新潟県妙高市の妙高山のふもと標高1100ｍにある燕温泉（つばめおんせん）のレポートの続きです。 　こちらは、燕温泉の温泉街からすぐ近い場所にある野天風呂「黄金の湯」です。 　スマホの感度のおかげで明るく写っていますが、実際はまだ夜明け前、午前６時前の薄暗い中でした。 　この時は…… more 平日だったので、まだ他に誰も来ていない貸切状態でした。これが土日だと夜明け前の暗いうちから入っている人もいますから、貸切状態で入るのは難しくなります。 　こちらも無料ですが、入り口にある寸志箱に多大な御芳志（200円ぐらい？）を入れてから入りましょう。野天風呂の維持費のためです。 　男湯と女湯に分かれていますので、こちらは女性の利用客がまあまあ多いです。 　しかし、男湯も女湯も入り口に扉があるわけではありませんので、覗かれる心配があり、こちらも若い女性はあまり来ないようです。（河原の湯もですが、電気が引かれていませんので、電灯も監視カメラもありません） 　入り口から反対側を見ると妙高山の頭が見えました。 　黄金の湯は妙高山へのメインの登山道沿いにありますので、前日夜に燕温泉駐車場に来て車中泊していた人がここでひとっぷろ浴びてから登山に出発する、ということもあるようです。なので、ここは早朝に来れば貸切状態で入れる、というわけでもないんですね。 　脱衣所です。 　湯船です。ここも、濃い白濁の硫黄泉。もちろん源泉掛け流し。 　温度は、ほぼ適温、ややぬるめ、といった感じ。湯口付近はそこそこ熱いです。 　湯船の中に段差があり、あまり広くはありません。 　昼間には結構多くのお客さんがタオルなど片手に黄金の湯へ向かって行っていましたけど、混んでいてあきらめたのか、入らずにUターンの様子の方が多く、温泉街の宿で日帰り入浴する方も多い様子でした。 　紅葉の時期でなければ、昼間からそんなに混むことはないのでしょうけどね。 　「黄金の湯」という名前ですが、お湯は真っ白。 　この名前は、紅葉時期に周囲の木々が黄金色に紅葉（というか黄葉）することから付いた名前なんだそうです。ナルホドネ。 　この辺りはブナの木が多いようで、ブナの葉は黄色に色付きます。黄色からだんだんオレンジ色になってから落葉するので、この時はオレンジ色も多かったです。 　紅葉を見ながら入る白濁硫黄泉の野天風呂はやっぱり格別です♪ 　泉質は「河原の湯」と同じく、含硫黄のカルシウム・マグネシウム―炭酸水素塩・硫酸塩泉、と思われます。 　温泉の詳しい泉質は、「河原の湯」と大体同じはずなので、前記事にある温泉分析書をご覧ください。 　黄金の湯や温泉街の温泉は、河原の湯より奥地のほうにある源泉から橋を渡して引き湯しているようです（たぶん）。　 　「黄金の湯」と「河原の湯」は、冬季は閉鎖になります。 　休業期間は１１月中旬から翌年５月中旬頃まで（雪解け・降雪により左右されます） 　また、営業期間中も、月曜と金曜の午前中は清掃があるため入れません（でも早朝は入れました） 　「河原の湯」に急ぎたかったので、黄金の湯ではほんの数分しか入りませんでした。それでも体はポカポカに温まり、河原の湯までの道中は暑くて上着を脱いで軽い服装で歩きました。 　黄金の湯への道と河原の湯への道との分岐点まで戻ると、温泉街の向こうの空が赤くなってきていました。もうすぐ日の出が見られそうでしたが、ここは河原の湯に急ぐことを優先しましたよ。 　さて、ついでですが、ここからは夜明け前の暗いうちに撮った、河原の湯周辺の紅葉の写真です。 　お昼頃に撮った写真のほうが日光が当たって紅葉が色鮮やかに撮れたのですが、日差しが強いと日陰部分が真っ暗になってしまうんですよね。 　夜明け前や曇りの日、雨の日なら、日陰がほとんどなくなるので、明るささえ調節してあげればそこそこ良い感じの写真になります。 　風景写真は、なるべく横長に撮りたいと思っているんですが、ここのように峡谷の紅葉と渓流を撮るなら縦長のほうが良いですね。 　スマホから見てくださっている方には、縦長の画像はそのまま、横長の画像はスマホを横にして見ていただきたいです。面倒かもしれませんけど。 　台風の接近により、妙高市も長野県も群馬県も昨日（２８日）の午後から雨となりました。 　わざわざ長野県の山林地帯を抜けて帰ってきたのですが、雨がだんだん本降りになって空も暗かったので、晴れていれば綺麗そうな紅葉の山林地帯を横目に通り過ぎてしまいました。 　写真に撮って明るさを調整すれば綺麗に見えそうな風景も、あまりに雨が強く霧にけむっていたりすると、わざわざ車をどこかに駐車して撮影する気力は起きないですね。 　長野市以南が混雑しているようだったので、国道１９号で南下してから、三才山（みさやま）トンネルで東へ向かいました。 　三才山トンネルの東のダム湖付近の山々がカラマツの山林地帯なのか一面黄色に見えたのですが、あいにくの霧の中で・・・・去年も撮りたくて撮らずじまいだった場所だったので、残念です。 　国道２５４号で群馬県へ入ると、県境付近の山々もやっぱり霧に包まれていましたが、荒船山や妙義山あたりも紅葉・黄葉に色付いてきているようでした。 　気付けば１０月も末。もうすぐ１１月に入ります。北海道の旅からもう１ヶ月が経った？早っ！ 　紅葉もだんだん標高の高い場所から低い場所へと下りてきているようです。 　今度の三連休、紅葉が見頃な所はどこもどっと混むでしょうけど、ここまで台風や秋雨前線で雨の週末が多かったですから、天気が良ければ出かけたいですよね～。 ★日本ブログ村のランキングに参加しています。 ↓　凸ぽちっと、応援お願いします。 にほんブログ村 にほんブログ村 ★撮影場所＝新潟県妙高市 ★撮影時期＝2017年10月下旬 ↓　甲信越地方の温泉のインデックス・ページはこちらです。 「とある温泉宿・日帰り温泉の記事目次（インデックス） ［甲信越地方編］」 close

燕温泉・野天風呂「黄金の湯」★夜明け前★紅葉　〔新潟県妙高市〕