夕食は１７：３０、１８：００、１８：３０の３択。早い時間なら窓際の座席をご案内できますがと説明あり。でも迷わず１８：３０を選択するウチは・・・？食事処に着くと座席に案内され、窓際席のテーブルを眺めざるを得ないテーブルに。お酒はいきなり日本酒。風呂上がりに部屋で缶ビールを飲んじゃっ…… more たので・・・米沢の地酒雅山流を。お猪口は錫製。だからずっと冷たい。これ、お土産物売り場にあった。高くて仰天。まぁ錫だから当然か・・・お酒や魚・肉料理の選択肢が多すぎてしばし、いやかなり悩む。悩ましい。それらが決定すると、先付「花鳥風月」が登場。立体的だ・・・黒胡麻豆腐はぷるぷる濃厚。穴子の揚げたものに大根おろし。ちょっと酸味。南蛮漬け的？味が付いてるズッキーニや海老の上には豆腐と白胡麻を混ぜた白餡。カボチャとかパプリカとかエンドウとかトマトに雲丹とちょいと酸味があるトマトジュレソースがかかったもの。四角いガラスには、柴漬けが刻んで入っている鯵が載る寿司風。柴漬けがいい仕事してますなぁ。変わり寿司って感じ。大葉とか柚子とか載ってます。四角いガラスを除けると、下には茶席でも使用可能な木炭。キレイな菊の断面。台座という飾りだけなのがもったいないくらい。どれもこれもただただ美味しい。感想なんて、そんなもん。それで十分。日本酒がくいくいっと。ちゃんと進み具合をみて、中皿「西京PICCATA」。白ワインとバターのソース。湯ヶ島産大尼子の西京味噌漬けを、ほんのり火入れしたものがメイン。そこに枝豆、空豆、イクラ。ソースと尼子が抜群の相性。妻はこの料理がイチオシ。お椀「玉蜀黍のカタチ」。料理名も凝っている。冷たい玉蜀黍のすり流しの下には、鰹出汁のジュレが潜む。固まったジュレがスプーンで浮上。美味しいけど、7月の金宇館さんで食べた玉蜀黍のすり流しには負けたような。あの印象が強かったので、ちょいと不利。揚げ玉蜀黍には土に見立てたソイソルトを添えて。甘い、甘い。お造り「納涼」。裏メニューのドライチリ酢が右端に。あとは煎り酒と土佐醤油。裏メニューは望まなければ出てきません。お造りも立体的な盛り付け。鱧の湯引きは、鰹出汁で味付けした梅干しをちょいと崩して載せて煎り酒で。〆鯖は脂ノリノリ。醤油がいいね。鮪をチリ酢で食べたら・・・チリソース味。鯒をチリ酢で食べたら・・・パクチー味。刺身によってタレのどこが引き立つか、それぞれ。そんな多様性の楽しみ。魚料理は、鰻と冬瓜のスープ煮～薬膳仕立て～／稲取産金目の炭焼き　桜海老のソース　又は稲取金目煮付／かますと蝦夷鮑・夏野菜のグリル～夏の緑々ソース～、以上の実質４種から選択。で・・・妻は金目の炭焼き。桜海老90％とムール貝のソースが濃厚な海老味。妻はこれは無敵と絶賛。ちょっともらったけど、美味かった・・・私の方は横長のお皿で。かますと蝦夷鮑。横からみると不思議な感じ。かますと焼き目の付いた蒸し鮑とが交互に積まれた一品。ほろほろかますと柔らか鮑。そこに大葉や茗荷、胡麻油、その他いろいろと混ぜた緑のソースが斬新だねぇ。どっちも２切れずつ。もっと喰いたい・・・くらいがちょうどいいのかな。肉料理は、和牛もも肉のステーキ～三種のソースと共に～／和牛ロース肉冷霜雲丹包み～特製檸檬醤油～／京鴨と夏野菜の治部煮～天城本山葵添え～、の３種から選択。で・・・２人とも雲丹に釣られて和牛ロース肉の雲丹包みに。60度でしゃぶしゃぶしたロース肉に雲丹がたっぷり包まれ、そこに山葵、レモンソース、ポン酢ジュレが。セロリの葉が上に載ってましたが、そんなかほりは吹き飛ばす甘さと雲丹の濃厚さ。とにかく甘い、甘いっ♪そしてお食事「は・も・う・め・し」。つや姫ごはんを、鱧と梅干し、鰹出汁で炊いたもの。三つ葉がしっかり利いてます。おこげも出来てる。漬け物は山芋、カボチャ、胡瓜、壬生菜、柴漬け。別に山葵入り松前漬け。これが美味い♪デザート「momomomomomo」。べつに遊んでいるんじゃありません。そういうネーミングなんだから。ネーミングからすると桃の三重奏？　上には桃のシャーベット、その下にコンポート、さらに下にはムース。桃好きにはたまらん魅惑。これにて〆。なんとも満ちたりた時よ・・・・夜食も１人分だけ頼んだので、部屋に届く。どういうわけかお握りが２つ。多くないか？でもボトルに入った出汁をかけて、うまうまのお茶漬けにして食べちゃった・・・お腹一杯だよ・・・もう寝るのに・・・ close

峰温泉玉峰館　2017年8月（３）