宮城でぬるめの湯・・・直ぐに頭に浮かぶのがこの駒の湯温泉です。不感温度と言われる絶妙な温度でお湯を提供してくれています。 岩手・宮城内陸地震で被災後、平成２７年に復活をとげました。うちは年に１回のペースで訪れており、今回も真夏暑い時にお邪魔いたしました。ここは冬季閉鎖温泉。営業期…… more 間もHPなどでよく確認してから訪れたほうが無難ですね。 １年ぶりに訪れてみると、また少し進化していましたよ。少しずつですが、着実に前へ進んでいます。 ［年々進化している駒の湯温泉］ 日帰り入浴 料金：４００円 時間：１０時～１７時 定休：水曜、第２・第４木曜（駒の湯のHPで確認してください） 平成２９年７月　訪問 砂利の駐車場に車を停め、少し見渡すと、以前入浴料金を支払いした場所は別の目的に使われ、新しくできた食堂部分の受付で入浴料金を払うシステムになっていました。食堂部分とお風呂部分にデッキも作られ、だんだんと仮設感が薄れるような作りになっています。お蕎麦の準備をしているご主人に入浴料金を払い、さっそくお風呂を楽しませてもらうことにしました。 手前側に男湯、奥側が女湯です。マネージャーとまあ、目安の上がる時間だけを決めて各々お風呂へ。 脱衣所は以前と基本変わらず。同時に２人程度しか着替えできない広さの狭い脱衣所。脱衣籠も１つが結構小さめなので、荷物の多い方は１つじゃ入り切らないと思います。ここを訪れる人は基本的に車だと思うので、最小限の荷物だけ脱衣所に持っていくようにしたほうが良いでしょうね。 ［脱衣所　狭いが使い勝手悪くない］ お風呂は男女別内湯×１。 オール木製の浴室は、温泉好きだったらかなり好みなの人多いはず。年月と共に、使い込まれた感が少しでてきました。これはこれで味があって良い雰囲気です。 早速手桶で使って掛け湯。４０度無い温めのお湯は行水感覚とまではいきませんが、普段熱めの湯を楽しんでいると、こういう湯も貴重だなと実感します。 ３人程度しか入れない小さな湯船のため、一人で入っただけでも大きく湯船からお湯が大量にあふれます。贅沢極まりない瞬間。鮮度抜群の湯を落ち着いた雰囲気の中、ゆの流れる音以外はたまに小鳥のさえずりや風の音など自然の音しか耳に入ってきません。 ［３名程度しか入れない小さめのお風呂］ お湯はほぼ透明。白い湯花が湯船の底に若干沈んでいました。硫化水素の香りがほのかに感じられます。湯口の所に鼻を近づけると、さらに強い香りを楽しむことが出来ます。その湯口なのですが、今シーズンもまたバージョンアップされました。形変更。カバーを被せただけ？よく分かりませんが、何か意図があってこのような形にしたのでしょう。 ［不思議な形の湯口に変更されていた］ 溢れる湯は床面にうまく設計された溝から落ちる仕組み。これだと、浴室床面全体にお湯が流れていかず、床の痛みも遅いと思います。毎度見るたびにうまい設計だなと感心。 ［お風呂をよく知る人が設計した排水］ 洗い場的なものは一応ありますが、基本的にここでは石鹸類禁止です。排水の問題があります。この洗い場部分、もし、目にお湯が入ってしまった時、洗い流すなどの目的で使用するには丁度よいなと思っています。 ［洗い場？　基本使いません］ 駒の湯でお湯を楽しむ時、この額縁に飾られた絵みたいにみえる景色もごちそうのひとつ。山の緑は目に優しく、心やすまるものです。いつも、なにか小動物でも来ないかな～と思いながらみているのですが、まともに見えたことないですね。 ［この景色が落ち着くのです］ ３人程度しか入れない小さな湯船です。湯船の反対側の縁に足が届いてしまいます。この奥行きがほんとに絶妙で、首と足首を出しながら入浴していると、１時間以上連続で入浴していても問題ない気がします。そのぐらい真夏には温度も丁度よい。 お湯を楽しみ２０分ぐらいした時、１人入ってきました。挨拶程度で特に会話を楽しむというのではありませんが、この人もここのお湯で好きできているのが良くわかります。私よりはるかに慣れている感じ。２人並んで、ただただぼ～っと窓の外をみながら入浴しておりました。 それから更に１０分か１５分経過した頃、さらにもう１人入ってきました。