですね。 塩化物泉は塩の成分による「コーティング効果」があるので、肌の乾燥を防いでくれますから、「炭酸水素塩泉」「アルカリ性の温泉」など「クレンジング効果」がある温泉に入ったあとの「仕上げ」をしてくれる温泉です。 塩化物泉の温泉地はこちら！ 　↓↓↓ 定山渓温泉（北海道）、十勝川温泉（北海道）、黄金崎不老不死温泉（青森県）、安楽温泉（秋田県）、猿倉温泉（秋田県）、夏油温泉（岩手県）、秋保温泉（宮城県）、銀山温泉（山形県）、肘折温泉（山形県）、湯野浜温泉（山形県）、磯部温泉（群馬県）、塩原温泉（栃木県）、喜連川温泉（栃木県）、関温泉（新潟県）、松之山温泉（新潟県）、瀬波温泉（新潟県）、鵜の浜温泉（新潟県）、高瀬温泉（新潟県）、湯田上温泉（新潟県）、越後長野温泉（新潟県）、六日町温泉（新潟県）、麒麟山温泉（新潟県）、赤湯温泉（新潟県）、大沢山温泉（新潟県）、糸魚川温泉（新潟県）、鷹の巣温泉（新潟県）、大佐渡温泉（新潟県）、貝掛温泉（新潟県）、雲母温泉（新潟県）、塩沢温泉（新潟県）、柵口温泉（新潟県）、八幡温泉（新潟県）、椎崎温泉（新潟県）、大沢山温泉（新潟県）、えちご川口温泉（新潟県）、和倉温泉（石川県）、片山津温泉（石川県）、輪島温泉（石川県）、中宮温泉（石川県）、湯田中温泉（長野県）、渋温泉（長野県）、磯部温泉（群馬県）、箱根宮ノ下温泉（神奈川県）、箱根堂ヶ島温泉（神奈川県）、箱根底倉温泉（神奈川県）、熱海温泉（静岡県）、伊良湖温泉（愛知県）、城崎温泉（兵庫県）、有馬温泉（兵庫県）、白浜温泉（和歌山県）、皆生温泉（鳥取県）、温泉津温泉（島根県）、三瓶温泉（島根県）、千原温泉（島根県）、小屋原温泉（島根県）琴平温泉（香川県）、小浜温泉（長崎県）、壱岐湯本温泉（長崎県）、杖立温泉（熊本県）、上天草温泉郷（熊本県）、菊池温泉（熊本県）、シーガイア松泉宮温泉（宮崎県）、指宿温泉（鹿児島県）、ロワジール温泉（沖縄県） さあ！温泉ソムリエになろう！ 　↓↓↓ 【温泉ソムリエ】 close

塩化物泉の特徴と温泉地