2021年のお話です。 はい、それでは今日もまた「ヘタレと行く！」シリーズ第7弾、2021年10月12日(火)～10月15日(金)3泊4日「鹿児島」温泉旅行レポ、3日目・10月14日(木)の続きを進めていきます。 さて、カオスな石像群や電子風呂など…… more 、いろいろとユニークさ満載だった『市比野温泉 世界一温泉』に入った後はようやく「市比野温泉」を離脱。 約10km・20分ほどかけて次にやって来ましたのは、南北朝時代の建徳二年（1371年）に「副田湯」として記録が残るという（Wikipediaより）700年もの歴史ある温泉街「入来（いりき）温泉」。 その入来温泉で僕らがまず向かったのは……   『入来温泉 湯之山館』です。 広々とした駐車場があり車もそこそこ停まっていたので、「こりゃあ撮影は難しいかなあ」と早くもあきらめムード（笑）。 ちなみにHP紹介文は薩摩川内市入来町にあった市営のアゼロ湯公衆浴場と柴垣湯公衆浴場の閉館に伴い、２つの源泉を楽しんで頂ける施設として平成２７年４月にオープンした日帰り温泉施設です。となっています。   駐車場の一角に無料の足湯がありました。   どうやらかけ流しのようでしたが、どうせこれから全身入浴することですし、足湯には入ってません。 てか、足湯って足だけ濡れてかえってめんどくさいんですよ、僕はあまり好きじゃない（笑）。   いざ、浴舎へ。まだ新しい感じがして、なかなか立派な施設ですね。   入口を入ったところ。受付は左側です。   産直コーナーのようなものもありました。   券売機では「市外のお客様」と「市内のお客様」のボタンが完全に分かれています。 統計のためだそうですが、市内のお客様も市外のお客様と全く同じ料金で1円も安くないのには笑った（笑）。   市外のお客様の入浴料は270円。（2021年10月現在）   男湯入口。 右手の壁の上の方にデジタルの温度計が2つ並んでいるでしょう？   実は湯之山館は男湯・女湯どちらもひとつの浴室で「アゼロ湯」と「柴垣湯」の2源泉・2浴槽に入浴できるんです。 HP紹介文は男女それぞれに源泉掛け流しの｢アゼロ湯｣と｢柴垣湯｣があり、そのほかに2つの源泉掛け湯(たまり湯)、家族湯(1室)、サウナ室が完備されています。屋外には、無料の足湯もございます。アゼロ湯は高温のため、気加熱を利用して温度を下げる｢湯ざまし｣を導入。効能を生かすため出来るだけ加水を行わないよう温度調整をしております。となっています。 また、HPによるとアゼロ湯の泉質　ナトリウム－塩化物柴垣湯の泉質　ナトリウム－塩化物・炭酸水素塩泉なんだそうですよ。 でさ。 駐車場にそこそこ車が停まっていたので、最初から撮影はあきらめムードだったんですが。 僕らが脱衣所に入ったちょうどその時、ドヤドヤと先客4名が続けざまに上がって来たんですよ。 なので、脱衣所は撮影できなかったのですが……   お客さんがいないほんの少しの間に無人の浴室・浴槽の撮影に成功！ 向かって左側が「アゼロ浴槽」、右側が「柴垣浴槽」になります。 と、その前に……   ひと際目を引くのが、このかけ湯槽。 向かって左がアゼロ湯の源泉、右が柴垣湯の源泉で満たされています。   槽の側面にはカランも付いていて、どうやらここを洗い場としても利用しているみたいですね。   かけ湯槽もザンザンのかけ流しでどす黒い沈着がかえって雰囲気を盛り上げているのですが。 んー、なんちゅうか、僕にはちょっと塩素臭が気になったんだよね～。 新しくて立派な施設、その上、人気の浴場ということですから塩素消毒も仕方ないのでしょうが。   先ほどのかけ湯槽の他にブース状に仕切られた洗い場も浴室をぐるっと取り巻くように3方の壁に用意されていて、シャワー＆カランも完備。   さて、まずはアゼロ浴槽から。 お湯の色は茶褐色と言いますか、泥水のような色をしていますね。 見た目はなかなか成分の濃そうな温泉です。   浴槽の縁には析出物が棚田のような模様をつくっていました。   湯口です。   一応飲んでみましたが、塩素臭が強くて、気持ち悪くて。 ぶっちゃけ、鹿児島で温泉めぐりをしていてここまで塩素臭を感じたのは初めてのことでしたので、ちょっとやる気がトーンダウンしてしまっているんですよ（笑）。 なので、ちょっと口に含んですぐに吐き出しましたのでよくわからないのですが、強めの塩味だったと思います。   浴感はスベ感の中にもキシキシ感がありました。 あと、入口の温度計に45.6℃と表示されていた通りちょっと熱めのお湯でしたね。   お次は柴垣浴槽。 うぐいす色とでも言うのでしょうか、お湯の色は緑がかったとても美しい色をしています。 アゼロ浴槽と柴垣浴槽でお湯の色がそれぞれに違い、それぞれに温泉の雰囲気たっぷりの個性的で美しい色合いをしていて、また、見るだけで源泉が違うことがわかって素晴らしいんですが。 んー、塩素臭がどうしても残念だなあ。   柴垣浴槽の湯口。   塩素臭と塩素味（笑）。こちらも塩味がしました。 てか、あまり飲みたくない（笑）。   アゼロ湯と同じようにスベキシの浴感。 ただ、こちらの方がよりキシ感が強い気がしました、気のせいかもしせませんが（笑）。 『入来温泉 湯之山館』、新しくて立派な施設であり、入浴料270円で2源泉・2浴槽に入れるお得な浴場だと思うのですが、それだけに塩素テイストがちょっと残念な気がしましたね。 さあ、気を取り直して次行くで～。   close

入来温泉 湯之山館〈アゼロ＆柴垣、2源泉・2浴槽に入浴可能〉＠鹿児島県薩摩川内市入来町副田