３人で入ることも十分可能なのですが、ここは譲り合うのも大事かなと思い、まあ、十分お湯を楽しませてもらいましたので上がることに。お湯から上がっても、汗ダラダラなんていうことは全く無く、どちらかというとさっぱり上がることが出来ます。でもしっかり、体は温まっているのですけどね。 脱衣所の外部分、お蕎麦を食べられる食堂との間にはイスが数個用意されています。待ち合わせには丁度よいです。うちの場合、基本的にマネージャーの方が先に上がって待っていること多いのですが、この時は私のほうが先にあがったようです。まあ、マネージャーと約束していた目安時間より早かったからですが。といっても、マネージャーもそれから５分もしないうちに上がってきました。やはり、後から来た客の事を考えて早めに切り上げたようです。 ［女湯］ メニューを見ながら、駒の湯のお蕎麦もかなり気にはなるのですが、既に昼食を済ませてからお邪魔させていただいたので次回のお楽しみにすることに。お蕎麦と入浴のお得なセットも用意されているようです。料金プランも毎年少しずつ変わるので行く前に予めチェックしていったほうが良さそうですね。 ちなみに、小物や駒の湯グッズも売っています。Tシャツ２０００円だったかな？ちょっと欲しいなとも思ったのですが、家にTシャツ結構だぶついていたので今回は見送ることに。結局、入浴料金しか払わず。低料金でこんなに素晴らしい湯を提供していただいている事に感謝です。 ［お蕎麦と入浴のセットがお得かな？］ 今回も休憩室を利用している人いませんでした。休憩室を利用しながらお風呂を楽しむような人が増えていけば、なおさら良いのかなと思います。うちももう少し近ければ休憩室利用しながら何度も湯を楽しむのやってみたいのですけどね。 復活後、訪れる度に少しずつ前へと進んでいる姿を見ると、お湯を楽しませていただいた事以上に、勇気とか希望とか、前向きになれるエネルギーをもらえるのがこの駒の湯の特徴ではないでしょうか。ボランティアや金銭的な支援というのも一つの形ではあると思いますが、多くの方が駒の湯を正当な料金を支払いし利用してあげることが経営者側のやる気にもつながるのではないかと思っています。 これからも、駒の湯にはエネルギーをもらいに何度も訪れさせていただこうと思っております。 今季の営業はもう少しで終わってしまうと思いますが、お時間の許す方、今の季節は少しぬるくて大変かもしれないけど是非訪れてみてください。 （ぬるくてちょっと体の温まり足りない時は途中にあるくりこま荘でもう一度湯を楽しんで温まることもお薦めですよ） 主婦湿疹　○ 駒の湯を訪れる前、栗原市の岩ヶ崎にあるチロルという洋食屋さんで昼食にしました。結構人気店で、駐車場なんてすぐに満車になります。 カントリーちっくな内装は、どことなくだいぶ前に流行ったお店の作りかなという印象。迷うぐらいメニューがあります。マネージャーはイタリアンハンバーグ１３８０円、ごまちゃんナポリタン７００円を注文。イマドキ流行りの味じゃなくてなんか若い頃にこういう味を好んで食べたな～という印象の味付け。それがまた良いのです。 ここ、盛りが良い店です。結構腹一杯になります。マネージャーが残すだろうと思ってナポリタン単品にしておいて正解。やっぱり食べきれないとごはんとかハンバーグの一部がまわってきました。 ちなみに、お客の半数以上が高齢者でしたよ。後から気づいたのですが、店の入口近くにランチメニューが書いてあったのですねそっちのほうがお得感ある気がしました。グランドメニューはやっぱり夜向けかもしれません。ここ、また栗原方面に行った時には寄りたいと思います。 久々のブログアップとなりました。以前は湯巡りばかりしておりましたが、最近はいろいろとやらなければならない事も多くなり、また、温泉以外にも楽しみを増やしていきたいと思っているため、このブログは焦らずゆっくりペースでアップしていきます。以前のように、行った温泉全てをアップするのではなく、気まぐれでアップして行く予定です。というのは、最近は再訪が殆どで新規開拓はほとんどしておりません。情報的にもかぶるし、また、鮮度悪いものにしかならないのでそのような方向で無理せずのんびりと自分のペースで進めていく予定です。 close

駒の湯温泉（宮城）　再訪２