★これを知ると温泉分析書が面白くなる！ ●泉質名 「炭酸水素塩泉」「硫酸塩泉」「硫黄泉」の「三大美人泉質」かチェックします。 炭酸水素塩泉：肌の角質を分解することでツルツル＆美白になる「クレンジング効果」 硫酸塩泉：保温・保湿効果、肌の蘇生効果などによる「肌若返りの湯」 硫…… more 黄泉：メラニンを分解する「シミ予防の湯」 「塩化物泉」は三大美人泉質ではありませんが、炭酸水素塩泉、アルカリ性の温泉など、 いわゆるツルツル温泉に入った後の肌の乾燥を防ぐ効果があります。 「クレンジング系美人の湯に入った後は塩化物泉で仕上げる」と覚えてください。 ●陰イオン「塩素イオン（塩化物イオン）」「炭酸水素イオン」「硫酸イオン」１,０００mg／kg以上 塩化物泉、炭酸水素塩泉、硫酸塩泉と判定されていなくても、「塩素イオン（塩化物イオン）」「炭酸水素イオン」「硫酸イオン」が１,０００mg／kg以上含まれていれば、それぞれ「塩化物泉」「炭酸水素塩泉」「硫酸塩泉」としての特徴が出ます。 例えば、炭酸水素イオンが１,０００mg／kg以上だと炭酸水素塩泉のようなツルツル感があります。 ●水素イオン濃度（pH値） 「pH7.5以上」の温泉は、肌の角質を分解することでツルツル＆美白になる「クレンジング効果」 pH7.5の弱アルカリ性だとツルツル感がはっきりしませんが、pH8.5のアルカリ性だとツルツル感がはっきりし、pH9.0以上だとかなりはっきりしたツルツル感が得られます。 ●炭酸イオン（陰イオン） 前回も紹介しましたが、炭酸水素イオンと表記が似ていますが、炭酸イオンは泉質名に反映されない“マイナー成分”です。 しかし、肌のツルツル感に影響し、「２０mg／kg以上」でツルツル感が得られ、「３０mg／kg以上」でツルツル感がはっきりします。 ●メタけい酸（非解離成分） ５０mg／kg以上で温泉と認定される成分ですが、これが１００mg／kg以上あると、肌の修復効果や潤い効果があると考えられます。 ●メタほう酸（非解離成分） ５mg／kg以上で温泉と認定される成分ですが、これが１０mg／kg以上あると、殺菌効果により「にきび」に効果があると考えられます。 ●よう素イオン（陰イオン） １０mg／kg以上が「含よう素泉」の規定値です。 ２０１４年７月１日に鉱泉分析法指針が改訂されて、新たに加わった泉質です。 同指針が改訂されたのが約８年前ですが、温泉分析書の使用期限は１０年なので、まだ２割ほど昔のルールで作られた温泉分析書が掲示されています。 というこで、本来含よう素泉なのに、まだ含よう素泉と判定されていないものがあります。 そこで、この数字を覚えておくと、「本当は含よう素泉であることを見抜く」ことができるのです。 ●総硫黄 硫黄泉の判定法は「硫化水素イオン（陰イオン）×０．９７０＋チオ硫酸イオン（陰イオン）×０．５７２＋遊離硫化水素（溶存ガス成分）×０．９４１」で「２mg／kg以上」という複雑なルールです。 温泉分析書を見てこの計算をするのは面倒なので、 「硫化水素イオン（陰イオン）＋チオ硫酸イオン（陰イオン）＋遊離硫化水素（溶存ガス成分）」と 単純に足して「３.５mg／kg以上」だと確実に硫黄泉となると考えた方が楽です。 逆に単純に足して「２mg／kg以上」あるのに硫黄泉と判定していなければ、 おおむね硫黄泉としての効果が期待できる「隠れ硫黄泉」と考えればいいでしょう。 無料の温泉＆入浴法情報はこちら！ 　↓↓↓ 【温泉ソムリエのメルマガ】 close

温泉分析書はココを読もう！この数字を覚えよう！