岐阜県の奥飛騨温泉郷にある、平湯温泉に行ってきました。 平湯温泉は、岐阜県と長野県を結ぶ安房トンネルの岐阜県側の玄関口に 位置しています。 周辺には飛騨高山、乗鞍岳、上高地などの有名観光地が数多くあるので それらの観光の基点として適した温泉地です。 温泉街のバスターミナ…… more ルのビルの中に、飲食店や土産物屋も、温泉施設もあり 何かと重宝します。 ちなみに江戸時代末期には、飛騨についてに書かれた「飛州志」の中に平湯温泉についてまとめた 「平湯温泉記」という書物があります。 その一節では、 「中世の頃、甲州の武田信玄の家臣（山県昌景）が攻め入ったとき、 士卒が毒霧（硫黄）にやられ動けなくなった。 そのとき白い老猿が温泉に入り悪い足を治して跳び去った。 これを見た者は競って霊泉に浴し、すっかり元気を取り戻した。 この時以来、様々な病を持った多くの人が盛んに訪ねるようになった。」と言うような 「白猿伝説」が書かれているようです。 そんな、平湯温泉で湯浴みをしたのは、「ひらゆの森」です。 リーズナブルな宿泊施設でもありますが、スキー客や多くの観光客が 日帰り入浴を楽しむ事ができます。 内湯の大浴場と、男性は7ヶ所、女性は9か所の露天風呂があります。 泉質は、カルシウム・ナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩・塩化物泉で 胃腸病や皮膚病等に効果があると言われている温泉です。 循環や塩素消毒されていない、源泉かけ流しの温泉となっています。 源泉温度が６７.７度の高温であり、源泉名が「ひらゆの森の湯と沢水との混合泉」という事から 加水率は不明ですが、適温にする為に加水されています。 温泉分析書には、湧出量の記載がありませんでしたが、 ＨＰでは毎分６００Ｌのようです。 内湯は、梁があるので天井が高くなっていて、解放感があります。 露天風呂は、奥に向かって少しずつ傾斜になっており、 浴槽の数が多いので、どこに入ろうか迷ってしまいます。 気温が氷点下ということもありますが、浴槽によってはかなりヌルいお湯もありました。 また同じ浴槽でも、場所によって湯温が違います。 なのでベストなポジションを目指して、浴槽の中を右往左往してみました。 打たせ湯のあるこの浴槽は、湯口付近だと熱すぎず丁度良い湯加減で 長湯するにはもってこいです。 ゆったりとしたスロープを上がったところにあるのが、こちらの二つの露天風呂です。 湯の色は、ほぼ無色から、グレー、乳白色と様々ですが、この木の浴槽が一番 白濁しています。 更に温度も高めで、頭を浴槽の淵に載せて一番ゆっくりできました。 晴れ間が見えたりしても、すぐにパラパラと雪が舞ってくる奥飛騨の天気が好きです。 コロコロ変る山の天気が新鮮で、露天風呂に入っていると パラつく雪の冷たさも、心地よく感じる事ができます。 屋根がついている岩風呂は、雪が激しい時には重宝しそうですね。 　　＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 　　施設名　　　 ひらゆの森 　　日帰り入浴　10:00～21:00(受付20:30） 　　入浴料　　　 大人500円 　　　　　　　　　　子供400円 　　訪問時期　　 2016年12月 　　＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 温泉ブログランキングに参加しております。よろしければクリックくださいませ！ 温泉 ブログランキングへ close

平湯温泉　ひらゆの森