昔は「富士山が見えるところに温泉はない」と言われていました。 実際には箱根など富士山が見える温泉地は昔からありましたが、手前には別の山があり、富士山が温泉をつくる直接の影響にはなっていません。 そして今は、富士山が見える絶景露天風呂が自慢の「ホテル鐘山苑」がある富士山温泉や内…… more 湯からの富士山の眺めが素晴らしい「うぶや」のある河口湖温泉がありますが、歴史は浅い温泉地です。 ●ホテル鐘山苑 ●うぶや 富士山はあれだけの巨大な火山にも関わらず、富士山に温泉のイメージがないのは確かですし、実際に周辺には温泉地が少ないです。 それには色々な理由があるのですが、温泉の条件である「水」「熱」「通路」に関係があります。 専門的に言うとちょっと難しい話になるのですが、ごく簡単に言うと、富士山は比類なき高さの単独峰なので、水が熱源のマグマに出会う前に湧水として地上に出てきてしまうのです。 そして、地下深くでは温泉になっている水源があるはずですが、富士山が“蓋”になって、湧出してこないとも言えます。 岐阜県下呂温泉のような川の近くに温泉があるのは、川が天然の掘削のような状態で、地上に温泉が出てくるのですが、富士山はその逆だと言えますね。 富士山が全部削られれば、温泉が出てくるのでしょう。 さて、今回は富士山が見える温泉地に行ってきました。 山梨県湯村温泉です。 どの宿からも富士山が見えるわけではありませんが、建物が高い宿からは富士山が見えます。 今回泊まった「甲府記念日ホテル」の客室からは富士山が見えました。 「湯村ホテルB&B」は、絶妙な熱さの温泉がかけ流しで温泉が提供されており、飲泉もできます。 「杖温泉　弘法湯」は、いわゆる「ドバドバかけ流し」の「ぬる湯」で、どれだけでも長湯が楽しめます。 湯村温泉は甲府駅から車で１０分という利便性の高い温泉地です。 こんな利便性の高い温泉地ですが、突如あらわれた温泉地でなく、開湯は１２００年前なんです。 無料の温泉＆入浴法方法はこちら！ 　↓↓↓ 【温泉ソムリエのメルマガ】 close

何故富士山に温泉がないのか？