玉造温泉は、90年代には各施設で大型化が進み、団体客を中心として 館内で飲食から物販までできるように、宿泊客を囲い込んでいました。 それが、2000年代に入り大体客が大きく減少してきたことから 個人客の中でも女性を意識し、地域のブランド化を進めていきます。 泉質がナトリ…… more ウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉で、且つ弱アルカリ性であることから 温泉の「美肌効果」をキーワードに絞り、温泉そのものをブランド化の基軸にしたことが その後の具体的な施策にもつながっていきます。 例えば、温泉水専用のフェイスパックタオルなどのグッズ開発や 温泉を使用したコスメ商品の開発を行ってきました。 更に、温泉街にコスメショップを構え、旅館内にはあえてコスメ商品を置かずに 観光客の街歩きに繋げる戦術により、温泉街に活気をもたらすことになります。 最近では、温泉地のブランド戦略として、「美肌の湯」をうたった温泉地を、 数多くみかけるようになりましたが、玉造温泉はその先駆けだったように思います。 個人的には温泉の泉質にこだわるので、温泉地自らが温泉そのものを消費者に PRしていくのはとても良い事だと思います。 ちなみに、残念ながら湯浴みをできませんでしたが、「湯之助の宿長楽園」の混浴露天風呂に 入ってみたかったです。 120坪もある広大な露天風呂は「沸かさず、薄めず」の源泉かけ流しになっています。 湯浴み着（紺色）もあるので、混浴に抵抗ある方でも入り易い配慮がされています。 残念ながら日帰り入浴はやっていないようです。 こちらの宿は、江戸時代に松江藩より温泉の管理者である「湯之助」を任命されました。 これは元湯の管理、湯賃の取り立て等を任された玉造温泉の総責任者であったそうです。 その屋号を今も引き継ぎ、明治元年の創業より多くの文人や皇族も宿泊されて います。 また、こちらは、2007年にオープンした星野リゾートが運営する界出雲です。 いずれの宿も、宿泊客有りきの考えから、日帰り入浴は行っていません。 更に言うと、受け入れない時間帯に掃除が出来る等のメリットもあるとも 考えられますね。 そもそも今回は日帰り温泉がやっていても、時間の関係上入る事ができなかったので とりあえず雰囲気だけでも感じられて良かったです。 次回は出雲大社や足立美術館等と絡めて、ゆっくり湯浴みしたいものです。 温泉ブログランキングに参加しております。よろしければクリックくださいませ！ 温泉 ブログランキングへ close

玉造温泉にて入湯できず